誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

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企画・計画・開発!

皆さん、おはようございます!
トヨタ自動車グループで不祥事が続いていますが、これはトヨタに限った話ではなく潜在的には多くの大手企業が抱える問題だと思います。日本のお家芸であるはずの全社が一丸となった結束力が仇となって、問題を隠ぺいする方向に働いてしまっているからだと思います。



企画、計画、開発ともに新たに事業や商品を創出する為に避けては通れない過程です。アイディアを源泉とする構想を企画書にまとめコンセプトや方針のオーサライズを受けられたら
、その企画を具体的に実行して行く為に必要な計画に落とし込む必要がありますし、計画に基づいて新しい事業や商品を開発していくことになります。一体不可分な業務と言えます。


企画業務と計画業務は兼ねている場合が多いのですが、開発業務は対外調整業務が必要となりますので、企画・計画業務と開発業務を分けて考える方が良いでしょう。これが中小企業になりますと、その様な専門性を持ち合わす人財を雇い入れる訳にもいかないので、社長がそれら全ての業務過程を行うことになります。ただし、その様な知見を持つ方は皆無です。


また、どの様な場面で企画・計画・開発という業務が必要になるかですが、新たに事業を立ち上げる場合や新たな商品を上市しようとする場合以外にも、社内の運営業務を改編したり創り上げることまで含まれるものと思います。それぞれの職務経験の違いによって、自分が専門とする業務が異なっていて当然でしょう。これから益々その必要性が高まるでしょう。


私の場合は、事業再構築の企画・計画・開発業務に長けていると思っています。それを経営と事業の観点から捉えて行くことです。これまでに組織体制やオペレーション体制の改編という観点からも業務運営プロセスを企画・計画・開発を行った事がありますが、やはり得意とするのは財務構造を空間的に把握しながらビジネスモデルを構想し具体化することです。


企画は、新しい目的や目標をかなえるための企てや目論見を指します。ここでいう目的や目標は既存のものではなく、新しく始めるものを指します。ビジネスシーンでは、新しい事業
・製品やイベントなどを立案する際に企画という言葉をよく使いますが、何れの場合でもアイディアをそのその拠り所として、現状とのギャップを埋めるべく構想することでしょう。


計画は、目的や目標を達成するために、予め手順や方法を考えることを指します。未来に向かって物事を企てる企画とは異なり、既に定まっている目的や目標を成功させるための戦術を練るのが計画です。しっかり計画を立てておかないと、途中で資金が途絶えてしまい事業が行き詰まってしまうなど、逆に計画が細かすぎても修正が大変になったりするものです。


開発は多岐にわたる概念があります。土地や資源の活用による産業・交通の促進など、土地や鉱産物、水力などの天然資源を活用し、農場や工場、住宅などを創り、その地域の産業や交通を盛んにする事を意味したり、新しい技術や製品を実用化することも開発の一環です。英語のデベロップメントの語源などを知れべても、実際に開拓するという意味があります。


この企画・計画・開発という業務は、もともと縄文時代より人間に備わった能力だと思います。それが企業というピラミッド型階層組織の中で役割分担がなされ、専らその業務ばかりを担うことになっただけでしょう。どの仕事でも同じですが、自らの仕事にどれだけ自分の魂を打ち込めるかが大切だと思います。それも曇りのない清らかな心の持ち方が大切です。


今日もありがとうございます!
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群馬銀行のまちづくり新会社!

皆さん、おはようございます!
今年最大の山場である2月もゆっくり時間を経過しながら峠を越したように感じてます。大きく鉈を振るって方向付けを行ったので、あとはそれら大テーマに従って一歩ずつ駒を進めながら具体的に成就させていくことです。自分で企画し開発していくのが一番楽しいです。



群馬銀行は、同行の投資専門子会社と伊香保温泉の旅館など3社がまちづくり会社を共同設立したと発表しています。新会社は休業中の旅館を改修して、飲食店や物販店などを開業させるさせる計画です。地元企業と連携し、温泉街の活性化を目指しています。設立した新会社の商号は「石楽(=せきらく)」といい、群馬県の前橋市に本拠地を置いてるそうです。


石楽は、群馬銀行の100%子会社であるぐんま地域共創パートナーズが運用するファンドから出資が行われており、他にも温泉旅館を運営する千明仁泉亭、うんどん店を経営する大澤屋、ならびに地域のイベント企画などを手掛ける伊香保おかめ堂本舗が出資しているそうですが、資本金や出資比率はともに非公開です。いわば地域会社という位置づけでしょう。


新会社は同温泉石段街の中腹で休業している築100年超の市川旅館(=地上4階、地下1階)を取得し改修後、1~2回に大澤屋が運営する飲食店、2階の一角に千明仁泉亭が営むセレクトショップを入居させ、半年後を目途に開業を果たすそうです。他の階の活用方法は検討中ですが、今後、テナントを募集する計画を持ち、収益物件として活用するそうです。


この市川旅館の立地状況は分かりませんが、きっと伊香保温泉街の目抜き通りに位置する好立地物件なのでしょう。閉館したままでは温泉街の地域活力が低下してしまうので、市川旅館のメインバンクである群馬銀行が働きかけて実現したスキームではないかと思います。当初は温泉旅館として事業承継してくれる相手を探していたと思いますが難しいのでしょう。


そこで採算ベースに乗せることが難しい温泉旅館として再生させることをあきらめ、せめても飲食店や特産品を扱うセレクトショップをはじめとするテナントを誘致し、まちの灯りを灯し続けることを選択したものと思います。きっと3~4階のスペースにテナントを誘致出来て初めて利益が出る売買価格で新会社が市川旅館から不動産を取得したものと思います。


少々付け焼刃的な感じが否めないまちづくりですが、ビジネス構築をコーディネートしたのは、ぐんま地域共創パートナーズなのでしょう。同社は群馬銀行の100%子会社で、地産地消型再生可能エネルギーへの投資を行うなど、地域創生に特化した案件に投資を行うファンドの運営会社です。事業領域は多岐に渡りコンサルティング事業なども手掛けています。


あくまで機関投資家ですから金融の匂いが強すぎるのも止むを得ませんが、ヒト・モノ・カネ・チエによって地域に活力をもたらす投資を行っていくことをポリシーとしてます。機関投資家としては異色なぎりぎりの地域貢献ビジネスなのでしょう。機関投資家というタガを外して同社自身が商社機能を持った方がもっと自由な活動が出来るのではないでしょうか。


これからの社会は、ヒト・モノ・カネ・チエが中央集権型ではなく地域分散型に向かっていくことでしょう。ただし、まだまだこれ迄の方法論で地域分散を行おうとしている所に限界があると思います。本来の主旨から外れてしまっているかに見えるクラウドファンディングなども、新しい金融のカタチとしてもっと変化を遂げる必要があると受け止めていいます。


今日もありがとうござます!
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ビジネスの拠り所!

皆さん、おはようございます!
50年間傾注し続けてきた仕事から引退することを自ら決断することはなかなか出来ることではありません。様々な思いが走馬灯の様に彼の中を駆け巡り男泣きしてしまい、思わず貰い涙を流してしまいました。それに比べ40年足らずの経験なんてまだ小僧っ子でしょう。



コーポレートファイナンスの教えに従い企業の経済価値を最大化したり、その企業が持つ事業資源を見極めて新しいビジネスモデルをデザインすることは、自らに与えられた天賦の才能であって磨き上げてきた技に過ぎません。その才能を生かすことが出来るか否かは、心に曇りない感受性を持ち社会を大局的に俯瞰しながら人との関りを良好に保つことでしょう。


人間なんて社会に生かされる存在であると同時に、自分を大切にすることかもしれません。
自分が心地よいと思うことを大切に育て上げながら、その気持ちをもって他人に接することが結局は良好な人間関係を育み、社会に影響を与えていくものだと思います。あまり他人とロジカルに向き合うことなく、緩やかな関係を保つことが生きる上でのコツだと思います。


そんな社会の関りの中で生きる人間だって、大自然の中に包摂される存在であることを考えますと、個人や社会なんて小さな存在かもしれません。その様な大らかな観点で物事を捉えればビジネスなんて他愛のないものでしょう。人間が生きて行く為のただ糧を得るための営みに過ぎません。それを欲する他人がいるから自分が生産したものを分かち合うことです。


躍起になってビジネス、ビジネスと数字を気にしながら切羽詰まって売り上げを追い求める姿は、私たち人間にとって尋常な姿ではないと思います。もっと仕事を楽しみながら後から数字が付いてくるのが理想でしょう。その為には自らの視野を大きく広げながら好奇心いっぱいに楽しむことが必要です。まずは人間としての自分を創ることがビジネスに大切です。


私自身も会社を整理したことがありますが、支援する会社の中に業績不振がたたって時として整理をせざるを得なくなる場合もあります。会社を続けるか止めるかなんて紙一重で心の持ち方ひとつなんですね。確かに会社にお金が無くなれば事業を続けることが難しくなりますが、そこに人が存在している限り営みを続けることは可能であり思い一つだと捉えます。


純真な心でビジネスを捉えれば、どんなに大変な会社の局面においても情熱を傾け楽しむことが出来るものです。それを自分から遊離した存在として会社で捉えてしまっては心が折れるばかりです。思いを傾け自分に出来ることを形にしていく心構えが必要です。今の社会は分業体制が蔓延ってしまっていますが、それを前提にビジネスを捉える必要はありません。


モノやサービスを提供する原点は人間の肉体を用いた労力なのですが、その部分が機械に置き換わりテクノクラート化してしまっていることに実感のともなわない仕事を生み出してしまってる現代社会の病理があるのです。頭ばかりを使う仕事が蔓延ってしまっては、実感のこもったモノやサービスを提供できないばかりかビジネスの本質を理解できないでしょう。


生憎、私自身モノづくりが出来ないビジネスマンとして育って来てしまっています。そんな自分に不甲斐なさを感じながらも、生産の三要素である労働力、土地、資本を活用して自らを完結させて行きたいと感じています。ビジネスの本質は土地の上に存在する自然資源を活用してモノを創り出すことだと思います。その様なビジネスはいつの時代も強いでしょう。


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