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「藩士の珈琲」を消費する!

皆さん、おはようございます!
外に出てみますと道路が濡れており、昨晩は久しぶりに雨が降ったようですね。
一昨日の朝のような森閑とした寒さもなく、今日は暖かいクリスマスとなるのではないでしょうか。さぁ、今年もあと一週間ですね。


毎朝、5時過ぎに起きて新聞に目を通し、気になる事をインターネットで検索しながら考え事をするのが生活パターンとしてすっかり定着するこの一年間でした。自分だけの時間に、あれこれと思いを巡らすことの大切さを感じます。人間って、人との関わりの中で生活をしていますから、振り返るとなかなかその様な時間は少ないですね。


最近、Cafe’ブームなのも分かる様な気がします。珈琲の香りと音楽が流れる落ち着いた空間に独りたたずんでいますと、自分の身体の中から新しい考えが湧き出る経験を誰しもがお持ちだと思います。身体が自分のテンポになった時に、自然と現われるあの感覚です。頭が冴えて、いろいろなアイディアが出て来ます。


Cafe’を意識した訳ではなにのですが、私も毎朝Youtubeを聞きながら、熱めの珈琲(=残念ながらインスタントですが。。)を飲んでいます。無意識のうちに、その様な空間を自ら作り出しているのですね。PCに向かう指が軽快にキーボードをタッチして行きます。思い付いたことを記しておいて、一日置いておくと記憶が鮮明になります。


珈琲といえば、青森県は弘前市に江戸時代から続く珈琲文化があるそうです。
珈琲の飲めるお寺とか成田専蔵珈琲店が有名で、それを40年もかけて風雪に埋もれた「藩士の珈琲」として、弘前の珈琲文化に磨きをかけた歴史を世に広めたそうです。弘前市は青森県内でも海に面しておらず、なぜその様な文化が息づいてきたのでしょうか。


200年ほど前に津軽藩士と農民が幕命で警備のため北海道へ赴いたのですが、栄養不足のため多くの人が落命し、幕府が万病に効くとされた珈琲豆を長崎から取り寄せ配ったことが起源である文献が残っているそうです。城下町の弘前は江戸時代に津軽家が一貫して藩主であり続けたことも政治を安定させ、文化を成熟させたと言われています。


また、江戸時代最後の12代藩主が米国からキリスト教を受け入れたことも、後の弘前の洋風文化に大きく影響しているようです。市内には、今でも洋風建築と日本建築が建ち並ぶ和洋折衷の景観が残るそうです。その様な経緯から、独自の文化に新しい文化を採り入れる進取性の高いハイカラな文化を弘前市は持つ様です。


珈琲ひとつで、ここまで歴史や文化が広がるなんて、機会があったら是非とも訪問してみたい思いませんか。これを単なる標準化された嗜好的な飲み物として捉えるだけでしたら思わず素通りしてしまいますが、この街に活きづく歴史的な背景を目の当たりにしますと、ただの珈琲ではなくなります。これがモノに意味を持たせるコトの消費なんですね。


今の時代は情報技術の発達により、すぐに様々なコトを検索して新たな知識を得ることが出来ます。あらゆるものごどにはその地域の営みに裏付けられた起源があり、それを知り、自らの生活に活かして行くことが生きる知恵だと思います。決して物質的な欲求だけからは得られない、暮らしの豊かさをもたらしてくれます。


これだけ氾濫した情報を全て見聞きしていては振り回されるだけですが、自ら必要な情報を採りに行くことにより、情報としての価値が生まれます。情報化社会とは、グローバルに大量な情報が行き交うハイウエーの様なものですが、その中から自分にとって意味あるものを取捨選択してこそ意味があるのではないでしょうか。


また、情報を得るだけではなく、積極的に情報を発信することも必要でしょう。それは、他の人が新たな知識を得る機会であると同時に、それがまた歴史を彩る事実の一つとして構成されるからです。情報化社会の本質は、密度の濃い文化の時代をもたらすものだと思います。文化と言いますと、地域文化、企業文化もあて嵌まります。


どの様な地域にも、必ずその地域が形成されてきた歴史があります。大きくは暮らしの側面と暮らしを成り立たせて行く為の糧を得る側面があると思います。互いに影響し合いながら自らの暮しが成り立ち、そして幾つかの暮しが相互に関係を持ちながら地域を形成して行きます。やがて効率よく糧を得るために産業となっていく訳ですね。


その意味ではどの様な企業にも、自らの企業が属する産業の歴史的な経緯がある訳であり、将来を見通すにあたり、ただ効率性を追求するだけではなく、その歴史を紐解くことの意義は大きいと思います。それにより、規模の経済に基づくモノ供給するスタイルからコトを供給するスタイルへと変容を促がすのではないでしょうか。


今まで私たちは、経済的な効率性ばかりを追い求め過ぎてしまい、テクニカルな知識や技術を鵜呑みにし過ぎていたのではないでしょうか。効率良く糧を得るためには仕方ない部分もありますが、必ずしもお金だけが暮らしを豊かにするものではないように思います。
より良い暮しを楽しむ創造力が必要な時代ではないでしょうか。


今日もありがとうございます。
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日本の未来予想図Ⅱ

皆さん、おはようございます!
今日はクリスマスイブですね。。街を歩いているとイルミネーションが綺麗ですね。
例年この時期になりますと、何かと忙しくドタバタ遣っているのですが、
今年は落ち着いてその時々の季節を楽しむ余裕があります。


最近、10年後の日本の社会の姿をおぼろげながらイメージ出来る様になってきました。
この1年間、世の中で起きている出来事について、それぞれがなにを意味しているのか自分なりに理解に努めて来ました。その様に見ますと、世の中の出来事にはある程度の法則というか、パターンがある様に見えます。


今年ほど、情報技術革新がもたらす新たなサービスとしてシェアリングエコノミー(=共有経済)が取り沙汰されたことはないと思います。ライドシェアリング、クラウドファンディング、クラウドソーシング他に代表される新たなサービスが注目され、これまでの有形無形のモノを所有する時代から、共有する時代へと変容しつつある様に思えます。


これまでの企業が、生産設備等というモノを所有して、それを如何に効率よく稼働させるかという観点から、規模の経済が追求されて来ました。それを実現する組織形態としてピラミッド型のヒエラルキー組織が重用されて来た訳ですが、情報技術の進化によりその先を行く効率を求める必要が出て来ました。


消費者にモノが行き渡り、ライフスタイルを大切にする暮らしをする消費者は、生活を彩るコトとして商品を受止める様になってきました。その様な社会においては、標準化された商品を大量に作り続けることだけでは足りず、規模の不経済が懸念される様になっています。事業の三要素である人、物、金を共有し更なる効率を目指す必要があります。


その結果、ワークスタイルも終身雇用で組織を担うというより、プロジェクト毎に社内外から人を集めてオープンリソースで課題を解決する方が、内容的にもスピードも高い成果を得られるようになるでしょう。提供するモノも、モノからコトへと捉え直し、積極的にシェアリングエコノミーを活用して行こうとする。


その代表的なモノが、CASEと言われる、ネットワークで繋がった自動運転の電気で動くシェアリングカーです。素材を含めた様々なメーカーが、その将来像をイメージして技術革新に邁進する、その様な姿が思い浮かびます。ただし、働き方は大幅に変わり、必ずしも会社に行かなくてもテレワーキングで効率よく働くスタイルです。


日本の経済の基盤を支える生活に密着した中小企業は、今までの大手企業の下請けとは一線を画して、品質の高いコトを少量生産できるメリットを活かし、消費者と直接繋がる様になり、オーダーメード品を提供することも考えられます。そこに目をつけた大手企業との対等な連携ということも行われると思います。


一方、情報化社会においては、消費者と供給者との垣根が低くなりますので、消費者兼供給者として、消費者であっても、いつでもスモールビジネスを起業出来る社会になると思います。自らの経験や専門性を暮らしを彩るコトの提供者として、それを共感するファンにより支えられる、そんな姿が中小企業者の理想とするカタチではないでしょうか。


また、産業革命以前の生業に近い中小企業者は、地域に密着した存在として、地域資源を直接的、間接的な自分たちのアイデンティティとして化体(=アイデンティティを表現する媒体)して広く情報を発信して行きます。それが訪れる人々からは日常の中にある非日常として捉えられ、観光資源化し更なる地域ビジネスへと好循環をもたらすでしょう。


最近着目しているのは、地域リノベーションです。大手企業が中央集権的な組織体制を維持できなくなり、自律分散型フラットな仕組みになって行きますと、必然的に行政制度も地域で自律分散型に変容して行くと思います。地域経済も上からの経済政策に従うだけではなく、自らが思い思いの活動の結果として経済が成長して行くべきです。


その為には、地域の中に暮す人々、商いを営む人々も、地域資源をブランド化して積極的に情報発信して行く必要があります。各々、思い思いの情報を発信する様になりますと、それらの情報を集約(=キュレーション)することも必要になるのではないでしょうか。草の根的に資源の本質的な意味を捉え直して発信する情報に勝るものはありません。


地域産業は、事業資源を域内で循環させ、域外からの来訪者を増やすことにより経済を成長させることが必要です。地域経営の視点ですね。そこで暮らす人々が、自ら積極的に理想的なより良い生活を創造していくことが、その様な社会を実現させることに繋がって行くと思います。是非とも、今までの慣習に捉われることなく夢を語りましょう!


今日も、ありがとうございます!
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ライドシェアリングはタクシー業?!

皆さん、おはようございます!
冬至を経て、少し日の出が早くなったかな。。と思うのは気が早いでしょうか。
どんどん月日が流れ、今年もいよいよ、あと1週間となりましたね。
自分のペースではありますが、遣れるべきことはやった感のある1年です。


米ライドシェアリング(=相乗り)のUber社がタクシー会社であるという司法判断がなされました。EUの最高裁判所にあたるEU司法裁判所は、米Uber社は「運輸サービス会社」だとの判断を示し、これによりEU加盟国がUber社に対してタクシー会社と同様の規制を適用することになります。


ライドシェアリングは、アプリを通じてドライバーと乗客をつなぐ「情報社会サービス」を提供しているとするUber社の主張に対して、EU司法裁判所の判断は「実態は顧客を目的地へ送り届ける運輸サービスである」との見解です。
情報化社会により新たなサービスが生まれて来る中で、必見すべき現実です。


法律も全ての社会の変化を捉えて作成した訳ではありませんので、時代の変容とともに実態に則した法律の解釈が必要となって来ます。今回の裁判は、バルセロナ(スペイン)のタクシー運転手団体が、タクシー免許を持たないドライバーを使うことで、公正な競争を損ねることを主張して始まったものです。


確かに現在の様に成熟した産業社会の中で、革新的なサービスを提供しますと、必ず既存産業の障壁にぶつかることになります。この世の中にタクシーという便利なサービスが生み出された時には、何も規制もなく世の中に受け入れられたのでしょうが、お客様の安全性という社会秩序の維持の観点から、徐々に規制が付け加えられてきたのでしょう。


既存のタクシー会社が安全性維持の為に支払っているコスト負担を考慮しますと、なにもタクシードライバーとしての免許を持たない個人運転手に、自らのテリトリーを侵されては黙ってはいられない気持ちも理解できます。一方、規制業種であるが為に、必要以上のコストを利用料金に転嫁されている現実もあると思います。


例えば、タクシー車内に設置されている料金メーター、ドライブレコーダー、電子マネー決済機器など一式の導入に60万円/台程度要すると言われています。タクシー向けの機器を製造している既得権益を持つ専業メーカーより提供されている為、競争原理が働かず価格が高止まりしているという課題があります。


最近、国内タクシー会社の中には、自らそれらの車載電子機器を開発して調達価格を引き下げる努力をしている会社もあります。また、情報化社会の進展を受け、スマートフォンから自社タクシーを呼びだせる様なシステムまで開発し、カーナビゲーションシステムと連動させている様です。


日本国内では労働人口の減少により、タクシー会社での将来的なドライバーの確保が難しくなっていくと予測されています。日本で先鞭をつけますが、先進国各国も何れは人口減少に直面することが現実視されています。その様な時代的な背景の中で、やはりUberが持つお客様とドライバーをアプリで繋ぐ仕組みが必要となるのではないでしょうか。


確かに、今般はUberと既存タクシー業界が真っ向から衝突する形となってしまいましたが、情報化という押し寄せる波の中で、本来は時間を掛けて両者が融合して行くことが望ましい姿の様な気がします。Uberも会社を存続させて行かなければ意味がありません。既存タクシー会社と連携しながら存続の道を模索して行くべきでしょう。


既存タクシー会社が脅威に感じるくらいUberのサービスを利用するお客様が増えているということでしょうから、世の中に必要とされているサービスであることに間違いがないということです。この様な成熟した社会ですから、ベンチャー企業といえども事業環境と調和を取りながら事業を行って行く必要があるのでしょう。


幸いにして、国内のUber社の事業展開を見ていますと、当初よりタクシー会社との連携を企図しています。それは、海外諸国に比べてタクシー業界に対する規制が厳しいことの表れでもあります。しかし、それが経済戦略特区での実証検証という形で結実していることは喜ばしいことだと思います。


情報化社会は確実に時代を揺り動かします。ただし、それを阻む今まで社会に蓄積してきた仕組みもありますので、ストレートに今日から明日にという具合に急激に社会が変容するのではなく、少しずつ変わり行くものと思います。より良い暮らしを創造する新しいサービスは間違いなく、世の中を変えて行くものではないでしょうか。


今日もありがとうございます。
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