誰にも聞けない経営財務戦略!

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ある社外CFOの生き方!

皆さん、おはようございます!
物事を空間把握的に立体的に俯瞰することが天賦の才能であることに気付いたのは最近のことかもしれません。特にビジネスにおける利害調整の場面で、相手の希望や距離感を測りながら、そこに財務数字でメモリを振るようにして具体的なアクションを起こして行きます。



還暦を迎えるこの歳になりますと、やはりこれまでの様々な経験を通じて培ってきた判断力が冴えわたってきます。それに甘んじることなく、まだまだ学びに対しても余念がありませんが。やっと自分の思惑や拘りに捉われることなく、素直な自分を表現できるようになっていますので、そろそろ自分の人生の集大成として事業を通じて理想の社会を描き出したい。


理想の社会とは、将来に対して希望の持てる伸び伸びと自己実現が果たせる枠組みを創ることです。多くの方々は人生の大部分を糧を得るためのビジネスに費やしていますので、そのビジネスの場面で希望を持ちながら自己実現を図る連鎖を創ることが理想でしょう。相互扶助ではありませんが、ビジネスという人と人との関りをより良い方に導きたいと思います。


これまで社外CFOとして、いくつかの中小企業の経営に携わってきていますが、いよいよその理想の社会づくりに向けた土壌が整いつつあるようです。社外CFOというタイトルに捉われることなく、自分でなければ出来ないことで大車輪で回すことが社外CFOとしての私の役割であるようです。中小企業には現場や実務はありますが希薄な経営が否めません。


もちろん中小企業にも進んでいきたい目標があります。それを現実的なより良き方向に導きながら自分の思いを重ね合わせていくことが醍醐味かもしれません。いまの社会はこれまでの産業構造が瓦解しはじめてますので、企業の規模に拘わらずしっかり意志を持っていれば
、業界の底辺に甘んじることなくリーディングカンパニーとして躍り出ることが出来ます。


その際に必要なことは、企業にとっての最大の資源である人財の力を如何に最大限に引き出すかでしょう。人間というものは自分が遣りたいと思う目標に向かって歩んでいる時に最も力を発揮するものです。大切なことは、それを一人で行うよりも企業という枠組みの中で仲間と分かち合いながら一緒になって自律的に実現していくことす。寄り添うことなくです。


その為には企業として向かうべき目標地点と人財個々人が目指すべき所が共有出来ていることが大切なことは言わずも知れたところでしょう。そんな企業としての枠組みをデザインすることも自らに課せられたテーマだと受け止めています。私なりの理解では、その企業の人的部分の構造をデザインすることもビジネスモデルを構想することに含まれると思います。


財務計数という尺度を用いて3次元でビジネスモデルに目盛りを振って効果測定しながら、その企業が目指すべき理想形を描き出して行くこと、またそれを皆で力を合わせて実現させていく躍動感が遣り甲斐でしょう。それに埋没することなく客観的に俯瞰できるように自らの視点を広げるように工夫することも、自分に課せられてる責務であると認識しています。


それから、その企業に自らもまた埋没することなく、自分の夢を追いかけ続けることも必要です。自分の人生を大切にできなければ、他人に喜びをもたらすことは出来ません。自分がそれを行っていて楽しいから、他人にその楽しみを分かち合って楽しいものなのです。その感覚がなければ不安感に苛まれてしまいます。それを凌駕する楽しい希望が大切なのです。


今日もありがとうござます!
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自信を持って仕事をするということ!

皆さん、おはようございます!
少しばかランナーズハイ状態にあるかもしれません。ただ今回の感覚の違いはきちんと自分を持ち自分を見失わずひたひたと結果を残しながら走り続けていることでしょう。腹の奥底から湧き出てくるエネルギーを感じながら、頭が冴えわたり全身で邁進しているようです。



自分で事業を行っているか会社に勤めているかに拘わらず、自信を持ち仕事を行うということはどういうことでしょう。周囲を見渡していて自分の仕事に自信を持って仕事をしているのか、責任感に対する不安に抱かれながら仕事をしているのかは、その言動を見ていれば直ぐに分かるものです。仕事というものは自分の身を置きに行くものでなく楽しむものです。


自信を持って仕事を行うためには、その仕事を目を瞑っていても出来る位に自分の身体に刻まれた経験も必要なのですが、それだけでは十分条件にはなりません。同じ仕事を行っている様でも、その時々に応じたシチュエーションの違いによって、全く同じ仕事というものはなく、仕事を取り巻く利害関係者の違いに応じてやり方を変えて行く必要があるからです。


会社に勤める経営ボードに参加する方から良く聴く話として、会社の判断軸が分からないから仕事を進めていくことが不安で怖いというものがあります。その気持ちも手を取るように良く分かります。その会社に培われてきたDNAや世界観といったものが判断軸として顕在化していれば、それに従って仕事を進めて行れば大過なく揶揄されることもないでしょう。


一方で未だ成熟期にない成長著しい伸び盛りの会社の経営者というものは、リスクに対して物怖じすることなく、どんどん新しいことに手を付けてぐいぐいと会社を牽引していってしまうものです。そんな勇姿を目の当たりにしながら周囲はよくも不安に駆られることもなく
、どんな経営哲学を持って邁進しているのであろうかと不思議に思われるかもしれません。


そんな経営者も実は明確な経営哲学や事業方針を持ち合わせているものでなく、野生の勘を頼りながらその時々を楽しみながら仕事をしているだけだと思います。もちろん社会に対して仕事を描き出していくということは、それなりの精神的な重圧と責任が付き纏うものですが、それよりも勝る出来るという信念に裏打ちされた気持ちで仕事を楽しんでいるのです。


確かに主従関係に立ってしまうと、全ての判断基準は経営者の考え一つで決まってしまうので、従たる立場にいる経営ボードメンバーの方々にとって遣り難さを感じてしまうかもしれません。しかし視点を変えれば、会社が進むべき道さえ共有できていれば、あとは自己裁量で自分の判断軸で仕事を進めて行って欲しいというのが経営者としての願いなのでしょう。


自信を持って自分の仕事を進めて行くということは、自分なりの世界観や価値観を拠り所として自由に自らを律しながら責任を感ずる間もなく邁進して行くことなんですね。その為には会社として目標とする到達地点を共有していることは必要なのですが、それ以外は全て自己裁量で仕事を進めていくことが必要であり、それを乗り越えると自信が出て来るのです。


では、どうすればその様な境地に立てるかですが、自分に出来ることを仕事にするはあたり前として、まず自分がその仕事を楽しまなければいけません。仕事というものは結果的に他人の為に行うものですが、それ以前に自分が心豊かに楽しめて幸せでなければ、その幸せをおすそ分けすることが出来ないからです。楽しい仕事は責任を感じている暇がありません。


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事業再構築の醍醐味!

皆さん、おはようございます!
因果応報。目覚めのまどろみの中で思い出した亡き父から言われた言葉ですが「自分の行いの善悪に応じて、その報いが自分に返ってくる」という意味です。誠意をもって仕事を行っていても、相手に伝わらないことも時としてありますが、自分を信じ続けることでしょう。



ビジネスモデルデザインを主に財務構造から導き出すことを天分として、中小企業の事業再構築を行うことを生業としてます。その様なことを依頼して来る企業の多くは、斜陽産業に位置し業績が低迷しており、ちょっと間違うと破綻しかねないところまで追い込まれている場合が多いものです。私の性格からして、その様な企業に出会うと何とかしたくなります。


どの様に存続が危ぶまれる企業であっても、永年の業歴があれば必ずと言って良いほど祖業から受け継がれた固有の技術やノウハウといった事業資源を持つものであり、それを時代の流れにマッチさせてビジネスモデルをリデザインできれば事業の再構築を果たすことが出来ると実感しています。世に生み出された事業は公器であり存続させてこそ価値があります。


汗水垂らした実直な労働の結晶である事業というものは、人間の崇高な営みである仕事以外の何ものでもありません。特に中小企業というものは、個々人がいつどうなるか分からない不安を抱えつつ真摯に事業に向き合ってきた仕事の結果であると言えるでしょう。私は、その暮らしと仕事が表裏一体となった中小企業の人間臭さに絆されているのかもしれません。


その様な感覚を持つに至ったのは、信用金庫時代に泥臭く担当地域の個人宅や店舗、事業所を一軒ずつローラー営業を行いながら人間の機微に触れたことと、その後の大手流通グループのディベロッパーの破綻を通して会社再建業務に携わってきたことと関係があるかもしれません。人が好きであることと人間の営みの結果である事業に対して心揺り動かされます。


だからかもしれませんが、事業再構築を行う時はこちら側が主役ではなく、あくまでも中小経営者が主役となって自律的に腹落ちさせながら取り組んでもらうことにしています。こちらが結論だけ言って実行しても事業再構築を実現することは難しいからです。急がば回れ時間は掛かるかもしれませんが経営力再構築型伴走支援を施すことをモットーにしています。


ただこの事業再構築業務は、一歩間違えれば経営破綻という不安感と両隣の中で希望を持ちながら、膨大な作業量をともなう業務を遂行していかなければなりませんので精神的にタフでなければ務まらないものと思います。それにも拘わらず半ばボランティア的に取り組まなければならい矛盾を抱えつつ、自分を信じてお客様の希望を叶えていく優しさも必要です。


少し現実的な話かもしれませんが、コロナウイルス禍で実施された施策である「ゼロゼロ融資」の元本返済が開始されるタイミングが近づき、無意味な資金補填によって生きながらえた構造的業績不振企業が顕在化される時期が迫っていますが、それら企業に対して事業再構築を実施する不足する専門家に対して補助金を支給しながら底上げすることが待たれます。


最近、俄かにゼロゼロ融資の弊害が囁かれ、中小企業の抜本的な事業再構築の必要性が目に付くようになっています。その様なことは、ゼロゼロ融資を実施した時から分かっていたことであり、本来ならゼロゼロ融資とパッケージで事業再構築を条件として行うべきであったと思います。付け焼刃の対処療法的な施策は、後になって社会に爪痕を残すものでしょう。


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