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財務デザイン!

皆さん、おはようございます!
社長業というものは、会社に関わる全ての責任を負わなければなりません。その精神的負担は相当なものです。仕事を他人に任せるから生じるジレンマ、経験をしたこともない判断に迷う事象もあります。そんな不安定な気持ちを凌駕するくらい事業が好きであることです。



財務(=広義のコーポレートファイナンスを指す)とは、会計数値を駆使して企業の経済価値を最大限に高めることにあります。この場合の企業の経済価値を最大限に高めるには、株価という財務の結果を目的化することなく、経営に真摯に向き合い企業を取り巻く利害関係者のモチベーションを最大限高める努力をして、はじめて結果としての株価が高まります。


例えば、企業として社会に存在する課題を如何にビジネスを通して解決すべく商品を提供するか、社会にある潜在ニーズを探りあて有効な商品を提供する必要があります。その様な商品を提供する為には、ビジネスを担う人々が組織という枠組みに捉われることなく、思いおもいのあるべき自分の姿を描きつつ、それを実現すべく自律的に行動することが必要です。


また、金融機関や株主にもその企業が目指すビジョンに対して共感し、かつそれに実績が伴なわなければ、誰も資金を提供しようなどとは思わないでしょう。取引先にとっても、魅力ある企業だからこそ取り引きをしたい思うものです。その為には、経営者が人生を通して成し遂げるべき目的を理解している必要があり、それを実現すべく日々努力をすることです。


そうして初めて企業の経済的価値が最大限に高まるものだということを理解した上で、改めて財務を捉え直してみる必要があります。それは、ただ単に会計諸則や財務指標を理解しているだけでは足りず、広い視野を持って経営をデザインしたり、人的側面においてキャリアデザインの知見をも持ちうるべきだと考えます。それらを統合したデザイン力が必要です。


財務数値というものは、その0から9までの数字を読み込むのではなく、感じ取ることが不可欠だと捉えています。人間が織りなす企業や事業の営みを感じ取りながら、客観で財務数値の大きさを読み取るのと同時に、それが何を意味しているか数字で表象される人間の行為までを主観で読み解けなければ、本当の意味での企業の経済価値を理解できないでしょう。


そして、財務数値を組み立てる時は、会計諸則により選択適用が認められている数々の認識
・測定方法から、最もその企業や事業を表現する為に適していると考えられる方法を選択適用することが醍醐味なのです。確かにその際に計上する財務数値は外部との取り引に基づく客観的な数字である必要がありますが、それが何を物語っているのかを読み解くことです。


財務数字を会計として捉えれば、取得原価(=取り引き時に支払った価額)により資産に計上されている訳ですが、それら取得した個々の資産が有機的に結合されて、はじめて資産として独自の意味を持つのです。その時に、取得原価よりも遥かに価値のある資産の塊としての付加価値が認められることになります。それをどう見抜くか目利き力が問われるのです。


そこには技術やノウハウなど人間の英知が込められていますが、それらの価値をどの様に認めるかは、ただ単に財務数値を追うだけでは見えてこないのです。逆に新たに事業を創出する場合でも、企画する段階からそれらを構成する資産の塊の価値が見えている必要がありますし、それと同時にビジネスモデルやストラクチャーを描き出しデザインしていくのです。


今日もありがとうございます!
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