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買い物代行ビジネス!

皆さん、おはようございます!
今日は、朝から北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したという報道で
どのテレビ局も競い合う様な報道特番で大変ですね。
北朝鮮もメディアを上手く利用しながら、ネガティブアピールが凄いですね。


家の外に出てみれば、
まだまだ気候も涼しく、虫達のさえずりが秋を思わせます。
日々の生活の営みと、メディア報道が非常に対照的ですが、
大局的で客観的な情報を冷静にコメントを頂きたいと思います。


その様な喧騒をよそに、
経済は日々、着々と新たなビジネスの歩みが進められていますね。
シンガポールのオネストビーという会社が東急電鉄沿線で
買い物代行サービスを9月から開始するそうです。


発祥の地、シンガポール以外にも既に台湾、香港、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアで事業を開始しているそうです。
東南アジアは、もともと華僑経済の影響もあり、多くの共働き世帯があります。
食事等も家で作ることは少なく、中食を買ってきて家で食べることが多いようです。


日本でも、共働き世帯が10年前に比べて16%も増加し、1000万世帯を超えているようですね。中でも、東急線沿線は割と高質な住宅街が多いのと、高齢者世帯が激増している地域でもあります。
生活関連ビジネスで新たに参入するには適当な市場であると思います。


東急電鉄も、先細る鉄道収入に対して、
沿線開発を行ってきた地域住民の利便性の向上を新たな付帯収入源にしたいという考えがあるようです。今回のオネストビーとの提携に先立ち、既にハウスクリーニング代行、家事代行、空き家管理代行他のビジネスを開始しています。


沿線の各主要駅には、沿線のお客様が気軽に相談に立ち寄れるコンシェルジュを配していると聞きます。なんで日本初ではなくシンガポール発の買い物代行サービスであったのか不思議ですが、国内にめぼしい事業者がまだ存在していないのかもしれません。
NPO法人やスモールビジネスを始めていらっしゃる方は存在すると思います。


それから東急電鉄の様に一定の地域の中で、あらゆるサービスビジネスを展開する業態というのも、一社一業種という産業分類で括られた縦型のビジネスモデルが世の中で当たり前とされている中で、立地に帰属する市場を対象とする横型のビジネスモデルであるという点に置いて、興味深く思います。


この買い物代行ビジネスは、既にアメリカでも成長が著しいベンチャービジネスとして評価されています。
ビジネスモデルとして、非常に素晴らしいと思うのは、事前登録した地域の住民に買い物品を届ける業務を担ってもらうシェアリングビジネスの一形態であるということです。


代行ビジネスは、一般的に事業者間取引がまかり通っていますが、
個人からネオストビーを介して個人に業務代行を依頼し、
ネオストビー自身は、自らも代行でお届けをしますが、
個人間の仲立ちをするビジネスであるとも言えるでしょう。


オイシックスに続き、紀ノ国屋もミールキットのコンビニエンスストアでの店舗販売や宅配を開始していますので、買い物代行とミールキットを結び付けた新たなサービスを開始することもできると思います。また、個人による買い物代行が定着すれば、お届け業務をする方は、宅配便のお届けの代行をすることも可能になりますよね。


どうせ家庭にお届けに行くのなら、一度にいろいろな商品を届けた方が効率が良いです。
また、地域経済という視点で見ても、例えば企業勤めを引退されたシニアが、地域のお届け業務を代行することも考えられます。そうすると地域内で雇用が循環するばかりか、当然に得られる所得も増えることにより、資金も地域内で循環するようになります。


その様な地域内循環経済をこの買い物代行ビジネスという形が実現させる起爆剤となることに着目してみたいと思います。
これから少子高齢化、生産労働人口の減少が、ますます地域ビジネスの機会を増やして行くものと思います。


最初は労働集約型産業かもしれませんが、
長い目で見ますと、通信ビジネスとは異なり、リアルビジネスで一般家庭へのアクセスを確保できることになりますので、様々な可能性を秘めていると思います。
この様なビジネスを通じて、地域内のコミュニティが少しでも増えて来ると良いと思います。


今日もブログをお読み頂きまして有難うございます!

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