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私の事業企画方法!

皆さん、おはようございます!
よく他者から頭を使い過ぎだと言われることがあります。確かにあまり他者が考えないような難しいことを話したり、紙にまとめることがあります。それは決して頭で論理的に考えているからではなく、むしろ頭で考えている時は筆が走らず、インスピレーションなんです。



事業は人が遣りたいと考える思いを糧を得るために形にすることでしょう。そうであるなら事業を企画する為には、まずはその思いを充分に傾聴して理解することが出発点となります
。他人の思いを事業企画する場合もありますし、自分が遣ってみたいと考える事業を構想する場合もあります。何れも最初はどの様なことをしたいかを理解することから始まります。


その事業を遣りたいと考える人が1人の場合もあれば、2~3人が共同で一つの事業を行いたいという場合もあります。共同事業でも、それを遣りたいと考える複数の人たちの各々に個々人が描いている達成したい事業の目的があるはずです。その個々人の事業に対する思いを充分に理解して、それらの総和として全体としてどの様な事業が浮かび上がって来るか。


その利害関係を整理することから事業を企画することが始まります。大体、共同事業の場合は、往々にしてその個々人が考えている思惑が異なるものです。その思惑の違いを整理して一つのベクトルに纏めることが醍醐味になります。各々の思惑が異なっていても、事業における異なった目的をパズルのように組み合わせることが出来れば、一つの方向に向きます。


この辺の作業はロジカルに行う必要があるのですが、一般的にある共同事業というものを見ていますと、その整理の仕方が曖昧で何となくフィーリングで事業をはじめてしまうので、直ぐに利害得失が生じてしまい事業が頓挫することが多いようです。ロジカルに考えるとはいいましても、それがインスピレーションで浮かび上がってこなければ上手くいきません。


最近、この事業企画の構想段階で厚みを増すことが出来たのは、産業カウンセラーの資格取得にあたり傾聴する方法を学んだことです。ただ事業を営みたい人の話しを聞くのではなくその人の事業に対する思いにどれだけ自分を重ね合わせながら聴くことが出来るようになったからです。人間の言葉なんて思いの一部に過ぎません。言葉で表現されない思いを聴く。


ここまでが事業企画の構想段階です。次に浮かび上がってきた事業構想を実際に具体的プランに落とし込まなければなりません。これは契約行為と経済価値の両面で捉える必要があります。契約行為とは、大まかにいえば物権と債権しかない訳ですから、事業構想を実現するために必要な個々の有形無形の事業資源をどう契約により有機的に結合するかを考えます。


その時に大切なのが、それら個々の事業資源を経済的な価値をも考慮に入れる必要があることです。それは個々の事業資源の経済価値が、それらを有機的に結合することによってその経済価値を高めることに努めることです。その増分価値を付加価値と言ったり、会計では自己創出のれんと言ったりしています。契約行為と経済価値は密接な関係にあると言えます。


逆に言えば、既存の事業についてもどの様な事業構想に基づき、どの様な事業資源がどの様な契約行為によって組み立てられ事業全体としての経済価値を構成しているのかという観点から見ることが出来ます。それを事業の目利き力というのかもしれません。それは決して事業を頭を使って分析するのではなく、自然と目に飛び込んできて理解されるものなのです。


今日もありがとうござます!
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