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タウンマネージャー!

皆さん、おはようございます!
渋谷にある東急PLAZA店内を見て回り、コロナ禍後の爪痕が残り多少の粗はあるものの経済性のみを追求するのではなく、社会動向を踏まえた良く考えられたテナントが配置されており、店舗全体的にみて卒なくまとめられていてなかなか良くできていると思いました。



一般的にタウンマネージャーというと、まちづくりの専門家として、都市計画・商店街振興
・イベント開催など、まちづくりに係る計画立案や、具体的な事業の立案・調整・実施を担う推進役のことを指します。これだけを見ると、どこか不動産に偏った昭和時代の臭いを感じてしまうのですが、これからのタウン(=まち)マネージャーはどうあるべきでしょう。


シャッター商店街を活性化させるために、都市計画を変更して大規模商業施設を誘致したり
、イベントなどを開催して商店街振興策を講じても、結局は対処療法的にならざるを得ず、まちの賑わいを取り戻すには限界があると思います。持続可能なまちを創るためには、自然(=じねん)発想で未来を育む人が織り成す経済の生態系をデザインする必要があります。


そのまちの歴史や息づく固有の有形無形の資源に目を向ける必要があると思います。そのまちに長らく暮らす人々とは、とかくその中に居るとその地域の良さが見えなくなるからです
。大自然の借景、美味しい湧水、それを生かしたお酒や美味しい野菜、それらを素材とした郷土料理、伝統工芸など、それ以上にそれらを育んできた文化などが挙げられるでしょう。


きっとそのまちで暮してきた人々は自給自足的に、言い方を変えますと家内制手工業的にこじんまりとそれら衣食住に必要なモノを作り消費してきたものと思います。だから工業製品のように積極的に販売する必要がなかった。あまりビジネスとして捉えていなかったからかもしれません。その様な中に、規模の経済を追求する工業製品がまちになだれ込んできた。


機能的に洗練されてお値打ち感もあるので、それがまちに普及して行き、それまでの街の生態系が崩れていったと言えるでしょう。ところが、ここに来てこれまで信じられてきた社会の枠組みや慣習が崩れ始めています。生産者の顔の見えない商品より、歴史性に富んだ生産者の顔の見える商品が世界的に見直され始めているからです。情報化社会による恩恵です。


そうであるなら、まちに暮らす人々も昔懐かしい今の時代にも通用するモノをコト化して、プチビジネスとして洗練させてはどうでしょう。自然環境の中で育まれて来たコトをプロシューマ(=生産消費者)として捉え直してみては如何でしょう。古き良きものに改めて着目して、三ちゃん業でも構わないので少しばかり洗練されたビジネスとして取り組んでみる。


それをまちに暮らす人々でワイガヤやるコミュニティとしての場が必要でしょう。人間というものは他者との対話を通して気付きを得て、新しいことを発想し成長するものです。古くて新しいプチビジネスに取り組むことでまちの人と経済の生態系を再び育むことが可能となりますので、まずはまちの人々が集える場としてのコミュニティを整える必要があります。


また、そこで生まれたアイディアをビジネスにするためのプラットフォームも必要です。ノウハウを提供したり、シェア店舗、ECサイトなどもコト商品を販売するための切っ掛けとなります。そして有形無形の資源をナラティブにプロモーションしていくことも、いまの時代には欠かせません。まちビジネスを通してその地域経済の生態系を育んでいくことです。


今日もありがとうございます!
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