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躍進するドン・キホーテ!

皆さん、おはようございます!
10月も後半に差し掛かって来ました、早いものですね。
朝5時に起床しますと辺りはまだ真っ暗です。30分位すると空が白みはじめて来ます。
コーヒーを飲みながら新聞を読んだり、ブログを書いたり、一番落ち着く時間です。



ドンキホーテホールディングスがユニーファミマホールディングス傘下のスーパーマーケットであるユニーを子会社化するようです。元々、両ホールディングスは資本業務提携関係にあり、今回の取り組みによりその提携関係をより一層強固なものにして行くことも視野に入れています。


今回の子会社化は、業績不振のユニーの店舗を梃入れすることが目的となっています。
昨年、既にユニーの一店舗をドン・キホーテへ業態転換したところ、業績が大幅に改善した実績を受けての取り組みです。ドン・キホーテとしては、今まで手薄であった生鮮食品を強化することも目的となっているようです。


ドンキホーテホールディングスは、ユニーを子会社化することにより売上が1兆7千億となり、イオングループの8兆円、セブン&アイグループの6兆円に次ぐ規模となるようです。成長性という点では、小売業の2巨大グループを凌ぐ勢いを持つドンキホーテホールディングスを取り込もうとする伊藤忠商事グループの戦略が窺い知れます。


スーパー業界もチェーンストアオペレーション理論を欧米より導入して規模の経済を目指したのが高度経済成長期であったと思います。その後の2度に渡るオイルショックを背景に、M&Aによる合従連衡が進み業界再編に至っています。そんなスーパー業界も、売れ筋商品に商品種を絞り、価格訴求を進めた為に更なる価格競争に追い込まれています。


その様な中で、多品種商品を低価格で提供する独自路線を歩み躍進するドン・キホーテに注目が集まっても不思議はありません。ドン・キホーテは大手スーパーの様に店舗を標準化せずに、各店舗毎に商品仕入れの裁量を任せているという違いが、消費者にとって商品を探す楽しさや、値段に対する満足感として現れているものと思います。


確かに、チェーンストアオペレーションの導入により、買回り品の価格が下がり消費者の便益が向上したという点においては、社会にとって評価に値するものがあります。
しかし、その便益も一巡すると、スーパー各社は更なる効率化を追求して、売れ筋商品に取り扱い商品種を絞り込むという行動に出ています。


消費者にとっては、商品を選ぶという自由を制限されてしまい、買い物の楽しみが減少してしまっているということが出来ると思います。買回り品なので、日々の生活の効率を考えますと、それほど心理的な苦痛ではないかもしれませんが、これが耐久消費財や趣味品となりますと、消費者のライフスタイルに合う逸品を探し求めたいものでしょう。


本来、消費者にとって満足のいく商品というものは、生産者の顔が見えて、その生産者の商品に対する思い、考え方が伝わって来るものではないかと思います。ところが、いまの社会は全てにおいて規模の経済や効率性を追い求め過ぎているが故に、商品の生産に関わる人たちが分業化されてしまい、誰が作っているのかが分からなくなっています。


生産者個々人にとっても、商品企画、商品開発、商品生産、商品販売が各々独立した部門、更には別法人に機能が分化されてしまっている為、モノづくり対する愛着が薄れ、機械的になってしまっているのではないでしょうか。その様な中で、生産者側の無責任な不祥事が増えていますので、消費者の信頼感まで損なわれていると言えるでしょう。


最近、個々人の消費動向について、モノからコトへ転換していることを取り沙汰されることが多いと思います。これは、社会の行き過ぎた分業化、標準化、効率化に対して私たちが危機感を覚え始めているからではないでしょうか。過去の良き時代に対する郷愁と見ることも出来ますが、部分最適を追求し過ぎた結果だと思います。


消費者と生産者との間に信頼感があって、はじめて商品性が追求されるものではないでしょうか。いまの社会の仕組みは、人間と人間の信頼できる結び付きを疎外しているので、逆に私たちは繋がりを大切に思う様になって来ているように思えます。その切っ掛けが、情報技術によるソーシャルネットワークということもあるかもしれません。


また、行き過ぎた部分最適を全体最適化する為に、AIの様な情報技術が負う役割も大きいと思います。しかし、どんなに情報技術が進展しても、最後は人間と人間の現実のコミュニケーションによってしか、信頼関係を築くことは出来ません。社会が進展すればするほど、意識的に友好な人間関係を育んで行く必要があるでしょう。


今日もありがとうございます!
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