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自ら事業を営む意味!

皆さん、おはようございます!
正月3ケ日も終わり、今日から仕事始めの筈だったのですが、年始早々2日から高熱で床に伏せっております。いま流行りの風邪だと周囲に迷惑を掛けてしまうので、検査で陰性でしたのでホッとしています。新年早々、幸先良いスタートを切りたかったのですが残念です。



この社会で仕事をするということは、会社に雇われるか自ら事業を営むかの二者択一の選択肢しかありません。勿論、これからは、いやもう既にその両方に股をかけるハイブリッドな働き方をされている方もいらっしゃると思います。しかし、いずれにしても働く形態はその何れかであり、これまでは会社に雇われることが主流でしたがそれが続くとは限りません。


そもそも会社に雇われて働くということは、産業革命以降に出現した生産の効率性を追求する思想であり、たかだかこの200年余りの出来ごとに過ぎません。確かに、それにより生産の限界効用を逓減することを実現し、モノが不足する社会に多大なメリットを享受したことは言うまでもありません。しかし、人口が減少する中でモノが溢れている今日なのです。


モノ余り、カネ余り、ヒト不足という社会のファンダメンタルの変化の中で、これまでの社会の枠組みが続くとは到底考えられません。そんな綻びからか、会社もこれまでの様に生産効率を高めることを至上命題とするビジネスモデルに限界が出てきているようです。機械の歯車の組み合わせの様な組織では、新しい事業や商品を創出するのに効率が悪いからです。


ピラミッド型階層組織が持つ上位下達型の指示系統では時代のスピードについて行けず、かつトップが誤った判断をするリスクが高まっていることから、会社が指示をしなくても自律的に仕事を行う考え方に変わりつつあります。それが現代社会の底流であるとするなら、これまでの組織形態のあり方を否定するものであり、雇用の意味自体をも変えゆくでしょう。


きっとこれからの雇用は、正規雇用や非正規雇用といったものでなく、個人事業主が業務委託で会社の仕事を請け負う形に変容していくでしょう。それは、会社にとっても各企業間で期待される重複する有能な人財を確保する為に、また変化の厳しい事業環境の中で考え出される知恵だと思います。必要な時に、必要な仕事を高いクオリティで達成したいからです。


働く側にしても、生産効率の追求という人間を疎外する働き方に不安と戸惑いを感じてます
。人間とはもっと創造的な生きものだからです。その意味では、会社の指示命令による仕事のあり方から、自律的な仕事への変化は個々人にとっても歓迎すべきことだと思います。ただし、ここで留意すべきは自律的かつ創造的である為には自ら意志を持つ必要があります。


強い意志を持つ為には、独り自問自答を繰り返し自己内省しても明確になるものではありません。自己の存在は、他者や社会との関わりの中で位置付けられるものですから、会社という外に対して閉鎖的なコミュニティが飛び出して自分探しをする必要があります。自分の創造力の源となる志を持っていなければ、無重力空間をフワフワと彷徨ってしまうからです。


自ら事業を営むこと、即ち自律的に生きるということは、自らの全人格的な意志を強く持ち
、将来のありたい姿を描き出し行動していくことに他なりません。やむを得ないとは言え、いまの高度経済成長以降の管理社会はその点が欠落してしまっているようです。それが将来に対する不透明感を助長していますが、それは個々人が主体的に描き出していくものです。


今日もありがとうございます!
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