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土の時代から風の時代へ!

皆さん、おはようございます!
以前の会社でお仕事をご一緒させて頂いた先輩が、還暦を迎えるのと同時に転職を果たすという、おめでたい話しがありました。現在の職場でも雇用延長、若しくは業務委託社員になることが出来るにも拘わらず、古巣の気心知れた仲間と楽しく働く道を選ばれたようです。



仕事をして糧を得ていく為には、会社勤めをするか、自ら事業を営むしか選択肢がないものと思います。多くの方々は、安定した会社に勤めながら自らのスキルを磨き、活かしつつ生活を充実させて行こうと考えるものでしょう。それ自体は間違っていないのですが、将来ありたい自らの姿よりも、その時々の目先のメリットに照準を合わせているように見えます。


これからの時代、たとえ会社勤めをするにしても、会社という運命共同体に身を委ねるのではなく、やはり自分なりのビジョン(=夢、目標)を持ち続けることが大切だと思います。
それは、社会の変革期の中で、会社自体も紆余曲折が待ち構えているでしょうし、会社という擬制の法人はそこで働く人々の将来に向けた意思、希望の上に成り立っているからです。


最近、特に会社の停滞ムードを指摘する論調を多く見かけますが、やはり会社自体の売上が伸び悩む中で、株価をテクニカルに高めることばかりに気を取られ、将来のビジョンを描き切れないでいるからだとに思います。それは、ひとえにその会社で働いる方々の将来を描く力が弱まっているからであり、総体としての会社の意思として現れていないからでしょう。


現在は240年続いたといわれる「土の時代」から「風の時代」への移行期にあると思います。土の時代の価値観は、お金や物質を所有し蓄積していく固定的な考えに捉われ、縦割り社会の中で会社など組織に帰属することで安心感を得る代償として、常識や既成概念に捉われながら出る杭は打たれる的な社会の中で孤軍奮闘することがあたり前だったと思います。


これからは、情報、体験、人脈といったものをシェアしながら循環させていく流動的な考えのもと、個人やフリーランスが自由な発想で横のつながりを大切にしながら人と助け合う社会になると言われています。その様な社会では人々が個性を出さないと埋もれてしまうのかもしれません。きっと、情報社会の到来が社会のあり方を一変させているものと思います。


この様な風の時代に問われるのは、やはり個々人の将来に対する希望、期待、思いといったことを描き切る力だと思います。社会との関わりの中で、どう自分を活かしていくかを考え続けることが大切であり、それを行うということは人生哲学を自問自答しながら自己表現していくアーティストたちに通ずるものがあると思います。そんな時代の変化を感じてます。


240年前といえば、ちょうど第一次産業革命が勃興しはじめた時期であり、その時代の人々も移り行く社会の慣習の中で、次なる社会がどうであるべきかを思い、考えあぐねていたことが想起されます。この時代に、多くの芸術作品が生み出され、今に残されていることが興味深く思われます。きっと今という時代からも多くの作品が後世に残されるでしょう。


会社勤めから離れ、自分で事業を行うということも一つの自己表現の方法だと受け止めています。そうやって日々営んでいますと、上手く言葉で表すのが難しいですが、今までの土の時代について違和感を覚えることが多々あります。時代というものは移り変わるものでありその時々に吹く風に身を委ねながら、自分のあるべき姿を追い求めていきたいと思います。


今日もありがとうございます!
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