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ハンズオン型支援!

皆さん、おはようございます!
車検の代車で、現在乗っているN-WGNの姉妹車であるN-BOXに乗ってみました。同じような機構を持つ車でありながら、運転した時の感覚が全く異なることに意外感を持ちました。車体重量が重いことから加速が悪く、ブレーキペダルが堅く深いのは何故でしょう。



ハンズオンとは「手を触れる」という意味から、ファンドやコンサルティングファームなどが、投資先やコンサルティングを行う企業の経営に深く関与することを表す言葉です。私の仕事も、中小企業の経営に深く関わり、経営者の方々が主体となって経営課題の解決に取り組んでいただくサポートを行う事業を行っていますが、時間とともに斑模様となってます。


数ある中小企業のお客様によって、経営への関わり方が異なってきてしまっている課題があります。お客様第一に考えて来た結果でもありますが、事業再構築支援を行っていますと企業によってその進展具合のスピードが異なって来てしまうことにも左右されてしまいます。
その企業に対して関わりはじめたタイミングによって、深度が異なることもあるでしょう。


ハンズオン型支援といいましても、明確な定義付けが為されている訳ではありませんので、手探りで模索しながら進めて来た結果として、お客様である中小企業には必要な経営ノウハウが大きく不足していいることに気付かされます。中小経営者は、ものづくりや営業に長けてはいても、経営という視点を全く持ち合せていないなんてことが実に多いものなのです。


それは一重に、中小企業では経営人財が育つ環境に乏しいこともあります。人生100年時代において、大手企業で定年退職を迎えたマネジメント人財がその後の人生を現役で働いてくべく、人財流動化が進み中小企業に新天地を求める動きがもっと出てきても良いと思いますが、それなりのリスキリングを行わなければフィットすることは難しいかもしれません。


中小企業の仕事は、スタートアップ企業の様に無から有を生む仕事に近いものと受け止めてます。異なるのは既に売上が立っているのかどうかという違いです。小さいながらも大手企業の様に組織があると考えたら間違いだと思います。マネジメント体制を構築するところから着手しなければなりません。不足する役職員の中で現業を抱えながらの体制づくりです。


ハンズオン型支援を行っていますと、経営者の方々の手により経営課題を解決していくとは言っても限界がありますので、サポートという一線を超えて実務に関わらざるを得なくなってしまいます。取引先との交渉当事者になったり、契約書を作成したりと、遣ろうと思えば中小企業の経営課題という渦の中に深く潜航してしまう位の為すべきことが沢山あります。


また、中小経営者個人が持つ事業に対する思いや意志を可視化し、企業のミッションやビジョンを明らかにしながらビジネスモデルやビジネスプランを描き出すプロセスを共有しますと、その事業への愛着もひとしおとなり実現させて行きたくなるものです。それが自分の地域ビジネスを元気にすることを通しまちづくりに結びつける思いと投影されれば尚更です。


ただし、人間に与えられた時間は有限です。全ての企業に同じ位のエネルギーを費やすことは出来ません。どこかで取捨選択しなければならないというのが、現在の抱えるジレンマです。まちづくりを行う地域を限定することも選択肢でしょうし、これまで培ってきたノウハウをある程度標準化させて他人に任せて行くことも視野に入れて行く必要がありそうです。


今日もありがとうございます!
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