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生業型起業のすすめ!

皆さん、おはようございます!
台風が関東地方に近づいているせいか、今日も涼しい朝ですね。
先日までの猛暑が嘘のようになりを潜めてしまいました。
体調を崩さない様に気を付けて下さい。



起業といいますと、最初の段階からしっかりとしたビジョンとそれに基づく事業計画があり、必要な人材を集め、それ相当の資金を準備しないと出来ないと思われがちです。むしろ、そうやってロジカルに事業を垂直立ち上げする方が稀であり、逆に往々にして上手くいかないんではないかと思うことがあります。


ある程度の市場調査を行って事業を開始する訳ですが、確実に商品が売れるとは限らないからです。市場との対話を通して、商品の改良を行いながら少しずつ事業を軌道に乗せて行く訳ですが、その間にも資金の心配をしなければなりませんし、社員のモチベーションを鼓舞すべくマネジメントを行っていかなければなりません。


それでも中には、最初から商品がヒットし急成長するベンチャー企業もある訳ですが、起業の段階から市場に受け入れられるかどうか将来のことなんて分からないのが現実だと思います。事業が上手くいくかどうかは結果論であって、やはり起業の段階では事業が上手くいかないことを想定して、リスクを最小限に抑えるべきかと思います。


実体験として思いますのは、どの様な事業に取り組むかを頭で考えるのではなく、自分の身の回りにあるネタを上手く事業に結び付けて行く柔軟さが必要だということです。そして、それを事業にして行くために、敢えて最初から組織化をしていくのではなく、自らの持つ労力という最大の資本を武器にまずは遣ってみることだと思います。


お金を賭けて事業の準備をすることは誰にでも出来ます。勿論、お金がなければ何処からか資金を調達してこなければなりませんが。起業に当たって一番良いのは、お金をかけずに自らの知恵と労力を使って、如何に商品を提供できるかを考えることだと思います。
自分の特技を活かして何らかのモノを作るでも良いと思います。


その際の原材料も出来る限り、購入することなく調達する方法を考えるべきです。今の私は、事業立上げ、事業再生、事業連携における計画、財務、法務といった広い意味での財務ノウハウを提供することを生業としていますので、必要なのは自身の労力だけということになります。お客様については、まずは知り合い関係からで充分だと思います。


これからのデジタル社会を考慮しますと、誰しもがグローバルに情報を発信して行ける時代になりますので、ちょっとしたニッチな分野で誰にも負けないポジションを築ければ、それだけで食べて行けるようになるのではないでしょうか。「10年後の仕事図鑑」の中で堀江貴文氏と落合陽一氏は1位/100万人になれれば良いと言っています。


100万人という数字に驚くことはなく、3つの分野で1位/100人になれれば乗数により結果的に100万人の中で1位のノウハウを持つことになります。ついつい特定の専門を修めないといけないと思いがちですが、確かに自分ならではの専門分野を築き上げるという考え方も出来ますし、それが受け入れられるこれからの社会だと思います。


YouTube、インスタグラムをはじめとするSNSを活用すれば、いくらでも自ら情報を発信することが出来ます。また、それを見る人々も何らかの得意分野を持つ人に関心を持つ時代でもあります。それはAIという機械には代替できない、人間ならではの固有の能力だと思います。それが実利を兼ねていれば、申し分ないと思います。


これからの社会を見渡した時に、個々人が持つ独創的なアイディアや技といったものが、大切になって来ると思います。それが、情報社会における人間固有の付加価値だからです。意識的に自らが持つニッチな専門分野をアピールして行く必要があるかもしれません。3つの1位/100人であれば誰しも少し考えれば思い付くでしょう。


それが出来れば、自らの労力を源泉として起業することも出来るでしょう。私は、その様な企業の仕方を生業(なりわい)型起業とか小商い(こあきない)型起業と考えています。これからの時代、多くの個人で事業を営む人が増えて行くのではないかと思います。
企業に勤めながら、副業として携わることも可能でしょう。


少しでも多くの人々が独創的なアイディアや技能を活かして生業や小商いで成功できる様な社会になっていって欲しいと思います。これからの社会は、仕事と趣味の境目がなくなる様に思います。生活者個々人が仕事と暮らしの境目なく、より良い暮らしを創造し実現して行く社会を創って行けたらと思います。


今日もありがとうございます!
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