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事業プロデュース

皆さん、こんばんは!
今週は、何かとドタバタしてしまい、ブログの記事を書かねば。。と思いながら、
やっとPCに向かっています。


ブログを始めて3ヶ月目となりますが、
いまは日々書きたいことが頭に浮かび、
落ち着いて記事を書きはじめると落ち着くようになりました。


最近、地域に根付く事業について、
更なる飛躍に向けた事業改編のお仕事に関わる機会が増えています。
もしかすると、時代の変化が速まっている為の事業再構築と言えるかもしれません。


事業再構築は「新たな需要に応え得るべく今までの事業資源を再活用していく」という意味では、新たに事業を興すことと違いはありません。ただ、起業と比べますと、必要な事業資源をゼロから準備する点で、パワーやリクスの度合いが相当異なります。


何れにも共通するのは、新たな需要をどの様に捉えて、どの様な事業を始めるかという点です。日々、新聞を見ていますと、本当に海外企業を買収する記事が多いですね。海外進出はもちろん大手企業にとって必要な戦略ではあるのですが。


一方、日本の足下状況を見ますと、人口減少問題、少子化問題に起因して、財政問題、年金問題、社会基盤更新問題、女性の社会進出問題、更には医療財政逼迫、託児問題、高齢者生活費破綻問題等々、枚挙に暇がないと言わざるを得ませんが対策が見えて来ません。


これらに対して、○×△企業が新規事業参入し社会問題を解決する見通し!と言うような記事が出てきても良いように思いますが、なぜ海外企業買収に1兆円も払えて、その内の一部を新規事業の為に投下しないのでしょうか。


事業再構築や起業等の事業プロデュースとは、実を言いますと社会の課題を認識し、それを事業で解決する方法をイメージできないと、始まらないものなのです。その上で、事業を構想し、具体的な方法論に落とし込んで行くことが必要です。


大手企業を始め、一生懸命に過去の実績数値を分析し、曳いては重回帰分析等の統計手法まで持ち出して、売上を伸ばすための変数を探したところで、情報化社会で人々の価値観がこれだけ大きく変容する中で、過去のデータは何も意味を為しません。


せいぜい、事業を改善するレベルでしかならないでしょう。
何と言いますか、現代社会は社会が成熟化したというか、各論で申し上げますと標準化、管理、専門特化とでも言いますか、保守的な意識に流れている様に思います。


本来必要なのは物事を大局的に俯瞰して、まずは本質を理解すること。その上で、問題があればその本質のネックとなっている部分をどの様に変えるかを直感的に考えるのが人間の知恵です。IT機器はそのプロセスで利用するものであり、されてはいけません。


事業再構築という観点で申し上げますと、現状の事業構造の何処に問題があるのかを把握し、社会問題を解決する新たな事業に必要な事業資源を組み替えて、不足する部分は社外に求め買うか、借りるかということになります。


ただし、環境問題やファイナンス的な観点からも、新たに資源を買って来るよりも、使えるなら既存の資源を再活用した方がメリットが多いのは明らかです。しかしながら、まだまだスクラップ&ビルドという意識が日本の企業には根強く残っているように思います。


これは企業のみならず、行政も同じだと思います。家庭だけは意識が変わっています。同じ人間の行為なのに、家計と企業や財政で発想が異なることは疑問でもあります。特に産業界の企業の過分なのれん代を支払いながらの企業買収は危険だと思います。


今後、新たな事業を創出して行くためには、きめ細かく生活者(=消費者)の視点に立ち、何に困っているのかを充分に理解する必要があるのではないでしょうか。その様な意味から申しますと、より地域に根差して行くことのなるのではないでしょうか。


また、希少資源の再活用という観点からは、事業を再構築するにあたり、同業他社や異業種企業との連携関係も、もう一つの重要なキーワードになると思います。
私の考えた造語ですが、エコミュティという生活者にとっての優しさ視点が必要です。


その様な中での財務の視点ですが、事業を始めるには有形無形の事業資源を取り揃える必要がありますが、その開始時の事業資源の取得合計価格を上回る収益に基づく企業価値を創出しなければ事業としての付加価値を生んでいることになりません。


既存事業の資源で再活用すべき部分は残し、最小限の初期投資額で新たな収益を生みだせば、企業の経済的価値(=株価)が高まるのはあたり前の話しです。
さぁ、生活者の視点に立って地域のリノベーションを行いませんか!


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