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歴史を活かす新木場「CASICA」!

皆さん、おはようございます!

新聞を取りに外へ出ますと、朝と言うよりもまだ深夜という感じです。
空を見上げますと、微かな月の光で雲があることが分かりますが、
天気は晴れであることが感じ取れます。


先日、新木場にオープンした「CASICA~生きた時間と空間を可視化する」というコンプレックス・スペースに行ってきました。ショップ、ギャラリーをはじめ、カフェ、アトリエ、撮影スタジオを併せ持つ施設です。一見して神秘的ですが心身を優しく包み込む落ち着いた空間が広がり、新しいスタイルの「場」だと思います。


もともと新木場の歴史は、江戸という需要地に向けて全国から海運で集まる木材の貯木場と材木商が集積していた木場の機能を埋立てにより移転させた地域です。
今でこそ貯木場が見当たりませんが、このCASICAの場所もそんな材木商が集まる工業団地内に位置しています。


もともと材木商の倉庫をリノベーションした空間でして、建物そのものは当時からの古いものを使用しており、外壁の錆びたトタンには「福清」と白く大きく書かれているのが読み取れます。今ではレトロという言葉がお似合いです。運河の向こう岸には、やはり倉庫をリノベーションしたのでしょうか、ライブハウスがあるのが見てとれます。


CASICAは大きくはカフェゾーンとショップ&ギャラリーゾーンからなります。
店内は新木場と言う歴史性を踏まえて、倉庫らしい無機質感を活かしつつも、暖かみのある木製のテーブルや椅子をはじめとする家具類でコーディネートしています。
古き良き部分とリノベーションしたちょっとした新しい部分の割合が良いですね。


カフェは南風食堂さんが監修をしているデリカテッセンスタイル。薬膳やアーユルヴェーダの考え方に基づき、心身からの声に耳を傾けた優しい食を可視化しています。
ショップ&ギャラリーでは、昔懐かしい古い家具や陶器をお値ごろ価格で販売しています。見て回るだけでも楽しいものです。


お店のコンセプト通り、時間を止めて、昔を静かに回顧する、そんな佇まいと言えるかもしれません。あまり商売商売していなくて、気分転換できる気楽な場所だと思います。
「生み出されたモノゴトが一同に集まる新鮮な感覚を魅力的なスタイリング空間で可視化して行きます」という理念を見るまでもなく、実感できる空間です。


物流拠点である無機質な新木場の街区も、こうやって時代とともに少しずつ街の機能を形成して行くのでしょう。
新たな息吹が少しづつ人々を呼び集め、それがまた新たな施設を呼び込む力となります。
これから日本全国、特に首都圏で空き家問題が人口減少とともに顕在化して行きます。


居住建物のみならず、業務用、商業用も確実に未利用建物が増えて行くことでしょう。
日本の経済発展を考える時に、兎角、企業を単位に論じられることが多いのですが、多くの産業では場所や立地を事業資源として切り離すことは出来ないものです。商業であれば店舗を何処に構えるか、業務、工業であっても立地効率は重要なテーマです。


それはまた、企業経営を縦軸として捉えるのら、地域としての発展をどう考えるかと言う横軸の捉え方も必要です。私たちは、今まで都市計画の中で、各地域を工業地域だとか商業地域、住居地域という専用地域に機能を集中させてきましたが、経済の成熟により各々の専用地域毎に様々な課題を抱える様になってしまいました。


本来の街づくりとは、一つの地域の中に住居、商業、工業がバランス良く構成させて、各地域が自己完結するコンパクトな街であるべきだと思います。少なくとも、今までの中央集権型の機能分化した都市計画は時代にそぐわなくなっていますので、地域毎に自律する分散型の都市に移行すべき時期だと思います。


経済が右肩上がりに上昇している時期であれば、工業団地の様に一地域に工場を集積させた方が規模の経済を追求することが出来ます。しかし、情報化社会により、規模の不経済の方が目立つようになりますと、必ずしも大きいことが良いことではなく、むしろ非効率になってしまいます。適正規模による連携(=範囲の経済)の方が効率的とも言えます。


いま立川市ではまちづくり立川が「ものづくり支援拠点」を設立し、3Dプリンター、レーザーカッター他のデジタル製造機器を整え、場所を提供するそうです。
世の中では、個人やベンチャーがそれを活用して、趣味の延長の中からスモールビジネスを立ち上げる方々が増えています。既に全国各地にはFabLabも増えています。


東急電鉄では、高架線下の空間を活用して保育施設を開設するそうです。少子高齢化、生産年齢人口が減少する中で、ワーキングマザーを支援する意味でも居住地域内にどんどん保育施設が増えて行くべきだと思います。
JR東日本の中央線高架下でも、同じ様な空間利用が進んでおり良いことだと思います。


空き家率の著しい豊島区では、区内の空き家をシェアハウスとして利用促進する為に、区条例を変更するそうです。一般住居をシェアハウス化する為には建物の用途変更をする必要があり、それなりの改築資金が必要となりますが、シェアハウス入居者が全員一緒に家主と賃貸借契約を締結することを条件に用途変更をしなくても良いそうです。


今後、地域毎にコンパクトな自律する街を作るためには、今までの様に建物を壊して再開発をするのではなく、いまある建物をどう再活用するかという視点が大切だと思います。
それは、再開発に使用する財源があるのなら、働き方改革等に財源を廻すべきであるし、それ以上に街の歴史や時間軸を分断してはならないと思うからです。


何と言いますか、政策も昔の高度経済成長時代の様にじゃぶじゃぶと補助金を投下するのではなく、もっと本当に必要な所に限定して集中投下すべきではないでしょうか。
こと街づくりの観点からしますと、再開発により新たな建物を作っても、人間の心理として周囲の時空間との微妙な壁による閉鎖性を感じ取ってしまい敬遠しがちです。


それよりも、この新木場のCASICAの様に歴史と現代が入り混じった施設をに一つずつ地道に作りながら、私たちの街を自分たちの手で再興することが必要ではないでしょうか。情報化社会は、街にも変革を促がす、その様な時代だと思います。
より良い暮らしを創造しよう!今日もありがとうございます。


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