誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

事業成長プロセス!

皆さん、おはようございます!
人間一人の能力には限界があります。チームで力を合わせれば相乗効果が発揮できるものでしょう。だから中小企業のバックオフィスを支援する「ビジネス支援プラザ」なるものを立ち上げたのが理由の一つです。但し、メンバーがそのことに気付いている必要があります。



事業がこの社会に生み落されてから、約10年という月日を経れば企業は少なからず安定成長軌道に乗って行くものです。この安定成長を売上の成長とみるべきか、それとも一緒に働く仲間たちが増えたとみるべきか、様々な捉え方があるでしょう。しかし、事業が人間による営みであることを考えると、一緒に働く仲間が増えることほど尊いものはないでしょう。


むしろ事業というものは人々が営みの数を増やして行った結果として、売上など財務的な結果が後から伴なって来るものであることが真理だと思います。はじめて事業が生まれるときは一人の人間の手でそれが行われることも事実です。たとえ数人の仲間たちと事業をはじめていても、必ず核となるその事業の知見を持ち合せた人間の手に委ねられるものなのです。


それがやがて、その核となる人間の周囲にいる数人の仲間たちの学びを通して、一糸乱れぬ呼吸の合った事業の幹となっていき、そしてまた一人と仲間が増えていく過程を経るものなのであり、その一人もやがて幹の一部として同化していきます。しかし、その幹となり得る人たちもせいぜい10人位まででしょうか、それがやがて枝葉へと形を変えて行くのです。


樹としての体裁を整え出すのは15人から30人位だと思います。この頃になりますと、幹に宿しているDNAを阿吽の呼吸で枝葉まで伝えることが難しくなります。意識的に事業に対する思いや考えを伝えていくことが必要となります。これを事業に訪れたはじめての組織化ということが出来るかもしれません。事業から企業へと移り変わるタイミングでしょう。


その事業や企業に参画するメンバー各々が中興の祖の思いや考えを理解しながらも、必ずしも同化している訳ではありません。中興の祖が事業を立ち上げるときに、事業を通して実現したい浪漫に思いを馳せた様に、メンバー各々に仕事を通して実現したい人生の夢を持っているものです。それを一つの方向に向けることは出来ても、一致させることは出来ません。


最近でこそ大手企業などで企業のパーパス(=企業の存在意義)と社員のマイパーパス(=社員の仕事をする目的)を近づける努力が為されています。それほど事業を営むのに必要な心の拠り所が、個性化の時代を迎え分散している現実とそれを一つの方向に向いていることの大切さに気付いたのでしょう。それが単なる歯車の噛み合わせでない相乗効果なのです。


事業が組織化に向かい始めますと、事業を立ち上げた事業そのもにに惚れこむ仲間たちの中に、組織を運営していくために費やす仕事が増えて行くことに対して違和感を持つ人も出て来ます。企業の目的であるはずの事業が色褪せて行き、企業を維持成長させて行くことに事業が成り下がってしまうからです。事業に対する醍醐味が失せてくる時期かもしれません。


社員30人位が真摯に事業に向き合うか、企業として成長を果たして行くかの分水嶺かもしれません。必ずしも企業化しなくとも、事業のまま生き続けることも可能です。それも、これからの時代は小粒ながらきらりと輝く存在でいることが出来ます。どちらの道に進むかは
、その事業に携わる仲間たちの手に委ねられており正解のない答えを出す必要があります。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する