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経営者のメンタルマネジメント!

皆さん、おはようございます!
11月になり秋も随分と深まって来ました。年内のスケジュールも見えており、まだまだイベントやら遣らねばならない事が山積みとなっています。来年からは忙しさに追い立てられることなく、貴重な時間を噛みしめながら、本当に自分の行いたいことに注力したいです。



中小企業の経営に携わるようになり10年という月日が経過しています。中小企業を一言で形容すると、満たされないヒト・モノ・カネを上手く遣り繰りしながら事業を維持または成長させて行く切なさがあります。その様なカオスにも似た状況の中での拠り所は、5年後10年後になっていたい自分や事業に対する希望を糧として、日々泥臭く活動することです。


これまで担ってきた役割は、第一義的には会社の財政状態を正確に把握してより良き方向に導きだす羅針盤としてであり、その上で事業活動におけるリスクを未然に防ぐべく対外的取り組みの調整を果たすことであったと思います。もちろん日々の事業活動における実務を行いながら、自分なりに事業構想を描いて、事業資源を最適配分することも重要なことです。


しかし、最も重要なことは中小経営者に寄り添い、身も凍るような経営責任を一身に受け止めた彼らの移ろい易い思考や言動の支えになることかもしれません。中小経営者だって人の子であり、千差万別の個性を持ちますが、やはり将来の見通しが立ち難い事業環境の中で、先行きの明確な意思決定していくことは大きな精神的なプレッシャーとなるものなのです。


そんな精神的プレッシャーに負けない強靭なメンタルを持つ必要がありますが、それは外形的に人も羨むほどのスポーツマン的な肉体や精神を持つことかというと、その様なことではなく明確な寝ても覚めても愛くるしいと思う将来のあるべき自分の姿を持っているかということに尽きます。それは、原体験に基づく身体に染み付いた迸るエネルギーだと思います。


一般的に人間は自分なりに明快な目標を持っていれば、モチベーションを高くして少しのことで躊躇したりしないものです。それは、自分に出来ること、自分が遣りたいこと、自分に求められていることを客観的に理解していることでもあります。良くある過ちとして、それを利己的(=原体験に基づかず)に頭で考えてしまうことです。そこに真価が問われます。


紆余曲折ある会社経営という終わりなきマラソンを完走する為には、自分との戦いに勝つということなのです。世の多くの中小経営者は、社長という肩書きを持ってはいるものの残念ながら将来に対する明確な意志まで高められている方は少ない様です。人間は誰しも経営者(=事業主)になる資質を持っているのですが、そこまで自分を深められるかどうかです。


それは、会社や事業を経営することに留まらず、精神的により良い暮らしをしていくためにも、人間としてこれからの時代を生き抜いていく必要から身に付けるべき資質かもしれません。その結果として、いまの明日の見えない混沌とした社会を人々がフリーハンドで思いおもい自由に希望を描き出せる社会に繋げることが出来るのでしょう。そんな予感がします。


これまで中小会社機能として対外的な枠組みを強化することに専念してきましたが、これからの時代は同心円状の内側の円である経営者のメンタルヘルスをケアすることにも注力していくことが必要だと考えます。経営者のメンタルマネジメントの上に、事業マネジメントがあるという感じです。それは、これから事業を営みたいという方にも同じことが言えます。


今日もありがとうございます!
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