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これからの教育を考える!

皆さん、おはようございます!
長男の結婚式を境に再認識したホスピタリティという概念ですが、それは恭しく相手に取り入ることではなく、相手に共感し相手の立場で物事を考えることだと思います。ホスピタリティは、どの様なビジネスに携わろうが忘れてはいけないこれからの時代の嗜みでしょう。



現在の義務教育から高校、大学に至る16年間にも及ぶ教育の制度は、敗戦後日本の経済復興を前提に制定されいると思います。それから77年が経過していますが、その間にゆとり教育を採り入れた時期を除き、なにも変わらず現在に至っていることが不思議でなりません
。これだけ社会が変化し、そのスピードが早まっているにも拘わらず、未だ戦後教育です。


教育は国家を支える大切な政策であるにも拘わらず、未だ戦後の画一的な知識詰め込み型の偏差値教育が為されていることに、正面から異を唱える人物が現れないのは何故でしょう。それは日本が戦争に敗れ米国の属国と化した歴史的な背景がそうさせているのでしょうか。現在も日米同盟下、米国の機嫌を窺う政策が見え隠れするのは気のせいではないでしょう。


戦後教育で封印されてしまった、日本固有の道徳教育をも再開すべきだと思います。それは単に知識のみを付けるだけでなく、人間として生きる上でなにを拠り所として物事を考えるかという意味で、自分なりの哲学を持つことが必要だと感じるからです。それは決して軍国主義の道徳心ではなく、信仰すべき宗教を持たない国民としての考える拠り所が必要です。


人間というものは、考える拠り所としての哲学がないと、その上にどんなに夥しい量の知識を植え付けても、審美眼に基づく正しい判断が出来ないものと思います。課題を解決すべき知識を拠り所としたアウトプットが出来ても、幾つかの解答が導き出せる場合に、どれを選択するかは、その人の全人格的な生き様に裏付けられた判断軸なければならないでしょう。


かつて受験地獄といわれた大学への入試環境が18歳人口の減少で激変し、偏差値で大学が序列化される時代が終わろうとしている様です。最近では、新年を待たずに合格を決める年内入試が主流になっており、受験生の3分の2が第1志望の大学に進学しているのが実態となっています。その様な中で、大学は系列制度を設け高校の囲い込みに拍車が掛ってます。


明治大学は、2026年に42年ぶりに系列校を設け、中高一貫校の日本学園を卒業する生徒の約7割が明治大学に推薦で入学できる体制を目指しているようです。現状は、有名大学では学生数が定員を下回ることはないようですが、それでも入学定員に占める一般入試の比率が減少しており、早稲田大学で56%、慶応大学でも57%にまで低下している様です。


一流企業に入社するために一流大学に入学する流れに歯止めが利かなかった偏差値重視の戦後教育ですが、ようやくその仕組みも終焉を迎えるのでしょう。教育にゆとりが出るのであれば、課題分析解決型の画一的なビジネスマンを量産するだけでなく、もっと創造性豊かな一芸に秀でる自立的かつ個性的な人財を育成していくべきでしょう。その為には哲学です。


その様な人財は、会社に勤めたからといって学びを止めず、自分の果てしないテーマに向かい、それを実現すべく学び続けるでしょう。その様な前向きな人財に対して、勤める会社も大学院で学ぶために休職を認めるなど制度を整えることが必要だと思います。政策的に人的資本経営を推進するなら、もっと個々人の学びに対して資金投下を図っても良いでしょう。


今日もありがとうございます!
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