誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

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守・破・離!

皆さん、おはようございます!
守・破・離という考えが好きです。現在、自分がどの段階に居るのか明確には分かりませんが、自分なりの型を普遍的な型に戻りながら模索している段階かもしれません。どちらかと言えば普遍的型を我流で身に付けて来てますので、その粗を整えつつなのかもしれません。



自分が守るべき型とは、やはりこの35年間に築き上げてきた財務や会計の知見を生かして事業を再構築しながら中小企業を継続的に成長軌道に乗せて行くことだと思います。中小企業に関わる醍醐味は、海のものとも山のものとも分からない事業が持つ有形無形の資源を充分に見極め、これからの社会にとって必要とされるあるべき姿を描き出して行くことです。


それを大別すると市場を創造する必要からマーケティングの観点から入っていくやり方と、ビジネスモデルを構築する必要から財務係数面から入っていくやり方があると思います。事業を再構築していく為には何れの知見も不可欠なのですが、私が守るべき型はやはり後者の財務係数面から事業の実態を理解しながら新しいビジネスモデルを創出していくことです。


その時に留意しているのが、結果としての財務係数面の裏に隠されている事業に関わる人間模様と結びつけながら、生きた数値を理解し描き出して行くことなんだと思います。財務計数というものは目的ではなく、あくまで経済事象を表現していく道具なんだと捉えています
。あまり結果に捉われることなく、未来に向けてどう財務数値で描き出すかが問われます。


だから財務諸表という平面な紙の上で事業の結果に捉われることなく、それを起点としてどうビジョンと照らし合わせながら立体的に表現していくかに苦心します。その意味では、財務会計を十二分に理解した上で、それを踏まえて未来を描き出して行く会計であることから管理会計の一領域として括ることが出来るのでしょう。事業の設計図を描く感覚なのです。


その手法を会得する過程で、パートナーCFO、経営力再構築伴走支援、産業カウンセリングなど周辺領域の考え方や全く異なる流派の考え方を学ぶ機会を得て来ましたが、それは飽くまでも自らの型との違いを理解しブラッシュアップすることに繋げたり、また結果的に自分なりのスタイルを確立するための素朴な疑問に対しの答えを模索する為のものなのです。


事業を営む為にはヒト、モノ、カネという三要素が必要になります。中でもヒトが最も重要な事業資源であり、その奥深さを探求した上で如何に事業に関わらせて財務係数で表現するかが、現在の私の留まることのない探究心ということになります。人間の側面から見て中小企業の経営に大きなインパクトをもたらすのがやはり経営者の心理ということになります。


また、その企業の事業運営に関わる働き手の心理も見逃すことが出来ません。相対的に見てそれらは5:5の比重だと感じています。両者に共通している解は、自分自身の人生の目標(=マイパーパス)と事業の目的(=パーパス)をどれだけ建設的に折り合いを付けているかということになります。経営者の場合はその2つがオーバーラップすることになります。


意外に自分の人生目標を客観的に俯瞰している方というのは少なく、現代社会の弊害の根源だと受け止めてます。人間が目標を持って前向きに活動することが大切であり、その道標として可視化させることが重要だと思います。その方法論として経営デザインシートやキャリアデザインシートなど定性面、そして財務係数で将来計画を定量面から表現することです。


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大手企業のフリーランス活用!

皆さん、おはようございます!
まとまった休日に仕事をせずリフレッシュしようと考えていました。その様な時に限って突然の仕事が迷い込んで来るものです。それも某企業の事業再構築に賛同し、リスクテークしようとうする金融機関からの直々の依頼とあっては、こちらも意気に感じざるを得ません。



企業の間で、専門知識を生かして組織に属さず働く外部のフリーランス人財を活用する動きが広がってます。三井不動産や小田急電鉄は、新規事業でフリーランスのノウハウやスキルを生かし早期の立ち上げにつなげています。社内人財のリスキリング(=学び直し)も進むなかで、時間とコストを掛けずに人財活用の選択肢を広げる新たな動きが活発化してます。


その様なフリーランスの働きをプロシューマー(=生産消費者)と見ることも出来るでしょう。本来の厳密な意味でのプロシューマーとは、生産活動を行う消費者のことを示しており最も分かり易いのが農業従事者の様に暮らしの中に生産活動が取り込まれており、また生産物の一部を自家消費しているといえば分かり易いと思います。一昔前の働き方になります。


アルビン・トフラーのプロシューマーに対する概念は、それよりもう少し広い意味で捉えている様です。大手企業が商品開発などにおいて、消費者の声を反映させるべく消費者を起用することも含んでます。今日の企業中心社会において生産者と消費者が乖離している状況に対し、生産者と消費者の垣根が低くなる働き方という意味では中小経営者も含むでしょう。


法人格を持つか個人事業主という形態を持つかということとは別に、フリーランスとは正しくトフラーが言うところのプロシューマーに該当するものと受け止めています。少し前に大学を卒業したものの定職に就かない若者たちの俗称をニートやフリーランスと言っていたこともありますが、今日では専門的なノウハウやスキルによって糧を得てる方々を指します。


その意味でフリーランスとしてのプロシューマーたちが増える一方であることは、企業の経営環境がそれだけ大きく変わり始めているということだと思います。事業環境の変化の速度が早まり、社内で人財を育てるには時間とコストが掛るでしょう。それらの理由を背景として、これからも益々と外部人財の活用が更に広がるものと見通しだと考えられるでしょう。


その様に外部人財ばかりを起用していたら、ノウハウが企業に蓄積されないといった指摘もある様です。しかし、事業環境の変化が早まるということは、事業のライフサイクルも短くなることを意味してます。それは企業が人財に依存し蓄積してきたノウハウも陳腐化が早まることでもあります。全てを自前主義で揃えていたら逆に事業のリスクが高まるでしょう。


それでも、ものづくりにおける必要最低限の基礎技術は大切に社内に蓄積しておくべきであり、絶えず更新していくべき性質のものでしょう。その為には、改めて今日の企業が自分たちが何ものであり、どこへ向かっているのかを明確に定義付けすることが不可欠です。その結果、自前主義で企業内に保持しなければならないビジネス、ノウハウが明確になります。


キラリ光るエッジの利いたコア資源以外は、今般のフリーランスの専門性を活用するように社外事業者との協業によりそれを取り込んでいけば良いものと思います。これから益々に投下資本利益率(=ROIC)が重要視されるようになることとも整合性があるでしょう。だから、これからはプロシューマー社会に移行し、硬直的な雇用形態に影響すると思います。


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ビジネス支援プラザの社外CFO!

皆さん、おはようございます!
日々ブログを綴っていて気づきますことは、最近はどちらかというと自分自身に対する記事が多いことです。本来は広く社会に向かって成し遂げたい志を記載することをモットーとしていますが、それを具体的にどの様に成し遂げるかという意味で自分を見つめ直してます。



ビジネス支援プラザを開設して1年が経過しようとしています。中小企業が経営を行う上で不可欠な、FP&A(=財務や会計の観点から企業や事業の価値を最大化すべく分析を通して課題を見出し解決すべく企画する)業務を拠り所としてパートタイムで社外CFOの役割りを担ったり、マーケティング、DXおよび会計税務、法律、労務の専門家を擁してます。


実際にお客様である中小企業と向き合い、ただ中小経営者が疑問に思っていることに対して適切な回答をするだけでは、中小企業の価値を最大化することに覚つきません。そこはやはり、その中小企業の中に入り込み経営にコミットしていなかなければならないというのが実感です。中小経営者とともにビジョンを描き出し、事業計画に落とし込む必要があります。


それを深く追求して参りますと、中小経営者個人の内面にまで立ち入らなければならないのです。何故なら、それは特に中小企業の場合、経営者と擬制法人としての中小企業の意志が表裏一体の関係にあるからです。多くの中小経営者は、自分が何者であり何処に向って行こうとしているかについて気付きがないからです。自分で自身を知ることは難しいからです。


自分自身の個性を知り、これまで生きて来た原体験に基づき、社会に対して思い描く意志を客観的に認識している必要があります。それは思考を巡らせ頭で考えることではなく、全人格肉体から滲み出る様な心の叫びとでもいうのでしょう。もちろん事業を行いながら研ぎ澄まされることもあるでしょう。その一線を越えた先に一人の人間としての成長があります。


そこまで中小経営者個人の内面にまで立ち入りますと、ある意味互いになくてはならない強固なパートナー関係を築き上げることになります。もちろん、社外CFOとして為すべき企業価値の最大化という命題にも取り組んで行くことが前提条件になる訳ですが。その様にビジネス支援プラザとしての社外CFOという役割に傾注すると悩ましい課題に直面します。


それはビジネス支援プラザとして、お客様である中小企業のフロントに立つ立場として他の専門家をディレクションしながらお客様の間に立つ役割りとの間で葛藤が生じてしまうことです。その中小企業の社外CFOであっても、会社の経営を担う立場でありますので、その部分と会社および専門家たちの間を取り持つ際の判断に利害が対立する場面もあり得ます。


この様なコンフリクト(=葛藤)問題は、広くビジネス界を見渡せば多くの矛盾を内包しながら円滑に調整している事例も多々散見されることですので、適切な対応を講じていれば問題ないのかもしれません。もちろん、その利害対立を緩和させるロジックとしての対策を講じておく必要はあるでしょう。ビジネス支援プラザとしてお客様との距離感をどうするか。


欧米企業組織の様に、バックオフィス全般を支えるCFO組織としてビジネス支援プラザを完全に掌握しながら、お客様である中小企業のCFOとしての役割を全うさせるための機能として位置付けていしまうことも可能でしょう。それともビジネス支援プラザ自体をもっと緩やかに情報を共有する存在としてしまうことです。前者の方が理に適っているでしょう。


今日もありがとうござます!
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