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事業に思いを込める!

皆さん、おはようございます!
先日、コピーライターなる職業の方と初めてお会いしました。これまで仕事の存在は知っていたものの、言葉を洗練させて行くプロセスを見ていると、いかにその対象となる事象の本質に迫り、概念化された言葉を巧みに操り意味を持たせて行く作業にアート性を感じます。



歳を重ねると、結論よりもそこに至る過程でどの様な経験をし、なにを感じ取り、どの様な解答を出したのかということの方に関心が行くものかもしれません。年齢というよりも、その人間の成熟度なのかもしれません。結果というものは、所詮、それが正しいか、間違っているかということはなく、そこにどの様な意味づけをしてきたかの方が大切だと思います。


この様に考えますと、よく引き合いに出されるのが、日本の学校教育がとかく結果を重視するがあまり、紋切的にマルかバツかに偏っていることについて、これからの不透明な社会の中で生きていく上で、考える力を持った人財を育成していけないものと感じます。日本の教育を変えていくためには、企業が必要とする人材を変えていかなければならないでしょう。


まちビジネス(=地域に根差した中小個人事業)を営む経営者の方々と接する機会が多いのですが、個人差があるにせよ結論を急ぐあまり、それを目的化してしまう方や自分の思いに気付いていない方、または思いはあるのですがそれを上手く表現できないでいる方を多く見受けます。まちビジネスを行う上で大切なのは、思いを如何に可視化するかだと思います。


誰しも経営を行う上で、大なり小なり、事業に対する思いがあるものです。その思いを研ぎ澄ませていくことにより、事業に対する邪心がなくなり、目的地に向けまっしぐらに突き抜けていくことが可能となるものです。その為には、自分の潜在意識にある思いを引き出しながら意識化し、自問自答を繰り返す必要がありますがこれが独りでは難しい作業なのです。


経営者にとっても、いつも内面に何か言葉にいい表わせないモヤモヤしたものを抱えながら
日々の事業を営んでいる訳です。そこをスッキリ明確にできるかどうかが以外にも事業を成功に導けるかどうかに関わってくるものです。経営とは、事業を通して社会に対して自己表現して行く術ですので、その事業にどの様な個性溢れる意味づけが出来るかが問われます。


経営者が未だ気付いていない思いに気付くためには、その思いを引き出し共感してくれる他者との遣り取りが不可欠です。時として、敢えて言葉に出来ない思いに耳を傾ける時間を割くことも必要であり、その過程で経営者の思いに寄り添いながら表出させて行くプロセスを手助けする他者との遣り取りを通して、その思いが徐々に明確になっていくものなのです。


経営者自身が創出する事業に明確な意味が与えられた時、経営者に答えのない判断の軸が出来上がり、経営に迷いがなくなるでしょう。それは、社内外の事業を取り巻く利害関係者に対し、事業の存在意義を明確に発信して行くことにも繋がります。事業を通して社会に提供する商品に意味付けがなされることにも通じ、その様なコト商品を消費者も望む時代です。


事業規模の規模に拘わらず、これからの経営者は自身の思いを事業に込められるか否かにより、これから先行きが不透明な時代を上手く事業の舵取りを行っていけるかが問われると思います。それが出来るか否かによって、大手企業であっても明日を描き切れず没落することもあり得ますし、逆にまちビジネスであっても時流を掴み伸びゆくこともあると思います。


今日もありがとうございます!
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