皆さん、おはようございます！
誰しも新しい一歩を踏み出すことは怖いと思います。自分の経験に頼ることの出来ない世界だからあたりまえでしょう。若い頃とは異なり、人生を積んでくると人間は保守的になるものかもしれません。でも、時には少しばかりの勇気を出すことも必要でしょう。

人や企業が集まり交わることで新たな「価値」を生みだす持続可能な社会がこれから望まれるあるべき姿だと思います。持続可能といいますと、環境配慮に目が行きがちですが、それを実現するためにも我々人類が自然環境と対峙する中で、英知を結集して対処していく必要があります。そう、全ては私たち人間が新しい価値を見出していくことでしょう。

全ての社会問題、経済問題は、私たち人類の営みの結果であり、それが私たちにとって生活しずらい問題であるなら、私たちが今までの行動を改めていく必要があります。私たちが生活する地球環境、大地は静的なものであり、その上で活動する人間との相互作用、人間と人間が織り成す関係の中で、結果的に私たちは営みを繰り広げていると言えます。

私たちからみた、生活環境は全ては私たちがまいた種ということであり、そこに行き詰まり感を多くの人々が感じているとしたら、私たち自身が変わって行かなければなりません。全ては私たちの行動に委ねられている訳です。現状に甘んじることなく、事業活動、暮らしの良きところは残し、悪しきは私たち自身の手で変えていかなければなりません。

その為には、まずは人と人が集い交わることで新たな価値を生むコミュニティを再生していかなければならないでしょう。それは、社会を変えていくためには、そこで営む人々が共通の価値観を育み、それに基づいて行動していくことが必要だからです。また、その様な共通の価値観を創出するためには、暗黙知を形式知化していく過程も必要でしょう。

いまの社会の枠組みは、何か問題が生じると、その問題を改善すべく対処療法的に成されることに終始していることが多いと思います。環境問題といえば二酸化炭素排出量の削減など、それはそれとしてあながち間違っている訳ではないのですが、本質を突き詰めて参りますと、もっと本質的なところで人間の価値観を変えていくことが必要だと思います。

その為には、人間がもっと自由に物事を創造する力を高めていく必要があるでしょう。毎日、自宅から痛勤電車にのってやっと辿りつく会社、会社での仕事といえば専門分化と標準化により極度にルーチン化した業務は、効率性という経済合理性という考え方の下では非常に合理的かもしれませんが、見方を変えれば非合理なものなのかもしれません。

今までの右肩上がりの経済においては、単位あたりの生産量を増やすことだけが唯一の目的であったように思えますが、これからの新しい社会を創らなければならない状況においては、何よりも人間の創造力を最大限に高めていくことだと思います。痛勤電車や効率性を追求するルーチンワークからは、人々の創造力を発揮させることは難しいと思います。

これからの時代に必要なのは、社会のあらゆる場面において、人々がコミュニティを通じて共創対話を繰り広げられる枠組みに目を向けて、意識的に創って行くことが必要でしょう。人間が創造力を発揮し易い環境を整えていくことが、全ての社会の課題や、経済の課題を解決していく上で不可欠な、何よりも優先すべき本質であると考える次第です。

今日もありがとうございます！
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