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これからの消費者心理!

皆さん、おはようございます!
今日から11月ですね。少し気が早いかもしれませんが、
今年もあと2ヶ月となってしまいました。
台風一過、暖かい秋晴れが続くのかと思ったら、気温も随分と下がって来ましたね。。


日頃の企業の動きを見ていますと、
大手家電量販店がEV(=電気自動車)ベンチャーに出資し、小型EVの販売に乗り出したり、化粧品会社が相次ぎ中国の自社生産から撤退したりと、
何となしに今までの消費需要が変化しているせいで、移ろい気味という感じがします。


きっと、企業も市場の動向を読みあぐねているのではないかと思います。
その様な企業マインドがゼロ金利政策や大型経済対策にも関わらず、
設備投資や賃金upに結び付かず、内部留保を積み上げる結果となっています。
また、人口減少問題も重くのしかかってきます。


消費者心理も、そんな企業の閉塞感を先取りする様に、買回り品は自分の好みの商品を少しでも安く買い求め、不要不急の買い物は無理せずに倹約に努めるという感じでしょうか。だからといって生活に疲れている訳ではなく、むしろその様な状況だからこそ上手に生活を楽しんでいる様に見えます。


スマートフォンを手にした消費者は、あらゆる情報を手にして、自分が欲しいと思うこれぞという一品は少し無理してでも購入しますし、行ってみたいお店や観光地にも行ったりしています。従来の消費動向と比較してみますと、物質的な欲求を満たすというよりも、精神的な欲求を満たす消費に変化している様ですね。


今後の日本の経済を見渡しますと「成熟」という言葉が現わす通り、量より質が問われるのではないでしょうか。消費を大きくけん引する新たな市場が登場する訳でもなく、情報技術を活用して、現在、世の中に存在するモノや仕組みを精緻に効率を上げて行く。
今まで100の資源が要していたことを70や60の資源で置き換えて行きます。


売上よりも利益を重視するという感じでしょうか。これは企業だけのことではなく、個人であっても同じ様な考え方だと思います。質を落とさずに効率を追求して、コストを下げて行くという表現が当て嵌まるかもしれません。または、同じコストで、今まで以上の質を求めて行く。だから共有の経済なのかもしれませんね。


働き方改革も、自動運転EVも、バイオ新薬も、情報技術がそれを可能にします。
情報技術は不思議なもので、技術が進展すればするほど自らのコストを低減させるように思います。AIが良い例かもしれません。情報処理の分野は日進月歩で、速度も速く、容量が大きくなってもコストが上がる訳ではありません。


みずほ銀行がAIを導入して、全体の2割以上に相当する2万人弱の行員を削減(=バブル入行世代の自然減の様ですが。。)するそうです。情報という知識の束を商売道具とする金融機関は、情報技術により効率化するのに適した業種だと言えると思います。
今後、この様な動きが他行や他産業にまで広まって行くことでしょう。


その様な中で、消費者である人間は、人間同士のコミュニティでの関係を通して、様々な「知恵」を発揮する存在になるのではないでしょうか。良い知恵を生み出すためには、生活を楽しむことから始めなければなりませんね。その様に考えると、消費者心理が向かうべき方向は自ずと明らかになって来るように思えます。


今日も、ご覧いただきましてありがとうございます。


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