誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

これからの時代の仕事!

皆さん、おはようございます!
一昨日までの猛暑、熱帯夜が嘘のように涼しく感じる朝ですね。
夜、窓を開ければ気持ち良い涼風が部屋に流れ込み、いつの間にか熟睡です。
週末は、台風が関東を直撃するようですが、気温はどの様になるのでしょう。



過去から将来に通ずる時代の変遷の中で、現在がどの様な通過点に位置しているのか、なかなか自分達の足下を見通すことは難しいのかもしれません。ただし、現在を見渡しますと、それは情報技術革新による大きな時代の変革期にあることは間違いない様です。働き方ひとつ取ってみましても、就社型の働き方も段々と薄れつつあるように思えます。


デジタル社会において、標準化されたルーチンワークはAIに置き換えられると言われていますが、それは企業における業務について、人件費よりもAIを導入する方がコストを下げられるという判断軸で為されると思います。AIの得意分野は、定型化された判断と速度が求められる業務について人間よりも正確な結果を残すと考えられるからです。


しかし、AIに深層学習をさせるための与件を整理する様な仕事、そもそもAIを活用したのでは導入コストの方が高くなってしまう様な希少性と付加価値の高い仕事は機械に置き換えることはないでしょう。この様に考えますと、企業内におけるこれからの仕事はAIによる代替性の効かない個々人の能力を高めることが必要だと思います。


この様に申し上げますと、あの棋士の羽生善治氏を打ち負かせたAIに駆逐されないためには、余程付加価値の高い能力開発をしなければならないと焦ってしまいますが、そんなこともないと思います。将棋は一定のルールの上に積み重ねた先読みと判断の世界だと思いますが、非常に専門特化された領域であると考えられます。


であれば、3~4つの専門領域を持てば複合的なオリジナリティあるアイディアで勝負出来るので、その領域にまでわざわざコストを賭けてAIを導入する意味がないでしょう。そういう形で自らの能力開発を行い複線を張れば良いものと思います。それは、AIを意識するか否かに拘わらず、これから必要な働き方だと思います。


私たちは、今まで社会の仕組みとして、戦後復興と高度経済成長を支えてきた産業主体の経済体制を採って来ました。知識詰め込み型の教育で良い大学を出て、良い会社に就職することが、その後の人生を保障するものと考えられてきました。しかし、これからの時代は、AIには出来ない独創的なアイディアを生み出すことが尊ばれる様になるでしょう。


理想形としては、経営者であろうと従業員であろうかに拘わらず、自律的に新たな事業を生み出せる様なフラットな企業形態が望まれると思われます。事業とは言いましても、最初から体制を整えて立派な事業を生み出そうと構えずに、生業(なりわい)や小商い(こあきない)の延長で良いと思います。


事業なんて、立ち上げた事業の全てがすべて成功していたら、世界の経済は成長し続けることになりますので、その様な世の中はあり得ません。数多くの生業や小商いを起こし、その中から成長する事業が生まれて来ることで良いと思います。生業や小商いでしたら、まずは一人で、若しくは数人の仲間と労力を初期投資として始める事業です。


その為には、自分のできること、自分の好きなこと、自分の興味あることを生業や小商いにする必要があります。趣味を仕事にするという感覚で良いと思います。あまり大上段に構えずに、自分の五感を信じて楽しみながら行うことが秘訣だと思います。事業や商売というものは、理屈で行うものではなくある種の原体験に基づいて行うものでしょう。


企業内で生業や小商いを起こすのであれば、そこに勤める役職員がお客様になってくれるその様な程度で小金を稼ぐところから始めて、2~3年も経てばそれなりの自信が付いて来るのではないでしょうか。徐々に社外にも広がって行くと思います。とくに専業で生業や小商いを行わなくとも、副業として取り組めば良いと思うのです。


副業として始めてある程度軌道に乗り出したら、独立するのも良しだと思います。その意味では、これから企業もあまり企業の内側と外側を明確に区別する時代ではないと思います。面白い生業、小商いを営んでいる方がいれば、企業に取り込み協働することもあり得る話だと思います。人材の流動性を高めることが企業としての活力を高めるでしょう。


デジタル社会においては、個人の持つ独創的なアイディアと少しばかりの行動力が活かされる個性の時代になると思います。そこには参考にすべき先人の経験はないかもしれませんが、自らがその時々を思いのまま楽しむことが大切なのでしょう。実はこのこと自体が
時代の過渡期に必要とされるアート的な感覚なんだと思いますが如何でしょう。


今日もありがとうございます!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する