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専門人財を中堅・中小企業でシェア!

皆さん、おはようございます!
事業の目利き力は、自ら事業を営んだ経験のある方であれば、全ての方がそうであるとは言い切りませんが、それなりに身に付けることが出来ているものだと気付きました。それが事業を立ち上げた後に大企業にまで成長させたことのある創業経営者であればなおさらです。



サイバーセキュリティ人財を中堅・中小企業がシェアする動きが広がっているそうです。サプライチェーン(=供給網)を狙う攻撃が増える中、高額なセキュリティ予算を確保できない中堅・中小企業が協力して対応しています。年収が数千万円に上ることもある高度人財の隙間時間をシェアすることで、コストを10分の1程度にすることも可能となるでしょう。


サイバーセキュリティ―に留まらず、中堅・中小企業は産業構造の転換期を迎える中で、マーケティング、情報システム、ファイナンスといった、所謂バックオフィス全般において専門人財が大幅に不足していると言えるでしょう。大手企業でも不足するそれら人財を確保するためには、やはり年収が中堅・中小企業の予算を大幅に超える金額になってしまいます。


これからの企業規模に関係なく質が求められる時代に、大手企業であるか中堅・中小企業であるかに関係なく事業の再構築が求められる中で、いかに専門人財を確保できるかがこれからの企業の将来を決定づけてしまうと言えるでしょう。それを絵に描いた餅で終わらせることなく、現実のものとして成功に収めるには、経営者の資質も見逃せない点ではあります。


大手企業ならば、差し詰め経営企画室や経営戦略部といった社長のブレーン集団が、その会社の経営計画を描き出してくれます(=必ずしも緒に付いた独創性のある計画ではなく、飽くまでも机上プランという感じが否めません)が、中堅・中小企業の場合には経営者の潜在的な意志を引き出し、理念・ビジョン・事業計画にまで落とし込む参謀役も必要でしょう。


それら参謀役と専門人財による経営バックオフィス集団をパッケージで、しかも中堅・中小企業がシェアしながらコストを抑えながら活用できるとしたら如何でしょう。中堅・中小企業は事業運営に専念することが可能となりますし、それ以前にクオリティの高い人財によって一点に集中した光り輝くコア資源を活かしながら事業の将来展望が開けることでしょう。


最近知ったことですがフォトグラファー(=写真家)の世界にも、彼らを写真撮影に集中させるマネジメントを専門としてサポートする事業者が存在するようです。財務経理廻りの手続き代行から始まり、クライアントを斡旋する営業代行まで手掛けている他、フォトグラファーの人脈を広げるべく異業種交流会までをサービスとして提供してくれる存在なのです。


これからの事業は、大手企業の様にバリューチェーンやサプライチェーンといった機能を一社単独で全て自前主義で取り揃えることは効率的ではありません。それよりも自らのコア資源を専門特化し尖らせていくこと、そして事業を構成する不足する資源は他者に求め、アライアンス関係を築いていくことが強く求められる時代へと、ますます変化が速まってます。


その様な中で、経営マネジメントをサポートする機能の事業としての可能性が高まって来るものと考えられます。中堅・中小企業に拘わらず個人として起業を果たしたい潜在的な需要もあるものと思います。これ迄は、起業か勤めるしか選択肢がなかったわけですが、もっと社会として起業をするハードルを下げるシステムとして整えることも必要になるでしょう。


今日もありがとうござます!
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