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趣味を事業にする感覚!

皆さん、おはようございます!
趣味と事業の違いは、その成果物でお金を頂くかどうかの違いだけかもしれません。見方を変えれば、自分の好きなことや遣りたいこと、自分の出来ることを個人的に楽しむのが趣味
、それを誰かにお裾分けする様になると事業に近づくという意味で、両者は似たものです。



世には様々な事業の立ち上げ方があると思います。ただし、事業を立ち上げようとする方がそれを楽しんでいないと、事業を立ち上げることが目的化してしまい、上手くいかないものと思います。私の好きな事業立上げパターンは、最初は無理せず趣味の範疇から自分の好きなこと遣りたいことを行いながら、それがいつの間にか事業に変わって行くパターンです。


女性の方が、男性よりもその様なパターンの事業立上げが多く、身体に力が入らず自然体で好きなことを行っていたら、いつの間にかプチ事業になっていたなんていうことが多いようです。男性の場合は、糧を得なければいけないとか、やれ事業を立ち上げるのだからビジネススキームを考えなければいけないなど、事業の目的化から始まってしまうからでしょう。


確かに、男性勝りの事業立上げパターンもあるのですが、その為には自分の好きなこと遣りたいこと、および自分に出来ることから導き出されるセンターピンを拠り所とする自らの志や意志といった事業に込められる魂を予め可視化できる位に明確にしておく必要があります
。さもないと、事業の垂直立ち上げの軋轢の中で、自分の気持ちが折れてしまうからです。


事業というものは、確かにそのプロセスの中で様々な課題を理知的(=形式知)に判断する必要があるのですが、頭で考えるだけでなく身体で考えた経験的な知識(=暗黙知)を積み上げていくことが大切であり、その為には普通の人間であるなら、どんなに急いでも3年程度の時間を要するからです。それは、自らの事業への思いを深めていく時間でもあります。


それを度外視して、スタートアップの様に最初からそれなりの売上を期待して行こうとすることは(=楽天の草創期を思い浮かべてます。。)、事業を始めようとする創業者に必要な心の成長段階を飛び越して、自分の外側にある物理的な事業ばかりが体を為して行ってしまいますので、創業者の心が疲れきってしまい、事業が砂上の楼閣になり易いものなのです。


スタートアップ創業者の中には、その様なプロセスをモノともせず強靭な逞しい心臓で成功に導いてしまう方もいるようですが、その様な特異な創業者はほんの僅かであり、多くの者はその途中で心が折れてしまい、心身ともにボロボロになってしまうものです。事業が上手く立ち上がるか否かは、市場環境や財務問題よりも主に創業者の心の成長の問題なのです。


だからこそ、事業を立ち上げることを目的化せず、自分の好きなこと遣りたいこと、出来ることを噛みしめながら、時間をかけて楽しんでいく余裕が必要です。既に出来上がっている中小個人事業の経営者などを見ていましても、その大切な心の成長プロセスを経ないで事業を営んでいるために、夜も眠れない状態のまま日々の仕事をこなすだけの方を見受けます。


それは自分の外にある事業は日々動めいているのですが、経営者自身の思いの部分(=魂)が事業と乖離してしまってますので、いま一度、素の自分に戻って自分の好きなこと遣りたいことや自分に出来ることを見つめ直し、事業の軌道修正を行う必要があると思います。心というものは一足飛びに成長するものでなく、気付きを得ながら積み上げていくものです。


今日もありがとうございます!
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