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生活者中心の社会へ!

皆さん、おはようございます!
夏の暑い陽が過ぎ去ったかと思えば、立て続けにやってくる台風。最近の気象状況を見ていますと、少しばかり極端な感じがしますが、これも自然メカニズムにより起きている現象です。人間は、奢ることなく自然界に順応しながら生きて行かなければならない存在です。



産業革命以後、人々は糧を得るために工場やオフィスに集中し、生活する時間の大部分を居住地から切り離された会社の中で過ごすことがあたり前となっています。しかも、この工場やオフィスへ行くまでの通勤時間を考えますと、工場やオフィスが首都圏に集中すればするほど、自宅から職場まで行くのに要する時間が長くなり、家には寝に帰るだけとなります。


しかし、情報技術の進歩により、必ずしも会社へ行かなくとも、リモートワークを活用すれば、自宅や周辺のシェアオフィスなどで仕事を行っても支障がない様になっています。このことは、コロナ禍の影響により在宅勤務を余儀なくされている人々誰しもが実感しはじめていることだと思います。職場で仕事をするという慣習は過去のものとなりつつあります。


これまでの職場へ通勤する慣習は、誰しもそれを疑う余地のないあたり前の行動として受け止められていましたが、その実、その精神的、肉体的な負担は私たちにとって相当の疲弊を強いてきたものと思います。これ以上出来ないほどに、標準化、効率化を突き詰めてきた企業にとりましても、働き手を酷使することは必ずしも創造的な仕事に結びついていません。


人間が創造力を発揮していく為には、時としてリラックスした状態で瞑想に耽ったり、他の人たちとブレーンストーミングを行うなど、それまで個人の内部に蓄積してきた経験知を共有言語化するプロセスを経て、新たなアイディアや考えに結び付けて行くことが必要です。その意味では、個と集団のメリハリが必要であり、結果として生産性が高まるのでしょう。


企業にとっても、仕事に対して求められる質が変わって来ており、同質化し過ぎた社員ばかりではなく、多様な価値観や考え方をもった人々が企業を支え、それらが交わることによって活力が生まれることに気付き始めています。それは、今までのような工場やオフィスといった職場一辺倒であった仕事のあり方が、少しずつ変容していくことを意味するでしょう。


極端な話し、企業と働き手の関係が、いままでの雇用という束縛されたあり方から、それと個人事業者の中間の、働き手の自律性と自己裁量を重んじる、企業の理念に共感する働き手たちがオープンなプラットフォームに集まる緩やかな関係になるのではないかと思います。
その為には、働き手たちも自らが目指す人生哲学、理念を確立している必要があります。


いままでは会社勤めをするか個人事業者になるかしか選択肢がありませんでしたが、情報化社会の恩恵により、人々が自律的に情報を得て、考え、行動に移す結果として、組織風土に迎合することなく、個々人の意思で自らの人生を通して何を成し遂げるかを強く意識し始めることでしょう。これが企業中心社会から生活者中心社会への変化のあらましと考えます。


生活者中心社会へ変容すれば、なにも猫の額ほどのマイホームに固執する必要もなくなります。自然な空気を追い求め郊外に拠点を構えることも出来ますし、ワーケーションの様に、観光地を巡り歩きながら仕事をすることも可能でしょう。パソナのように本社機能を淡路島に移すという企業も増えて来ると思います。これからの職場環境は大きく変わるでしょう。


今日もありがとうございます!
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