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木目細かく需要に応える!

皆さん、おはようございます!
新盆で久しぶりにお休みを頂戴しましたが、これはこれで慌ただしいものですね。
それでも僅かな時間でしたが、自分に向き合い色々と考えることができました。
いつまでも若くはいられませんので、もっと活かされなければならないと。



今までの大量消費を前提とした企業のモノづくりやサービスの提供は、消費者が企業側に歩み寄っており、必ずしも自らが欲しいと考えるものに完全にあて嵌まっていないけど、それに甘んじて来た時代と言えるかもしれません。企業のマーケティング手法も大量広告により価値を築くブランド手法も、通用し難くなって来ているのではないでしょうか。


デジタル化の波が押し寄せ、モノや情報があふれるなかで、個人の欲求も多様化していると考えられます。2017年経済産業省の調べによりますと、「とにかく安くて経済的なものを買う」との回答は2000年の50.2%から2015年には34.5%まで低下しているそうです。


これに対して「自分のライフスタイルにこだわった商品を選ぶ」への回答は、同22.9%だったのが31.8%まで上昇しているそうです。個人の欲求が多様性に進んでいることを如実に表す統計として参考になると思います。モノが豊かになり商品の情報が簡単に得られる時代、個人の欲求に応える企業のマーケティングが不可欠になっています。


消費財のメガブランドといえば、化粧品やビールなどが挙げられると思います。
資生堂では2017年秋から「レシピスト」「POSME」といった化粧品の新ブランドを相次ぎ立ち上げていますが、コマーシャルで大量の広告を使っていいないため耳慣れないと思います。何れのブランドも不特定多数のマスマーケットを追っていないからです。


それぞれ20代女性や女子高生に的を絞りこんでおり、認知を広げる手段は交流サイトであるSNSを利用しています。消費者に影響力のある個人「インフルエンサー(=インターネットの消費者発信型メディアにおいて他の消費者に大きな影響を与える人)」の情報発信力を駆使しているとのことです。


現代の消費者は「人と同じ」ことに意義を見い出さなくなって来ているようで、化粧品各社では好みが多様になっている消費者を捉えるために規模にこだわらない小ブランドを育てる方針に転換しているようです。その努力が功を奏して、各社とも売上、営業利益といった業績を堅調に推移させているそうです。


ビール業界でも、消費の捉え方を変え始めており、「一番搾り」のメガブランドを持つキリンビールが原料や製法にこだわって個性的な味わいを売りにするクラフトビールに注目しています。国内最大手のヤッホーブルーイングや米ブルックリン・ブルワリーと資本提携するなど、国内外のクラフトビールメーカーとの連携を強化しています。


米国では、ビール市場の1割以上をクラフトビールが占めるまでに成長しています。
ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブは、メガブランド「バドワイザー」が苦戦するなかで、成長の糧をクラフトビールに求めて、相次いでクラフトメーカーを傘下に納めているという動きも出ています。


独スポーツ用品大手アディダスでは、3Dプリンターを駆使して消費者の好みに合わせた靴づくりを初めています。それぞれの都市のランナーの希望を採り入れ、例えば雨の多い英国の商品には、濡れた路面でも走り易い高反発素材を使ったオリジナルな靴づくりです。これもデジタルファブリケーションが為せる技だと思います。


消費者の木目細かい需要に応えるという点においては、企業内保育所のシェア利用という新サービスまでが誕生しています。通常企業内保育所といいますと、場所が職場の近くであったり、主要な駅の近くに位置しますので、お子さんを預ける親御さんからしてみれば、お子さんと一緒に通勤しなければならない不便さがあった訳です。


これを解消する為に、保育サービス大手のグローバルグループが企業同士による企業内保育所の定員枠の空きを融通し合うサービスを展開しています。このサービスを活用すれば、比較的自宅から近い施設に子供を預けることが可能となります。今年度中には登録施設を従来の3倍の100ヶ所に増やすそうです。


デジタル社会の到来が消費者の欲求を多様化させている面が大きいですが、それは供給者もやはりデジタル技術の恩恵で、それまでのマスマーケット一本槍の事業展開から、プライベートに近付くことが出来るようになったからということも出来ます。これからは、消費者の需要にますます木目細かく応えて行く時代に移行して行くことでしょう。


今日もありがとうございます!
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