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新しい組織行動論!

皆さん、おはようございます!
新しい事業を立ち上げるには、創業者といわれる核となる人財が構想やビジョンを描きながらリーダーシップを発揮してそれを形づくって行くことが定石と考えられてきましたが、果たしてこれからの個性豊かな人財が共感し合うことが求められる社会でもそうでしょうか。



学生時代に心理学を専攻し、組織行動論に傾注していたことが思い返されます。産業心理学をベースとして、組織環境における人間行動の研究、人間行動と組織の間のインターフェース、およびその組織自体を対象とする組織行動論ですが、その目的はややもすると組織として最高のパフォーマンスを会社が享受する為にどうすべきかにあったものと受け止めます。


中でも会社組織における働く人々のモチベーションのあり方が、会社のパフォーマンスに大きな影響を与えるとの考えから、人間の5段階欲求説で有名な米心理学者マズローの書籍を読み漁った記憶が蘇ります。それから36年余りの時を経て、再び中小経営者や新たに事業を立ち上げようとする創業者のメンタルに焦点をあてたリスキリングに余念がありません。


当時と今のアプローチの違いといえば、実験心理学的なアプローチから臨床心理学的なアプローチに変わっていることでしょうか。それはカウンセリングを学ぶことにより、人間が過去の捉われから解放され精神的に成長していくプロセスこそ、中小経営者や創業者への伴走支援を行いながら事業をロジカルに判断するに留まらない大切な要素だと考えるからです。


いま現在考える結論の出ていないテーマとして、これまでは中小経営者や創業者が軟弱な経営基盤を一身に背負って、孤軍奮闘しながら持てる力を振り絞って強いリーダーシップを発揮する姿が、果たしてこれからの将来不透明な時代においてチームのメンバーが「共創」していくことが望まれる社会の中でも、望まれるべきことであるのかに疑問を感じています。


事業を司る会社組織のあり方として、これまでの効率性を追求するピラミッド型階層組織よりも、これからは創造性を追求するオープンでフラットなプラットーフォーム型組織の方が時代に適合しているように思います。その様な組織では経営トップが陣頭指揮を採るというよりも、それを構成するメンバーが指示を受けるのではなく自律的に行動すべきでしょう。


どちらかといえば経営トップはその様な組織を構成する主体的に動くメンバーに対して伴走支援するメンター的な役割が重んじられるように思います。主役はあくまでもメンバー側にあるのでしょう。一方で、一定の集団が生成されるプロセスというものは、原始的には一人の人間がこの社会という海原の中で奇想天外な行動を起して行くことでもあると思います。


それがいつの間にか、それに共感する人々がその最初の一人の下に集っていくものでしょう
。それは経営トップであるかどうかに拘わらず、未だ会社組織になっていなければその人が創業者であり、既に会社組織になっていればそれを構成するメンバーから事業を立ち上げていく人が出てくる可能性もあります。その意味では発案者というリーダーは必要でしょう。


その様なリーダーに不可欠な資質として、やはり社会との関わりの中で自分が好きなこと、遣りたいことを自分に出来ることで表現していく上で、自分の中に志や意志といった強い衝動となる思いが備わってる必要があるでしょう。「なぜ」それをするのか。そこに人々は魅了され、その人の下に集まって来るのです。その思いを灯し続ければ人は自律的動きます。


今日もありがとうござます!
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