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飽和期を迎えるコンビニ神話!

皆さん、おはようございます!
今朝はいつもより1時間早く起床しました。いつもより少しばかり暖かく感じます。
今日はこれから中央本線を一路、あずさで松本へ向けて参ります。
師走ではありますが、マイペースで歩みを進めて参りたいと思います。


コンビニエンスストアが飽和を迎えているのではないかと言われています。
全国に大手8社で5万5千店舗もあり、売上高は10兆円を超えていますが、売上が伸びているのは新規出店を行っているからであり、既存店売上は売上が減少傾向にあるそうです。参考として全国の郵便局数が2万4千ヶ所、選挙投票所数が4万8千ヶ所です。


業界全体としての数値なので、事業を営む会社によって状況は異なると思います。
私もコンビニエンスストアを利用していて思うのですが、セブンイレブンの独り勝ちではないかと感じます。お客様目線で、棚への商品の陳列状況を見ても、会社によって何となしに張りがあるお店と、そうでないお店の違いがハッキリとしてきた様に思えます。


コンビニエンスストアと言えば、街の利便機能であり、商品を提供することを目的とするだけではなく、印刷を行ったり、ATMを利用したり、代金支払いを行える窓口として機能を拡充してきた経緯があります。これから社会の仕組みが大きく変わって行く中で、自宅から最も近い利便施設として、ますます必要性が高まってくるのではないでしょうか。


最近のコンビニを見ていますと、他の施設と併設して複合的な利便性を提供する方法が相次いで発表されています。託児所との併設、自転車シェアリング、コインランドリー、ジムとの併設等様々です。確かに各々の利用者がついでにコンビニエンスストアに立ち寄ることも考えられますので、規模の経済に対して範囲の経済という考え方ですね。


先日、何年振りかにやはり飽和状態にあるというマクドナルドに立ち寄ってみました。
業績が回復しているとは聞いておりましたが、確かにお店の内装も雰囲気も随分と変わり、ちょっとしたCafe’という装いです。先日、24ヶ月連続で増収増益であることが発表されていました。新メニューの投入が功を奏しているようです。


外食産業も小売産業もともに立地産業です。消費者の目線からしますと、いつも行き慣れたお店であっても、何かを発見したいという好奇心の様なワクワク感を求めている様な気がします。新しい商品であったり、新たな情報であったり、他のお客様の会話であったり。しかし、一番大切なのはお店がきちんと整えられていることが大切かもしれません。


セブンイレブンを見ていますと、いつも新たな発見があり進化しているという感じがします。床は磨きあげられ、店員さんは溌剌としています。店舗の業績が悪かったら、なかなかそうは行かないものでしょう。陳列棚などを工夫して、店員さんが効率良く仕事を出来る様にして、業務効率を3割改善する様なこともしているようです。


私の自宅の周りを見ましても、郵便局より多いのではないかと思う位、セブンイレブンの店舗数が増えています。立地産業故に、いずれは出店地域が飽和して行くことは間違いないと思います。その様な中で、いかに既存店売上を飽和させずに伸ばして行けば良いのでしょうか。私は、時代の端境期だからこそ、チャンスなのではないかと思います。


例えば、来春より民泊法制がスタートしますが、市町村によっては施設から一定距離に管理者の設置を義務付けています。コンビニを民泊のフロント代わりに取り次ぎを行ってはどうでしょうか。宿泊者も食事をしなければいけませんが、コンビニのご飯であれば日本ならではのメニューも多く満足いくと思います。


また、これから高齢者が急増して行く中で、見守り拠点化や日用品のデリバリーサービス等も考えられます。ネット販売が急増していますので、商品を受け渡しする為だけではなく、これもデリバリーサービスを提供することも考えられます。まだまだ、これから様々な需要が生じて来ることでしょう。


新たな付帯サービス以外にも、コンビニエンスストアが取り扱う商品を進化させ続けることも不可欠だと思います。やはりコンビニエンスストア事業の基本だからです。
他のコンビニエンスストアと比べたセブンイレブンの強みは、グループの総力を挙げてプライベートブランド商品を開発できるところではないでしょうか。


どの様な事業でもそうだと思いますが、それよりも増して大切なことは、そこで働く方々が自分の事業の社会的な意味を理解し、自分の仕事を愛していることが何よりも大切だと思います。効率性の面から標準化された仕事に携わるのではなく、主体的に楽しく働く企業風土をどの様に作って行くかが、店舗運営に直接現れて来るのではないでしょうか。


今までの規模の経済を前提とした組織体制では、何かと業務を標準化させて合理性を追求しがちです。その結果、上意下達のピラミッド型ヒエラルキーとなってしまい、そこで働く者を受け身の仕事と化してしまう課題を内包しています。これからの組織は、誰しもがフラットな関係で、オープンマインドで仕事が出来る組織である必要があると思います。


コンビニエンスストアも、まだまだ成長して行く余地が沢山あるのではないでしょうか。
近所の利便機能として、ついつい店員さんに話しかけたくなるのは私だけでしょうか。。
これからも、より良い暮らしを創造して行く為に、様々なサービスを提供して頂けたらと思います。


今日もご覧いただきまして、ありがとうございます。
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