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経営力再構築のメカニズム!

皆さん、おはようございます!
現代の人間関係は、兎角、紋切り型で対話が成り立っていない様に思えます。話し手も自分の主張をするばかりで、聞き手も相手の話しを聞き流しているようでは対話が成立しません
。互いに相手の言葉の裏に隠された言葉にならない意思を理解し合うことが必要でしょう。



「経営力再構築」という言葉には、どことなく厳つい感じがして如何にもお役所が命名した言い廻しという感じがします。もう少し言葉を補って説明しますと「中小個人事業を担う経営者の手腕を引き出す施策」ということになると思います。日本の総企業数の97%は中小企業により占められており、これに個人事業者を含めると限りなく100%に近づきます。


私にも経験があるのですが、その中小個人事業者の大方は漫然と目の前にある事業を営み続けることがやっとであり、事業を成長させるためにもがき苦しんでも、どの様にそこから脱して建設的に事業を営んで良いのかが分からないと言うのが本音だと思います。数多の経営本には、様々な経営テクニックやロールモデルが記載されてますが何の役にも立ちません。


それは事業を営むと言うことが、その事業を営む経営者の人間的な部分に依存するからであり、その経営者が自らの事業に埋没していては出来ることも出来なくなってしまいます。過去にどんなに素晴らしい専門的なスキルを持ち得ていたとしても、それは事業を行う上での方法論であって、そこからは事業の構想やビジョンなどは生まれてくるべくもありません。


また、経営力とは従業員をどの様にマネジメントするかというテクニックも意味しません。
それら全てを充足させて納めるためには、経営者が素の自分から湧き出てくる夢を語ることです。その夢を実現すべく、経営者自らが歩みを進めれば、従業員もそれを共有し同じ夢を見る様になるからです。ところが夢を語るといっても付け焼刃の夢では直ぐに分かります。


もっと素の人間として、自分の人生の原体験に基づく独自の迫力ある夢でなければなりません。その経営者が夢として描き出す器の大きさが、自らが営む事業のスケールを規定してしまうからです。ついつい遣ってしまうのが、目先の現実的な目標を夢として履き違えてしまうことでしょう。社会の風潮として桁外れの夢を語ると嘲笑されるので制御がかかります。


しかし、夢というものは自分の個性であり、他者を満足させるためにあるのではりません。最初は夢であっても、それを追い求め自己内省を繰り返すうちに、いつの間にか自分の強い意志に変わり行くものです。意志として顕在化させることによって、はじめてそこに行き着くための方法を具体的に考え出すものなのです。現代社会は方法論ばかりが蔓延ってます。


ところが、将来の夢を描き出すこと、創造する力が驚くほど弱まっているのが今の社会の特徴であり病理だと思います。模倣する対象となるものがない中で、独自の思いだけでそれを描き出していくことは大変なアート活動にも似た作業だと思いますが、それを研ぎ澄ますことが不可欠な時代でもあります。それは潜在に留まっている意識を顕在化させることです。


潜在意識を顕在化させることは、暗黙知を形式知化させるのと同じことだと思います。自分の心身に深く刻まれた思いに気付き言語化することが必要です。その為には自問自答と他者との対話を繰り返しながら、少しずつ可視化していく道程であり自分ならではの哲学なのです。漠然とした夢を強い意志にしていくためには、自らに問い掛ける考える力が必要です。


今日もありがとうございます!
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