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経営者の信念!

皆さん、おはようございます!
若い頃は財務スキルを活かし仕事をすることが目標となり、正直、それを活用して何を為すのかまでは頭が廻っていませんでした。なにも枠組みやしがらみのない立場で「なぜ」それを為すのかが明確になった途端、財務ノウハウはそれを実現する為の手段へと変化します。



まちビジネス(=地域に根差す中小個人事業)を営む経営者にお会いしますと、確たる信念を持ってい事業に携わっている方と、目先の事業を運営していく事に忙殺され、体の良い経営理念を掲げている方がいらっしゃいます。いえ、経営理念を掲げている事業者ならまだしも、その多くはそれすら持たないというのが大方の状況であり現実ではないかと思います。


では、なぜそもそも理念が必要かということですが、必ずしも事業を営む場面でなくとも、
人間が生きる為には個々人それぞれ多様な価値観を持ち合わせてます。生きていく中で経験や前例のない課題に遭遇した時に、その答えを見出す考えの拠り所が必要になるものです。その様な時に、自らの生き様が明確になっていないとその後の歩みを躊躇してしまいます。


どうやれば生きる目的を明確にすることが出来るのかですが、それは多分に持って生まれた資質や個性といった影響が大きく左右すると思いますが、それをベースとして様々な経験を重ねる中で思い悩んできたその深さによるものと思います。人間は自分が如何に生きるかを考え続けることが大切なのであり、答えが見つかるまで自問自答を繰り返すことでしょう。


人間は一人では生きていけるものではありません。社会との関わりの中で、自分をどの様に生かし、生かされていくかを考えると思います。特に事業を営む方々というものは、社会が抱える課題に対して事業を通してそれを解決するかということを考えるものだと思います。
ただ単に、そこに顧客ニーズがあるから自ら提供できる商品を供給するでは務まりません。


もっと本質的に、「なぜ」その顧客に対して自らの商品を提供したいのかを突き詰める必要があります。その本質的な信念が固まっていれば、目先のことに目を奪われずにじっくりと腰を据えて事業に取り組むことが出来るでしょう。目先の事業を営む上での判断に迷う困ったことがあれば、経営者自らの信念に照らし合わせて右か左かを判断することが出来ます。


だから、まちビジネスで経営理念や事業理念を打ち立てる前に、まず経営者個人の生き様を腹落ちさせるべく、自らの性格や経験を通じて死ぬまで掛かっても遣り続けたいことを明確にすることをお勧めします。まちビジネスの経営者が往々にして陥りやすい罠が、自分個人の信念を問うているのに、自らが営む事業を通してそれを見出そうとしてしまうことです。


事業を承継した二世以降の経営者にみられがちなパターンかもしれません。その営む事業の枠組みの中から自分の信念を見出そうとすると、現状の事業以上に事業を成長させることが出来ないばかりか、困難に出会ったときに大きな壁にぶち当たってしまうことでしょう。自分の信念と現状の事業が異なっていると思えば、その事業を変えてしまえば良いだけです。


事業を変えると言いましても、現実的にはそれを止めて新たに事業を立ち上げることや、M&Aによって事業ポートフォリオを組み変えるということではありません。外形上の事業にどの様な意味を持たせるかが大切であり、同じ事業を営んでいても視点や捉え方を変えれば経営者自身の信念に叶った事業へとビジネスモデルを変えていく事が可能となるでしょう。


今日もありがとうございます!
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