誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

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自分で事業を行うということ!

皆さん、おはようございます!
どこまでも素の自分に近づき感じることが出来る様になれば、人は本当の意味で自由になることができます。あれこれ頭で考えるのではなく、自分の気持ちを素直に受け入れ自由に表現することが大切だと思います。それにより人間は精神的に成長し、創造力を発揮します。



事業には様々な形態があります。大別するとモノを生産し販売するか、目に見えないサービスを生み出し提供することでしょう。いずれを社会に送り出す場合でも、自分自身で創り出すモノやサービスに対して「愛情」がなければ長続きするものではありません。人によって経験やスキルの違いがありますので、どちらを得手とするかは個性ということになります。


私の知人に、スタートアップとしてファッショナブルな健康機器を生産販売する方がいます
。その事業を始める迄は、健康機器商社の営業マンとして小売店への営業やECサイトでの販売管理を行っていました。商社という生業が、社会に存在する売れ筋の商品を追い掛け続け、右から左へと商品を流していくことですが、そんな生業に疑問を持っていたそうです。


もっと自分が取り扱う商品に愛情を注ぎたいという思いが募り、運命の悪戯が彼を起業への道へと導いています。元々、メーカーになることに拘りがあった訳ではないのでしょうが、商社時代に培った商品に対する思いれから、自分なら商品をもっと機能的にこう改良したい
、世の中になりこういう商品があったら、もっと生活が豊かになると考えていたようです。


そんな思いがあったから、自然な流れで自分で商品を創り出し、世に送り届けることを生業にするに至っています。自分で新しい商品を構想し、それを実現すべく商品を生産して貰える工場を探しあて、改良しながらより良いものを創り出して行くプロセスが楽しくて堪らないようです。傍から見ていましても、大変ではあるのですがその楽しさが伝わってきます。


私も7年ほど前に、タブレットを受託生産するスタートアップの代表を務めていたことがあります。大手メーカーによる定番化された製品ばかりでなく、カスタマイズされたオリジナルタブレットが欲しいという底堅い需要が間違いなくあると頭で考えたからはじめた事業です。スタートアップとしての信用力がどの程度あったかは、ここでの本旨ではありません。


商品を世に送り出した嬉しさも束の間、販売したら販売したで気がかりになりますのが、世に販売した商品が存在する限り、その商品の品質を保証し続けなければならないことです。自分たちが自信を持って販売した商品なのですが、そこは精密電子機器ですので、いつどの様に故障するか、どんなに検品を周到に行っていても分からない不良率の問題があります。


エンジニアではない私にとってパンドラの箱に対するリスクが相当ストレスとなっていたことが思い返されます。仮に私の知人の様に、自分の商品に対して深い愛情を持っていたらどうでしょう。きっとパーツの調達から、それらの検品、組立後の商品の検査など自分が納得できるまで行っていたでしょう。その結果としてエンジニアになっていたかもしれません。


でも、そうはなっていない所が自分の事業に対する「愛情」が希薄であったと言わざるを得ません。翻って現在は、地域経済の活力を取り戻すべく、中小企業の事業を再構築することが天職だと感じています。そこで鍵となる人的資本の活力を高めることが、地域の将来に夢をもたらすことに愛情を注いでいます。事業を行うということは、感じることなんですね。


今日もありがとうございます!
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複合経営!

皆さん、おはようございます!
最近、素材生産や二次加工の中小企業がこれまでの事業領域から抜け出し、自ら完成品の生産販売を手掛ける事例が増えている様に見受けます。積年のコスト削減圧力により事業が成り立ち難い従来の産業構造から脱却し、付加価値を享受しようとする考えは自然でしょう。



複合(=コングロマリット)経営は、それぞれ異なる事業ごとの業績が見えずらいことから
、なにかと投資家から敬遠されがちだと思います。複合事業を営む企業グループの株価が、個々の事業の経済価値の単純合計を下回ってしまう状態をコングロマリット・ディスカウントといい、各々の事業のシナジー効果が発揮されていないことなども理由とされています。


最近、不祥事を起こした東芝が上場維持し続けることを断念し投資ファンドからの出資を受けることが取り沙汰されています。当然にファンドの管理下に置かれますと買収した時の価格よりも高い価格で売り抜けなければいけませんので、東芝の様なコングロマリット・ディスカウントが顕在化している企業では、各事業を独り立ちさせるという手法が取られます。


ファンドの投資下に置かれる迄なくとも日立グループは、これまでグループの中核企業といわれてきた日立化成や日立建機などこれからの事業戦略において必ずしも中核事業となり得ない関係会社について、経営資源の集中と選択の観点からものの見事にM&Aにより売却を進め切り、そこで換金した資金をIT企業の買収などの戦略的な投資へと振り向けてます。


それではコングロマリット経営は、グループの経営戦略として成り立たないのかといいますとその様なことはないようです。例えば、高級ブランド世界最大手、仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの業績を見ますと好調の快進撃を続けています。服飾からワインまで多様なブランドを擁しながら、事業間のバランスを取る複合経営のノウハウが功を奏してます。


LVMHの2022年1~6月期売上高は前年同期比26%増の367億2900万ユーロ
(=約5兆円)、純利益は23%増の65億3200万ユーロと市場予想を大きく上回っています。ブランド商品は大々的な広告宣伝費を投下し需要喚起した上で、値上げを行うのが基本戦略となっています。LVHMも2022年上期に3~7%の値上げを実施してます。


服飾の「ルイ・ヴィトン」を中核に「ディオール」、ワインの「モエ・エ・シャンドン」、宝飾品の「ブルガリ」など、75のブランドを擁する企業グループです。ブランドを買収し自社の経営戦略である売上高営業利益率を28%まで高めてきた実績を誇ります。異なる事業ポートフォリオを描くブランドを組み合わせ相互に補完させる財務戦略の為せる技です。


それでは、ブランド戦略により広く世界に知り渡らなければコングロマリット経営は成り立たないかといえば、そんなことはないと思います。例えば身近なコングロマリット経営を常套手段とする業種としてディベロッパーがあります。ディベロッパーといいますと不動産を商品として販売することを生業としている様に見えますが、様々な運営事業を営んでます。


地域に根を下ろして、その上で生活に必要な多様なサービス事業を運営していますが、その地域住民からの信頼感が揺るぎないブランド力になっています。その好例として挙げるなら千葉県佐倉市にあります山万というディベロッパーが開発運営する「ユーカリが丘」だと思います。コングロマリット経営は「まち経営」という観点からも有効な手段だと思います。


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素の自分でいることの大切さ!

皆さん、おはようございます!
人それぞれ体調や気分によって波(=バイオリズム)があるものです。他者と会話をする時に、そのバイオリズムを意識せずに一言ひとこと真正面から受け取っていたらコミュニケーションが成り立たなくなってしまします。これまでの関係の中で行間を読み取るものです。



経営者だって人間ですから、自分で自身をコントロールすることは、そんなに簡単なことではないでしょう。経営者に往々にしてありがちなのが、経営を上手く切り盛りしようとするがあまり、目先の業務課題に目移りしてしまい、頭であーでもないこーでもないと考えを巡らせる結果、知らず知らずの内感情的になってしまいそこから抜け出せなくなることです。


一般的に相談相手のない経営者にとって、その様な状況になりますと悪いことばかりを想定してしまい、関係者との会話においても、言葉の一言ひとことが気になり裏読みばかりしてしまいます。人間というものは不思議なメカニズムであり、その様なことばかり考えていると、実際の行動がそちらの方向に向いてしまい、どんどんド壺に嵌まってしまうでしょう。


経営を経験したことのある方でしたら、誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。真面目に経営をしようと思えばおもう程、その様な状況に陥ってしまうものです。その様な状況から自助努力で抜け出す為には、時間も掛りますし自分なりの悟りを開くことが必要となります。座禅により邪念を取り去ることも効果的ですし、メンターを置くとことも有効です。


どの様な気持ちの持ち方が経営者に必要かと言いますと、何事にも囚われのない素の自分を感じることでしょう。人間というものは、ビジネスに拘わらず、日常の生活においても他者との関わりから避けて通ることは出来ません。素の自分でいられていると思っても、実はとり巻く外部環境からの影響を受けながら、自分のアイデンティティが形づくられています。


例えば、この世に生まれてから家族、地域社会、企業社会へと自らが関わる行動範囲が広がっていきますが、各々の環境にはその社会固有の文化的な背景を前提にしており、それに対して疑問も持たずに受け入れながら人間は社会化していくものだと思います。そうやって知らず知らずのうちに育まれた自分自身をも含めて個性、素の自分だと思っているでしょう。


それらは言語や態動を通して身に付けていくもですが、考えてもみれば言語ほど曖昧なものはありません。確かに辞書で言語の定義付けはなされていますが、日常の会話の中では各々自分の文化的背景を前提とした言語を使用していますので、実は会話の中で同じ言葉を交換していても、各々が捉える言語の意味は大きく異なっていることは往々にしてあり得ます。


どんなに言語に忠実になっても、会話のギャップは避けて通れないでしょう。そらら言語や文化的背景を度外視して、いかに素の自分に迫るかは自分自身の内面から放たれる感情に耳を傾けることだと思います。そして、なぜその様な感情が湧きでてくるのかを冷静に考えることが必要だと思います。出来ればその感情を忘れないように可視化することも必要です。


それは頭で考えるのでなく、人間が持ち得る五感をフルに活用することを意味します。その様な状況に自分の身を置いた時に想像する力が発揮され、創造する力へと結びついて行きます。経営者の志や意志というものは、そうやって育まれて行くものなのです。その様な境地に立ちますと、日々の喧騒が気にならなくなり、自分の目的に向かって邁進するものです。


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