誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

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真の企業価値経営とは!

皆さん、おはようございます!
あまり先のことを頭で考えてばかりいず、その日その時々の出来ごとに身体に五感で刻むことの方が大切です。少しばかりの微風に身を任せて、自分を信じて感じて行動することにより本当に自分の遣りたいことに近づき、結果として幸福を手にすることになるのでしょう。



経営の三要素と言えばヒト、モノ、カネですが、この中で一番大切なのがヒトであることは言うに及ばずでしょう。これからの先行き不透明な時代には特にヒトに焦点があたっていくものと思います。なぜなら人間は様々なことを創造する動物だからです。創造するからこそ様々な価値あることを社会に送り出し、それを享受しながら豊かな暮らしができるのです。


人が価値あることを創造するためには、身体に擦り込ませ記憶した経験知としての暗黙知が基になり、既に社会で概念化されている形式知を異なる概念で捉え直すことが必要と言われています。ただ自分自身が漠然と暗黙的に感じているだけに留まらせることなく、それを他者とのコミュニケーションを経て共有された概念として形式知として昇華させることです。


暗黙の言葉にならない経験知に気付きを与え潜在意識を顕在化させるプロセスは、一人では出来ず他者を媒体としたミラーニューロンを働かせることが有効でしょう。よく心理的安全性が保たれたグループワークの中で創造的な活動を発揮することがありますが、これなどは正しく暗黙知を形式知化するプロセスになります。カウンセリングの伝え返しも同じです。


その様なプロセスを経て人間が気付きを経たとき、人間として成長するものと言われています。モヤモヤとした潜在意識が顕在意識になると人間は自らを客観的に見つめることが出来るようになり、一回りも二回りも大きくなるものと思います。これまで見えなかった自分が見えるようになる訳ですから。その気付きの瞬間に創造力が発揮されるものと捉えてます。


少し精神論的前振りが長くなってしまいましたが、本来、企業と言うものはそこに参加する人々が創造力を発揮するための器であった、またはあるべきだと思います。だから企業組織というものは創造力を発揮し易いようにデザインされている必要があるでしょう。ところが現代の会社組織はチャップリンのモダンタイムスの様に歯車に成り下がってしまってます。


その様な企業組織では、人は創造力を発揮できなくなってしまうでしょう。だから現代の大手上場企業などは鳴き声を忘れたカナリアのように、企業価値を高めるためには財務面から判断して株価を高めるための手法に偏った発想しか出来なくなってしまっています。確かにそういったモノの見方も必要なのですが、それだけでは片手落ちだということが出来ます。


本来はもっと組織開発の視点をもって企業としてのパフォーマンスを最大限に高めることも考えなければいけません。社会における企業の存在意義をそこに参加する人々が共有し、自らの人生目標と重ね合わせることが不可欠だと感じています。企業の存在意義と人生目標を明確に持つということは、人間として精神的に成熟していることが不可欠になるでしょう。


その意味ではこれまでの物質文明に慣らされてきた私たちは、既に敷かれたレールの上を歩んでいれば良かったのですが、それでは反面として精神的成長する機会を得ることが出来ません。きっと社会にそのレールを敷いてきた有能な方々は精神的に成熟していたものと思います。これからの時代は逆にレールを取り除き、大空を自由に舞う必要があるのでしょう。


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私にとっての組織開発!

皆さん、おはようございます!
90歳目の前の母親を連れて、一泊二日で故郷である新潟へ行ってきました。普段、一緒に暮らしていない母親を見ていますと、元気ではあるもののその覚束ない歩き方から老いを感じてしまいます。一族孫の嫁まで含めて総勢8名の旅でしたが、きっと満足したでしょう。



組織開発とは「組織の効果性と健全性を高めることを目指した、計画的で長期的な変革の実践であり、組織文化や、やる気・満足度・コミュニケーション・人間関係・協働性・リーダーシップ・規範などのヒューマンプロセスに働きかけるための理論や手法」のことを言います。私がはじめて組織開発に触れたのは、大学時代に心理学を学んでいた時のことでした。


実験心理学を習得することを目的とした心理学カリキュラムの中で、なぜか産業心理学や組織行動論に興味を抱き、傾注していたことが思い返されます。余りまじめで出来の良い学生ではありませんでしたが、自分が興味を持ち好きなことについてはとことん深掘りをしていくタイプでしたので、それなりの基礎的な知見を得ることが出来たことが思い返されます。


大学を卒業してからは、ご存じのとおりファイナンスの世界を極めていくことになりましたが、いま再び50の手習いではありませんが仕事の必要にも迫られ組織開発の教科書を顧みています。当時とは異なり、組織そのものを客体化するのではなく、組織を構成する人間に臨床的焦点を当てているところが異なるところです。人間が持つ可能性に見出されてます。


私にとってファイナンスに続く2つ目の柱ということになりますが、なにか上手く言葉で言い表せませんが、自分なりにファイナンスの知見と融合させて企業というものを捉えられないかという期待もあります。ちょうど時代が企業価値経営から人的資本経営にシフトしつつあることと意味同じくしているようにも感じます。所詮、企業は人間により動かされます。


人間がその持てる能力を最大限発揮した時に、その企業組織としてのパフォーマンスも最大化するのはあたり前の話しです。パフォーマンスが最大化するということは、当然に企業価値も最大化することになります。企業価値の最大化を目的化する訳ではありませんが、だからこそその企業組織を構成する人間に焦点をあて臨床心理学アプローチで解き明かしたい。


人間としての能力を最大化するということは、絶えず成長していることを意味しています。
それは個人としての技能や精神的な成長を意味しますが、その企業組織を構成する人々の間で良好なコミュニケーションが図られ協働してビジネスにおける成果を納める必要があります。その良好なコミュニケーション一つとってみても、それは一人の人間に起因してます。


一昔前なら一人の卓越したリーダーが存在してれば企業組織としてのパフォーマンスを高めることが出来たのでしょうが、現在では先行き不透明な時代に一人のリーダーに権力が集中していてはスピーディな判断を下せないばかりか、判断を見誤る可能性すらあります。だからこそ、これからは権限集中的な企業組織ではなく権限分散的な企業組織が求められます。


言い方を変えれば、企業組織を構成するメンバー全てが経営者として立ち振る舞うことが必要な訳ですが、その時に個人の能力を最大限に発揮することの意味性が問われることになります。臨床心理学として個人の能力を捉えれば、個々人がこれまで経験してきた暗黙知を深く掘り下げ能動的に意識して顕在化させることが、自己成長の早道であると言えそうです。


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精神文明の幕開け!

皆さん、おはようございます!
普段、携行利用しているスマートフォンの電源が入らなくなってしまいました。知り合いの連絡先が記録されてるだけでなく、PayPay決済が出来なくなるなどを考えると不便さが思いやられますが、如何にスマホに頼っている生活をしているかが浮き彫りになります。



現代社会は明らかに物質文明であることは疑う余地もないと思います。富や科学、巨大建築の水準が高く、個々の成員および共同体全体が物質的な豊かさを享受し欲求を満たしているからです。ただし、その物質的な欲求も、もう既にその多くを満たしており、もうこれ以上に何を満たそうとしているのか、留まることを知らない人間の欲深さに疲れも見えてます。


既に物質文明を背景とした経済成長も「成熟化」による踊り場に差し掛かっており、これからの人々は何を目標として生活をしていくべきか、先行きの不透明感が蔓延し始めており、それがまた人々の消費支出に影響しているのみならず、出生率の低下に拍車をかけるばかりか、少子高齢化という基礎的社会現象まで引き起こし、それがまた停滞感に繋がってます。


その様な社会の下、人々は少なからず将来に対する不安を意識するか否かに拘わらず、抱くものでしょう。その様な社会で人々は個々の成員および共同体全体の精神、すなわち道徳、宗教(=SFの文脈では超能力、魔法も含む)の水準を高めることを目的とする精神文明を目指すのではないかと思います。外に対して心の拠り所を求められければ内側に向きます。


例えば、暮らしに必要な生活雑貨一つを買い求める場合でも、機能性や価格の安さより、少しくらい高くとも自分の心を満たしてくれるコト消費にそのウエイトが移り始めていることを見れば分かり易いと思います。工場で大量生産されたモノよりも、生産者のモノに込められた思いや考えの見えるコト商品の方が安心感を得られるとという所にも垣間見られます。


また、会社組織においても、これまでの経済合理性一本やりであった単調な経営手法が社会で通用しなくなりつつあります。お金を稼ぐこと自体が会社にとっての目的になり得ず、そこに社会的な意味性が求められる様になりつつあることからも見て取れるでしょう。会社としての存在意義(=パーパス)を注視した経営を志向するところが増えつつあるようです。


若いZ世代が社会に出て新卒採用で入社する時代になっています。Z世代は生まれたときから情報に囲まれており、それ以前の世代に比べ個人的確立が進んでいます。情報に囲まれて育っていますので、個として物事の良し悪しを判断する眼が鋭いばかりか、意味のあるやなしや見抜くことが出来ます。だから入社早々、過半数の新入社員が辞めていくのでしょう。


未だ営利追求を目的化している会社が多いので、その意味について失望すると同時に会社の将来に対して不安を覚える若い世代が多いからでしょう。社会の現状にたいして疑問を持つ人々が増えていることは事実でしょう。自分を犠牲にしてまで積極的に社会に調和をすることなく、自分の感覚や考えといったより精神活動に近いものを選好するようになってます。


先行きが見通せない社会においては、人間として自分の内面から湧き出て来る精神性を拠り所として物事を判断していくしかないからです。逆に捉えると、長らく続いた物質文明に慣れ親しんできたせいで精神生活が弱体化していると言えるでしょう。恐らく暫くのあいだ、その弱くなってしまった精神を回復する社会としての動きが台頭してくるものと思います。


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