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経営力再構築伴走支援!

皆さん、おはようございます!
中小企業庁が中小企業に対する支援の枠組みとして「経営力再構築伴走支援」という経営者の意志の傾聴に重きを置いた支援策をこの4月より展開しています。私も中小経営者の悩みを解決し、思いを事業に反映させる方法として独自にカウンセリングを用い先駆けてます。



中小企業庁が力を入れ始めている「経営力再構築伴走支援」という方法は、これまでの支援者による一方的な指示を改め、もっと中小経営者の悩みや思いに焦点をあてカウンセリング手法である「傾聴」を用いて、自助努力により骨太の事業再構築を果たしていこうとすものです。3年前より中小経営者をも含めた懇談会を通して実効性高い手法を模索した様です。


これまで各種専門家による中小企業支援では、経営者個人が抱える悩みを注視することなく
、第三者によって付け焼刃的に課題解決がなされてきたことから、中小経営者は腹落ちしておらず持続性に問題があると受け止められていました。コロナウイルス禍によって事業が傷んだ中小企業が顕在化されることが予想される中で、対処すべき喫緊の課題だと言えます。


多くの中小経営者は、私にも経験のあることですが、忙しさに感けながら事業運営に携わっており、傍からみればさぞ精神的に充実しているように見えますが、実はなぜその事業を営んでいるのかという意志すら不明確であるものです。自らの意志が固まっていませんと、事業を営む上で必要な判断の拠り所がブレてしまいますので、業績がついてこないものです。


では、どうすれば経営者自らの「志」を明確に深掘りできるかですが、それは精神的な余裕を持って自己内省を繰り返しながら哲学をするしかありません。ところが数多の経営者は日
々の業務に追われてしまい精神的な余裕すらないのが現状なのです。しかし、くどい様ですが志を顕在化しない限りは、自ら営む事業を成長させることには覚束ない現実があります。


なぜ事業を営むのか、事業を通して何を実現したいのかという自らの生き様を事業に投影できなければ、事業は目的地を見失ってしまいダッチロールによって経営資源の集中と選択すら出来ないでしょう。そこに経営者の意志という軸が刺さることによって、はじめて事業が安定するものなのです。それでは、どうすれば経営者が効果的に志を打ち立てられるのか。


通常、多くの経営者は志が不明確であるために業績も悪化するという負のスパイラルに嵌まってしまいす。その様な悪循環自体が経営者にとっての最大の悩みであり、経営ノウハウの欠如といったことは二の次の問題なのです。その様なジレンマから抜け出すためには、カウンセリングを用いることも有効だと思います。第三者によって傾聴をしてもらうことです。


傾聴とは、共感して貰える他者に自分の内なる悩みを聞いてもらうことですが、それによりいっぱい一杯であった心に余裕ができ、冷静かつ客観的に自分を俯瞰しながら見つめるようになるものです。そんなに直ぐ効果が出て来るものではないかもしれませんが、それを繰り返すことにより人間は深い自己洞察と内省を通して、精神的な成長を遂げるものなのです。


安定的に事業成長を果たしている中小経営者をみていますと、必ずや誰かしら信頼できる相談相手を持っているものです。それが一緒に創業した参謀であることもありますし、外部の第三者ということもあるでしょう。社内で社員に対して本音を語れない孤軍奮闘する経営者にとって、素の自分を認め受け入れてくれる相談相手を持つことは、大切なことなのです。


今日もありがとうございます!
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話し上手と聞き上手!

皆さん、おはようございます!
5年毎の宅建取引士更新手続にともなう法定講習に参加してきました。約1時間の講義が6コマあり宅建業法、都市計画法、税法などの改正要点をコンパクトに纏められた説明を受け
、これは有り難いと思いながらもどんどん複雑になる法体系に思わず閉口したくなります。



最近、聞く技術など数多の書籍が出版されており、これも一つの社会現象なんだと感じさせます。これまでの社会は、生活の場面でも、ビジネスの場面でも、どちらかといいますと聞き上手より、話上手の方が何かと得をしており、出来ることなら話上手でありたいと羨望の眼差しを受けていたと思います。それは他者を説得する技術に長けているからでしょうか。


確かにプレゼンテーションなどで、それを聞く人々のハートを射止めるように流暢で軽快な話術で説明を受けますと、その話しに引き込まれ格好良くさえ見えてしまうものです。果たして本当に聞き手の信頼を得られるのでしょうか。人間は誰しも自分のことを話したいものであり、その欲求を抑えながら他者の話しを聞くことは苦痛にすらなるのかもしれません。


これまで話上手が持て囃されてきたのは、経済が右肩上がりで規模の経済を追求する風潮だったからではないでしょうか。それは人々が物質的な欲求を満たすことに重きを置いていたからであり、ヒトの気持ちよりもモノの存在が主役の時代であったからかもしれません。そして、満たされない精神的な欲求を物質的な欲求でごまかすことが出来なくなっています。


それは、人間の心の中にぽっかりと隙間が空いてしまっている様な感覚であり、その満たされない隙間を埋めるためにどうしたら良いかを無意識のうちに考え始めているのでしょう。
潜在意識の中で、誰かに自分の気持ちを分かって貰いたい、そして精神的な安定を保ちたいというのが人間としての本能だと思います。だから無意識の内に話しの聞き手を求めてる。


最近では情報技術の発達によってSNS利用者が凄まじい勢いで伸びていますが、その風潮もそこにコメントをつぶやく人々が自分の話しを聞いてくれる他者を暗に求めているからと見ることが出来るでしょう。その様な社会であるからこそ、円滑な人間関係はこれまでの様に話しをすることから始まるのではなく、話しを聞くことから始めるべきだと思うのです。


ところが、いざ話しを聞こうとしても、私たちは意外に話しを聞く技術を理解していないのではないでしょうか。だから話しを聞く技術を教えてくれる書籍が売れているものと思います。話しを聞くことにより人とつながる、そんな精神的な欲求を満たす社会に移行しているものと思います。人それぞれ自分ならではの思いや考え、主義主張があるものと考えます。


社会の中で暮らしていくということは、時としてその利害が対立してしまいストレスを溜め込んでしまうものでしょう。その溜め込んでしまったストレスが最高潮に達してしまうと、人間は心身ともに変調を来してしまいます。本人は、その様な状態を客観的に俯瞰することが出来なくなってしまい、精神的余裕がなくなり負のスパイラルに陥ってしまうものです。


その様な時に信頼できる第三者に自分の話しを吐き出し洗いざらい聞いて貰えると、どこか心に余裕が出来るようになり、その空いた余白で自分を客観的に見つめ直すことが出来るようになります。その様なプロセスを通じて、人間は少しずつ成長していくものなのでしょう
。それが話しを聞くことの効果であり、人々の成長によって社会も変わり行くと思います。


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自己成長するということ!

皆さん、おはようございます!
会議の場で突然ついて出た「金勘定できなければ事業はできない」という言葉。周囲の反応がなかったのでどの様に受け止められたのか分かりませんが、事業という行為をして行く上でその時々判断が付きまといます。その時に感覚的な暗算で算盤をはじく必要があります。



これまでの物質文明から、これからは精神文明に移り変わっていると感じることが多々あります。産業革命以降の社会は、工場や生産設備などの資本財が主役となり、私たち人間はどちらかというとその資本財が上手く機能する様にサポートする立場として企業文化が育まれてきた200年であったのではないでしょうか。業務の標準化、時間管理による効率追求。


確かに大量生産を追求することにより資本財、消費財の価格を逓減してきたベネフィットは社会に多大な利益をもたらしましたが、とめどもない人間の物資的な欲求(=欲望)を満足させることも臨界点に達してしまっているのではないかと思います。日々の生活の中にモノが満ち溢れ、私たちは消費することに些かの疲れを感じない訳にはいかなくなっています。


社会システム全てが機能性や合理性を追求して来てしまったが故に、人間が主体である筈の社会にも拘わらず、その人間が疎外感を感じるようになってしまっています。それは、地域や会社におけるコミュニティや人間関係が希薄となっているからであり、煩わしい人との関わりを避けてしまう行き過ぎた個人主義が台頭し、結果的に自分を孤立させてしまいます。


だから精神的な負荷が大きくなってしまい、心の病を患う方が増加の一途をたどっているものと受け止めています。それが現代社会の病理であり、明日のあるべき姿を描き切れない混沌とした社会が、それを助長しているのではないでしょうか。逆にいえば、人間が精神的に健康であれば、自己成長しながらそれを描き出すものですから、負の連鎖に陥っています。


日々の仕事で、中小経営者のサポートを行っていますが、その様な混沌とした社会に挑んでいかなければ事業を成長軌道に乗せることに覚束きません。経営者自らも、その様な社会の風潮に呑み込まれてしまってますので、いち早くその問題に気付き自律的に自らを軌道修正して行く必要があるでしょう。だからパーパスであり、マイパーパスが注目されるのです。


会社の社会の中での存在意義を明確にする以前に、経営者自らの意志が固まっている必要があります。会社とは経営者の意志を投影する鏡であり、経営者の人間的な器以上に会社は成長しないと言われる所以です。日々の業務の忙しさに感けて、自分の内なる声に耳を傾ける余裕がなくなれば、業績を立て直すどころか人間としての自己の成長を妨げてしまいます。


人間は往々にして自己合理化しやすいものであり、他者と関わり合いながら生きていく必要があるにも拘わらず行き過ぎた個人主義(=個人の主張)は、人間関係を殺伐としたものにしてしまい益々エゴを助長することになってしまいます。現代社会は、その様な精神メカニズムにより人間関係の摩擦係数が高まり、結果、自らの精神的な負荷を高めているのです。


人間には自浄作用があり、内なる本音を第三者に聞いて貰うと、精神的に落ち着き他者の話しを聞く余裕が出ることは直観的に理解頂けるものと思います。その余裕が、過去から解放され、より積極的な生き方を模索し、人生で起きるさまざまな苦難から学び、自己成長を遂げていく、そんな存在です。だから行き過ぎた個人主義は正していく必要があるでしょう。


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