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中小経営者とともに!

皆さん、おはようございます!
太田哲雄氏の「アマゾンの料理人」を読んでから、地域の素材を生かした料理に関心が向くようになりました。一流の料理界でも、視覚的にも触感的にも飽きさせない創作料理を追求する流れと、素材の旨みを最大限引き出した調理法を追求する流れに二分している様です。



これまでの37年間にわたる職業人生が、中小経営者と事業をともにする為にあったかの様に、この終盤に差し掛かったこれからの人生に様々な気づきを得ています。これから、あとどれだけの期間、仕事に関わっていけるのか分かりませんが、最後まで現役でいられたら幸せでしょう。いまは守・破・離でいうところの「離」の段階にあることを実感しています。


様々なノウハウを身に付ける段階から、自分なりの方法論を確立する段階にあるようです。駆け出しの時から長らく金融や財務のスキルを身に付けることに傾注していましたが、実務として経営分析や事業分析、ならびに経営計画や事業計画を立案する様になり、その応用力が随分と広がったことが思い返されます。経営や事業を財務計数で語れる様になりました。


その後、偶然にも会社再建やM&Aといった業務に携わるようになり、財務計数のみならず経営や事業を法律行為や契約行為という新たな視点を加え視ることを学びました。元々、財務の一分野である経済事象を財務諸表にまとめていく会計も、それら法律行為や契約行為と財務計数が表裏一体の関係にあります。経営や事業を法律と数字で語る様になった訳です。


特にM&A業務では、事業と事業を一体化し1+1が3にも4にもなる様な新しいビジネスモデルを考えるようになり、マーケティングの世界にも足を踏み入れることになります。単に同業者同士を水平統合するだけでは面白味なく、やはり垂直統合により複数の事業が持つ事業資源を組み直すことにより、いかに新しいビジネスを考え出すかが醍醐味になります。


この辺りから、現在に通ずる片鱗が蓄積されだしてきたと感じています。会社や事業というものをそれを構成する要素機能にまで分解し、契約行為や経済価値の観点から客観的に俯瞰してビジネスモデルを理解する様になっています。そして、それを社会事情や市場環境の変化を捉えて如何に改編すれば新しいビジネスモデルを確立できるかを空間把握的に捉える。


自分が立ち上げたスタートアップ企業や中小企業で思う存分にそれを実証しながら知見を深められたことが、痛い思いをしたこともありますが現在のノウハウの肥やしとなっているのです。そして、経営や事業を考える際に、最も重要なのが労働力としての人間そのものなのです。これからの時代、決まり切ったことを確実に行う仕事のみならず創造力が大切です。


では、それら会社や事業を如何に自己増殖する有機的な組織体にしていくかが問われています。それは中小経営者のみならず、そこで仕事をする全ての人々がアイディアを創出しながら新しいビジネスを挑める枠組みが必要になります。その為には、言葉にすることが難しい暗黙知を他者とのコミュニケーションを通して、形式知にまで昇華させることが必要です。


アイディア創出と人間的成長は裏と表の関係で、経験としての暗黙知の中から気づきを得ることです。それは漫然と構えていることなく、目的意識を持って生きることにも通じます。それは経営者であっても従業員でも同じです。自分の遣りたいことを明確にし、自分に出来ることを増やしていくことです。そして、自分に求められていることも考慮することです。


今日もありがとうございます!
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