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日本の将来を思い描く!

皆さん、おはようございます!
今朝は一段と冷え込みが厳しいですね。。12月下旬から1月上旬の気温のようです。
近頃は、6時になってやっと空が白んできます。
なにか北欧の白夜の世界に身を置いているような気になります。


既に誰もが感じていることだと思いますが、
これからの経済はいままでの延長線上では考えられないのではないでしょうか。
その様な社会の中で、何を拠り所にして物事を考え、行動して行ったらよいのでしょう。
個人から大企業のトップ経営者に至るまで、課された大きなテーマだと思います。


これからは個々人の内なる声や直感をも信じて行く必要があるのではないでしょうか。
過去の経験や実績の延長線上に将来に対する答えがない、そんな時代だと思います。
現在を十二分に踏まえて、そこで感じる心の声に耳を傾け、その声に従って、歩み出すということではないでしょうか。


論理的に物事を考えても、将来の答えが出てこない場面が多くなると思います。
論理は、過去の事象や結果を概念化したものであり、その様な概念と現在をを掛け合わせて演繹的に考えても、将来が導き出せることにはなりません。
むしろ、自身が持つ研ぎ澄まされた経験知に基づく直感を大切にすべきだと思います。


しかし、日頃の生活習慣に慣れ親しんでいますと、その様な直観に基づいて一歩を踏み出すには、相当なエネルギーがいるのではないでしょうか。人間は、様々な社会集団の利害関係の中で生活をしている訳ですし、個々人によって大きさの違いこそあれ背負っている責任もあります。だからと言って、未来を慎重に考えても、足が竦むだけでしょう。


将来に対する思いや考え方も人それぞれだと思います。
これだけ複雑化に物事が絡み合った社会ですから、個々人のそれぞれの将来像に従い、一歩づつ歩んで行けば良いと思います。その時の拠り所となるのが、人間に備わった美意識、審美眼といったものだと思います。


全ての経済の本質は、人間が自然資源を採取して一次加工すること。そして二次加工、それを支援するサービスという過程を持つバリューチェーン(=一つの商品を消費者に届けるために必要な企業の垣根を超えた業務機能の連鎖)が構成されています。
いまの時代、情報革新によりそのバリューチェーンの組み換えに迫られています。


将来に向けて、更なる効率を求めて必要なサービスを受用できるように、新たなバリューチェーンをデザインすることが、社会に求められているのではないでしょうか。
それを実現して行くのが人間ということになりますが、まずは働き手の意識が変わらなければ、社会の仕組みを変えて行くことが出来ないと思います。


その点、情報化社会は個々人に等しく個性という変革をもたらしており、社会や集団の心理にも少しづつ影響を及ぼしている様に見えます。未だ変わり切れていないのが、企業組織かもしれません。確かに情報技術により随分と業務が効率化されるようになりましたが、まだ雇用慣行や働き方に対する意識が右肩上がりを前提としている様に見えます。


日本企業と海外企業の雇用慣行の大きな違いは、海外企業が職種別採用であるのに対して、日本のそれは終身雇用制を前提に、何も技量を持たない新卒社員をジョブローテイションを繰り返しながら企業として人材を育てて行く考え方を取っています。賃金との関係をみると、入社時は低く抑えられ、経験と共に上昇して行く考え方です。


働き手は入社と同時に、自身の職業生活を会社に委ね、会社は終身雇用を前提として配置転換を行いながら育てていく。その様な考え方を前提として、いまの大手企業の賃金体系は設計されています。退職金や賞与も賃金の後払いとして考えられます。
高度経済成長時に考えられた右肩上りの制度ですので、時代的に合わなくなっています。


現実に、今般の働き方改革において、正規社員と非正規社員の格差是正の観点から、同一労働同一賃金の是正も採り上げられています。雇用条件の変更は企業が一方的に出来ない問題ですが、従業員も少しずつ働き方の意識が多様化していますので、いずれ今までの様な終身雇用は是正される方向ではないでしょうか。


将来が見通し難い時代、個々人が自らのビジョンを明確に持ち、ライフスタイルを大切にしながら、仕事に必要な知識と直観力を自ら主体的に築き上げて行くことも必要です。
そこまで至ってはじめて、企業もイノベーションが起きる条件が整うのではないでしょうか。様々な業務形態で働く人々が、各々の知見を交換できる「場」も必要でしょう。


その様な場として、個々人の変革を助長するフューチャーセンターの様な仕組みがあっても良いと思います。イノベーションには、人、場所、資金という社会資本が揃った時に大きく揺り動くものと思います。
その為には、私たちがより良い暮らしを創造していく必要があるでしょう。


今日も、ここまでご覧いただきまして有難うございます。
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