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人的資本経営!

皆さん、おはようございます!
マーケティングとは学問として掴みどころがなく、学説が多岐にわたるものだと思います。
余りそれを鵜呑みにすることなく、ビジネスに携わる方々がお客様と関わる中で相手の心理を読み解こうとする姿勢こそが本質だと思います。自分が感じとる力を磨くことでしょう。



これからの時代は物的資本経営から人的資本経営に移行して行くことは間違いのないことだと思います。ただし、物的資本経営とは異なり人的資本経営は、会社組織の中で一部の経営に携わる方々が、組織の目的を達成するために、事業の計画を立て継続的に意思決定していく、謂わば「経営」として会社組織を「統制」して行くあり方とは異なるものと思います。


物的資本経営の下で経営者は、会社組織が存在する様々な目的やビジョンを実現させて行く為に、長期的な計画を立て組織を導きながら統制して行くという方法が採られていたと思います。しかし、人的資本経営の下では、事業運営を司る主役はこれまで従業員と言われる方
々であり、それらが思う存分仕事が出来る様に支援をするのがこれからの経営者でしょう。


事業を司る人々を支援者たる経営者という意味からは、人的資本経営ではなく人的資本「支援」という位がちょうど良いのかもしれません。ピラミッド型階層組織における上位下達型指示命令は、物的資本が会社の利益の源泉だった時代の名残であり、その様な会社組織における人財は、機械や工場を標準化し効率よく稼働させるための補助要員だったと言えます。


それがこれからの時代は、人財(=ヒューマンキャピタル)そのものが創り出すアイディアや知識、感性といったもの自体が利益の源泉となりますので、会社組織もピラミッド型階層組織にする必要がなくなり、もっとオープンでフラットなものにして行く必要があるでしょう。その様なプラットフォームの上でビジネスを司る人財同士が有機的に織り成して行く。


その時の会社の役割は、それら人財が物事を考える上での拠り所となる理念めいたものやビジョンぽいものを明示して行くこと。そして、それら人財が創出した商品をお客様に届ける機能やビジネスをマネジメントする機能を自由に使用できるように整えることだと思います
。いまの時代でしたらリアルだけでないWebによるチャネルを構築する必要があります。


また、対価としてお金を得ることはどの時代になっても普遍的だと思いますので、それをどうマネジメントするか、新たな時代に必要となるマネジメントとして知的財産権などの無形資産を形づくるリーガル的な側面を提供することも大切でしょう。それらインフラというプラットフォームの上で、人々が自由に自己表現しながらビジネスを営めれば良いでしょう。


そして最大のヒューマンキャピタルに対する「支援」が、創造的な仕事を行い易い素晴らしい環境を整えることなど人財のウェルビーイング(=身体的・精神的・社会的に良好な状態
)を整えること、および時代の変遷とともに必要となるリスキリング(=新しいことを学び新しいスキルを身につける)の機会を人財が必要に応じて自由に受けられることでしょう。


それら条件を整えた上で、知識創造というアート活動にも似たビジネスを効果的に行えるように、人財自らの思いを社会と関わらせながら、どの様にビジンスに繋げていくかという、
メンタルを自由に描き出しながら表現して行くかを支援することが望まれます。これからの時代、人的資本経営を実践する中で、新しいマネジメントのあり方が問われるのでしょう。


今日もありがとうございます!
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