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キャリア健康診断!

皆さん、おはようございます!
若い頃から自分のキャリア形成については、将来の目標を明確に定めてワープロで清書してきた経験を持ちます。それと現在を比較してみますと、概ね自分が思い描いてきた通りの道を歩んできているように思います。それから30年余りが経ちますが、不思議なものです。



日本において転職は、触れてはならないこと、隠しごとのように捉えられてきたように感じます。しかし、人生100年時代、70歳くらいまで誰もが働く世の中に変化している中で
、新卒で入った会社1社に50年近くも在籍するというのは非現実的ではないでしょうか。リスキリングと労働市場の流動化は、セットであらねばならいと思いますが如何でしょう。


キャリアの考え方や働き方に多様性の視点も重要でしょう。一昔前であればほぼあり得なかった、いったん起業して再び会社勤めに戻る、副業して複数の名刺を持つということもあたりまえになってきています。キャリアというと、キャリアアップや年収を上げるという思考になりがちですが、ビジネス人生において大切なことは将来の目標を明確に持つことです。


必ずしも直線的な上昇ではなく、回り道であったり、時には失敗があったり、という経験が最終的にキャリアに花を咲かせる結果につながるものだと思います。自分の現在位置をしっかり確認しながら、学びを通してキャリアの軌道を適宜修正していくことが必要でしょう。
現在の会社がふさわしくないのであれば転職を考え、自分の将来の目標を実現すべきです。


自分のキャリアを主体的に選択、形成するオーナーシップ意識を持ちながら、なりたい自分
をキャリアの方向性から逆算し足りないものを学習、経験値として積んでいくことがなによりも大事だと思います。その舞台として現在の会社が相応しくないのであれば転職を考えれば良いでしょう。日頃から自身のキャリアの棚卸し「キャリアの健康診断」行うべきです。


50歳代であれば未だサラリーマン生活を投げ打ち、キャリアを転換することも可能でしょう。社会に出てから30年もの間に身に付けてきたキャリアを紙に書いて棚卸してみるべきでしょう。最初は職務経歴を書くように、自らが携わってきた職務の羅列でも構わないと思います。大切なことは、それら行間から浮かび上がって来る自分ならではの個性なのです。


成し遂げた成功体験や、失敗体験などが思い浮かんでくるものと思います。大切なことは、何を行っている時に一番楽しかったのかを充分に自分自身で理解することなのです。その上で、それら経験を生かして将来に向けてなにを行いたいかについて思いを巡らすことが必要になります。その為には、会社のことばかりでなく社会のことも良く知る必要もあります。


残りの職業人生が20年あれば、結構いろいろなことが出来ます。社会から何を求められているかを知れば、あとは夢を膨らませば良いだけです。その時に妙なフィルターを掛けることなく、自由に思い描くことがコツだと思います。自分にそんな大それたことは出来ないなどとは考えずに、それこそ若い時になにを実現したかったのか思い返しても良いでしょう。


人間とは不思議なもので、夢を見て将来を思い描いていると、そちらの方に吸い寄せられて行くものなのです。それは潜在意識がそうさせるのでしょう。だからこそ、自分の将来目標を紙に描いて目に付くところに貼りだしておくことをお勧めします。その目標に近づいて行くために、日々なにをすれば良いのかが明確になります。キャリアは自分で創るものです。


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暗黙知を評価する社会に!

皆さん、おはようございます!
形式の知識に留まることなく、本質を理解するべく深めていくことが暗黙の知識だと思います。物事を創造したり応用する力は圧倒的に暗黙知が司っているのですが、いまの社会の枠組みの弊害は多くの形式知を携える人物を評価してしまう風潮が蔓延ってしまっています。



「暗黙知」とは、「個人の経験や勘に基づく、簡単に言語化できない知識」のことを指します。経験的に使っている知識だが簡単に言葉で説明できない知識のことで、経験知と身体知の中に含まれている概念です。例えば微細な音の聞き分け方、覚えた顔を見分ける方などと言えば合点がいくでしょう。マイケル・ポランニーが命名した言葉で経験知とも言います。


暗黙知に対するのは、言葉で説明できる「形式知」です。人が他人を理解するには、言葉を媒介としなければなりませんが、人の本質を理解するのに形式知ばかりに目を奪われていたら見誤ってしまします。少しずつではありますが、その様な理解が広まりつつあるように感じます。一橋大学の野中郁次郎先生の書籍「知識創造経営」にもその点が協調されてます。


人間性心理学の権威カールロジャーズ先生の書籍「ロジャーズが語る自己実現の道」にも、暗黙知という言葉は使用していませんが、人間が人間らしく成長する為には言葉にならない自己の内面にある蓄積された経験を探索することが必要であり、またその人に寄り添うカウンセラー自身も受容、共感、肯定的関心といった経験に触れ自らも成長するとしています。


確かにその様な豊富な暗黙知を持つ人であっても、それをどの様に形式知として表現(=必ずしも言語に留まらず音楽や絵画であってもよい)していくかという、技法を身に付けていくことは大切でしょう。自分が持つ経験を拠り所とした考えを形式知として表現できなければ他人はそれを理解することが出来ないからです。暗黙知を形式知に昇華させる過程です。


豊富な形式知を持ってそれに化体しながら自己表現することも大事でしょうし、その作業を自分一人で行うより他人との関係の中で形式知を借りながらそこに当て嵌めることもあるでしょう。その過程では、言葉にならない暗黙知を共有するための信頼関係も必要であり、それ以前に共感しあって初めて成し得る作業だと思います。心理的安全性も確保されてます。


誤解しないで頂きたいのは、暗黙知が形式知と結ばれ語れるというものではなく、暗黙知によってこれまで定石とされてきた形式知の概念を変容させるという意味を持ちます。中には暗黙知をやっとの思いで形式知化したと思ったら、実はその様な形式知が既に存在しているということもあるでしょう。その様な知識は形式知を身に付けた方が早いものと思います。


いま望まれる暗黙知というものは、それに気づき形式知化することにより人間的成長に結びつくもの、またその結果として新しい形式知を生み出す創造力に結びつくものだと思います
。既に概念として定義づけられている形式知同士をただ単に重ね合わせても何も生まれてきません。それを為せる方法は、そこに暗黙知が介在している場合だけに限られるでしょう。


これまで暗黙知を形式知化するのは一部アーティストのみと考えられてきましたが、これからの社会ではこの地球に生きる全ての人が新しい形式知を創出することが望まれます。その様な社会にしていく為には「競争」でなく「共創」することが大切でしょう。その結果として、将来を描き切れない閉塞感に別れを告げて、輝かしい将来を描き出すことが可能です。


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専門性を持つ大切さ!

皆さん、おはようございます!
設計士の道を志し建設会社に勤めたもののバブル経済崩壊とともに会社が破綻。その後、隣接領域の不動産開発の仕事をしている先輩がいらっしゃいます。必ずしも専門ノウハウが高いという訳ではないのですが、商売が上手でそれなりに手腕を発揮していらっしゃいます。



長い人生、一つの専門性だけで40~50年も糧を得られることは仕事冥利に尽きますが、そんなに長きに渡り専門性を磨き続けると、その周辺領域の専門性にまで広がりが出て来るものでしょう。よくT字型に深く広くスキルを身に付けることが大切だと言われます。それは、その通りで広げた専門領域から逆に自らの核となる専門性を見つめることも出来ます。


冒頭に記載した先輩も、核となる設計に関する専門性があるから、その周辺領域にまで触手を伸ばすことが出来るものと思いいます。いまでも設計図面を見ている時はとても楽しそうな表情をされています。不動産開発をするときも、当然に建物図面と睨めっこするケースが多い訳で、その軸がしっかりしているからこそ不動産開発の領域にまで触手を伸ばせます。


普通、人間というものは自分自身に経験のないことに対して仕事として糧を得るためには、自らが提供した商品に対して責任が付き纏うため、そう簡単に手出しができないものです。
しかし、自分にも出来ると思いこむことが出来れば、最初は失敗を繰り返すかもしれませんが、そこから逃げずに自分のものにしていくことが可能です。要は思えるか否かなのです。


だから、あまり自らの専門性にばかり捉われていないで、専門領域の幅を広げていくことも自分の人間としての幅を広げるという意味で大切なことです。私の専門性は広い意味でのファイナンスです。金融の世界もかじり、ディベロッパーでのアセットファイナンスばかりでなく、コーポレートファイナンスにまでオールマイティに対応できる太い幹を持ってます。


だからこそ、業界を問わずどの様な業種のファイナンスにも対応することが出来る自信があります。考えても見れば40年もそれで糧を得ている訳ですからあたり前でしょう。ただ単にファイナンス理論や会計理論を知識として習得しているのでなく、知識と経験を武器にしてマネジメントするノウハウ(=解答のない解答をみずから見出し判断する)も持ちます。


なんと申し上げたら分かり易いのか、暗黙知と形式知を総動員して自分なりの理論を編み出すとでも言ったら良いのでしょうか。一つの道を究めると考える力が数段も高まって来るものです。それを縦軸だとしたら横軸は、やはりディベロッパーに在籍していたことがありますので不動産絡みの企画ということになるのでしょうか。不動産の定義も広いですからね。


私から見れば山林事業も不動産事業であり、小売業も不動産事業です。不動産を縦軸に持つ方から見たら怒られてしまいそうですが、生産の三要素を思い浮かべれば、労働・土地・資本ということになりますので、いずれの事業にも土地という不動産が絡んでくるわけです。私から見れば土地や資本を還元した不動産立地を見て、様々な事業を構想しているのです。


きっと先の設計士の先輩も、建物の設計という観点を起点として拡大解釈することにより、不動産開発を見つめているものと思います。一本の縦軸がT字型を超えて、太い筒状の縦軸になっているのでしょう。自分の発想力の原点は変わらないものかもしれません。そこに応用力が付くからこそ、器用に様々なことが出来るようになるものと捉えるに至っています。


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