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中小経営者の心理!

皆さん、おはようございます!
余資を運用するためにインハウスで機械設備や不動産に投資するリース会社を設立する構想があります。思い切りレバレッジを効かせて、高いリターンを目指したいところですが、そこはインハウスのリース会社ですので、グループにメリットのある形で還元して行きます。



中小経営者に限らず、先行き不透明な時代を生きて行くためには、エネルギーを自らエンジンを回すことに注ぐ必要があると思います。社会や経済が右肩上がりに上がっていく時代なら、その大きな潮流に従って効率良く立ち回っていれば良かったのですが、これからの時代は個々人が主体的に自らの目標を描き出し、それを実現すべく動いて行く必要があります。


先が読み難い時代的背景の中で、自らの目標を描き出していくためには、外発的動機付けではなく、内発的動機付けが大切なことは直観的に理解できることだと思います。それは明晰な頭脳を駆使して論理的に考えることではなく、自分の気持ちに目を向けて、その気持ちに素直に従って行動することでしょう。その為には自分の心がクリアである必要があります。


自分の精神や肉体を開放して、周囲の環境をありのままに捉え受け入れることにより、自分の内面から湧きあがってくる言葉に素直に耳を傾けることが大切なのです。しかしながら、現代社会での人間というものは一般的に自分というものはこういうものだ、こうありたいという鎧を身に纏ってしまっていますので、気が付かないうちに素の心との間に乖離します。


その様な乖離によりフラストレーションが溜まる訳ですが、フラストレーションを溜めたままでは本当に自分が遣りたいことに辿り着くことが出来ません。必要なことは自分の素直な気持ちに触れ続けることであり、それによって本当に自分の遣りたいことを見失うことなく
、自律的に自らの思い、志、意志といったものを持ち続け行動することが可能となります。


勿論、中小経営者が事業を行っていくときも自分に対してニュートラルである必要があります。ただし、その様にして描き出してきた個性に基づく意志に基づいて行動して行くということは、それが本当に正しいのかどうかという恐怖心にも似た不安を抱えることでもあります。右肩上がりの時代には、横並び意識を働かせればその様な気持ちにならないでしょう。


しかし、それは過ぎ去ったメンタル構造であり、これからはそれら心配にも勝る強い意志に裏付けられたワクワク感というモチベーションを持つことが望まれるのであり、その様なモチベーションによって不安感が打ち消されます。これからの時代は、物質文明から精神文明に移行すると言われていますが、自分のメンタルをコントロールする技術が大切なのです。


多くの中小経営者は未だその様な心のあり方に気付いていない様です。これからは、事業の規模よりも質が求められる時代ですので、その事に気付きた経営者にとって事業を再構築することはそんなに難しいことではないと思います。ただし、経営者自らの意志を事業に込め具体的な事業として成功に導いて行くためには、それなりのノウハウが必要なのでしょう。


意志を実現して行くための事業を形づくっていくことは、ビジネスモデルなどのより具体的な落し込みが必要になるからです。意志が大きければ大きいほど、抽象的であれば抽象的であるほど、それを具体的に落し込んでいく労力が大切になります。それを独りで行っていくには時間が掛りますので、それを供に可視化し、支援して行く伴走者が不可欠な所以です。


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「生産の3要素」を考える!

皆さん、おはようございます!
千葉県は大多喜町にあるMitosaya薬草園蒸留所に行ってきました。もと植物園であった小高い里山に、それら薬草を活かした様々なテイストのウイスキーやウオッカを精製する蒸留所を設置しています。自然からの小さな発見を形にすることも大切なことでしょう。



経済学において生産要素とは、財やサービスの生産に用いられる本源的な要素であり、一般的に「土地」「労働」「資本」を生産の3要素であると言われています。現代社会がこれだけモノやサービスで溢れていますと、その本源的な要素が見え難くなりとても新鮮に感じられます。経営資源を構成する人、物、金、情報といった4つの要素に目を奪われがちです。


この生産の3要素を掘り下げますと、カール・ポランニーの「大転換」において、市場経済と生産要素の関係について論じられていることに行きあたります。市場経済は本来は商品ではない「労働(=人間)」「土地(=自然)」「資本」を商品化し、人間の生活を破壊すると述べられていることについてです。土地や自然は「大地」と読み替えても良いでしょう。


ちょうど現代において、労働を肉体的労働力としてのそれではなく、精神的労働力としてこれからの新しい事業や商品を創出しながら将来の社会を築き上げて行く存在として「ヒューマンキャピタル」と認識し始めていることと一致します。この人間が持つ能力を資本として捉えた経済学の概念は、費消して消失しないばかりか付加的に経済価値を高める存在です。


また、土地についてを商品として不動産と捉えがちですが、そこに内包する天然資源にまで含めて考えますと、自然界に広がる雄大な大地と受け止めたくなります。現代の市場経済がこの大地を乱開発してしまい、私たち人間の存続すら危ぶまれる様に受け止められているのは、偶然の出来事ではないでしょう。この生産の3要素のバランスを欠いた結果でしょう。


これからの社会を考える上で大切なことは、この大地、人間、資本の各々をどの様な概念で捉え直すかということがスタートになると思います。その上で、各々の要素をどう関連づけるか考えるべきなのでしょう。その中で資本というものは、人類が市場経済を発展させる上で編み出した、後天的な擬制資本ということができ、間接的に捉えてみても良いでしょう。


直観的に思うのは、この地球上の人間が地球という大地と対峙し、相互に作用しあうことにより、結果的に資本が生み出され利用されることでしょう。人間と大地との相互作用において、人間が自然界に対して奢ることなく畏怖の念をもって対峙することが大切なんだと思います。所詮は人間も、その自然界の中で育まれ自然循環サイクルに組み込まれる存在です。


その事を肝に銘じ、いま一度、人間が大地からの恵みを得てどの様に糧を得て行くかという原点に立ち戻り、現代の「仕事」を捉え直しみても良いでしょう。如何に現代人が会社という組織に捉われており、標準的に専門特化された自らの役割(=組織の歯車)と化しているかを感じることでしょう。もっと溢れんばかりの野性味を持って糧を得ても良いでしょう。


高い給料を貰うことが目的ではなく、如何に自身が満足できる糧を得るか、自分の個性を見極めてその方法を探し抜くことが求められているのでしょう。昔の良き時代に立ち戻るのではなく、行き過ぎた現代社会の軌道を修正していくことが私たちに課せられた社会人としての義務でしょう。人間として勇ましくこの大地に立ち、広義の資本を獲得する野性味です。


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住民の力で商店街再生!

皆さん、おはようございます!
未来社会を描き出すSF小説ではありませんが、これからの社会は生産者と消費者の垣根がどんどん低くなるのではないでしょうか。家内手工業社会や商人文化においては、元々それらは重なり合っていたのですが、いつの間にかそれら別々の役割を演じる様になってます。



高度経済成長期に大都市圏郊外で相次いで分譲された戸建住宅地。高齢化が進む住民が中心となって、地元商店街の再生に取り組む地域が神奈川県鎌倉市です。何もしなければ衰退が加速するオールドニュータウンが住民の力によって再興する異色の取り組みに着目してみたいと思います。それは、鎌倉市の住宅街である今泉台地区に位置する北鎌倉台商店街です。


その商店街にオープンしたばかりの「サカナヤマルナカ」に町内会館での体操教室を終えたお年寄りが熱心にのぞき込んでいる姿があります。店長の田島幸子さん(=69才)は、地域とつながる魚屋にしたいと抱負を語ります。元町内会長の田島さんをはじめとする地元住民らが中心となって設立した一般社団法人鎌倉さかなの協同組合が店舗を運営しています。


販路開拓に悩む鹿児島県阿久根市の漁業者が2018年から鎌倉で始めた移動販売が、住民自ら魚屋をはじめる切っ掛けとなったとのことです。クラウドファンディングで設立資金を集めて、閉店した商店街の鮮魚店跡地で開業をしています。阿久根市から新鮮な魚を空輸して水曜日から土曜日までの週の4日間だけお店を開いて地元住民に販売しているそうです。


その他にも、NPO法人タウンサポート鎌倉今泉台は、商店街の薬局跡地に改装して集会スペースを開設し、近隣農家から規格外の野菜を買い取って毎週金曜日に販売しているそうです。これも商店街の青果店閉店にともなう取り組みだそうです。商店街で営業する店舗は全盛期の30店から一時は1ケタにまで落ち込んだが、現在は17店にまで戻ったそうです。


衰退する地域は、都市計画法上の住居地区と商業地区ではありませんが、明確に地域を区分してしまい、生産者(=商業者を含む)と消費者という区分に二分してしまっているところに問題があると思います。現代の生産者と言えば「会社」であり、消費者は会社を定年退職してしまえば、糧を得る方法が失われてしまい、年金に頼らざるを得ない幻想を頂きます。


でも、それはこれまでの社会の慣習や思い込みであり、年齢拘わらず糧を得るために仕事を創りだしていけば良いものと思います。仕事とは会社に勤めることという社会の枠組みに捉われることなく、自分を信じて地域で必要とされている仕事を自ら仲間たちと行えば良いのです。地域で仕事が増えれば雇用も増えますし、地域内でヒト・モノ・カネが循環します。


それは何も高齢化が進む地域だけの問題でなく、衰退する地方経済にも同じことが言えるでしょう。その地域に居住する住民一人ひとりが、自らの手で仕事、ビジネス、事業を億することなく手掛けて行けば、少しずつ地域の活力が高まっていくと思います。会社の役割を全うしただけではそんな大それたことは出来ないという思い込みをする必要はないでしょう。


ビジネスに対し大上段に構えることが無いよう、それを支援するインフラを整えることも必要だと思います。生産消費者(=プロシューマー)社会を実現させることによって、価値循環させながら日本の成長軌道を維持することも可能でしょう。情報技術の進展によって、それが現実味を帯びて来ます。バーチャルカンパニーがプロシューマー社会と結び付く様に。


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