職人気質!
皆さん、おはようございます!
これまでホワイトカラーとしてビジネスに向き合って来ていますが、一つの会社で自らの役割を全うするよりも、自分のコーポレートファイナンスという職種に拘って幾つかの会社を渡り歩いてきたことを考えますと、職人気質(=しょくにんかたぎ)なのかもしれません。

職人気質とは、自分の技術や仕事に誇りを持ち、納得がいくまで精魂を込めて取り組む性格や気質のことです。自分の技能や仕事に強い自信と誇りを持ち、納得いく仕事をするために精魂を傾ける性質を意味します。職人は、自分の技術や仕事を頭脳で顕在意識化するというより、経験知として蓄えられた暗黙知を心身とそれに通づる潜在意識に結びつけています。
社会に出て初めて経験した仕事が金融機関でしたが、その頃より現在に至る40年間もコーポレートファイナンスを学び続けていますが、ただその教科書に書かれていることを鵜呑みにするに留まらず、仕事を通して経験して来た融資審査、会社再建業務、M&Aアライアンス、新たな事業の立ち上げといった業務を通じて、心身で感じ取りながら身につけてます。
言い方を変えれば、これまで身につけて来たコーポレートファイナンスが経験知を通して暗黙知として心身の奥底まで身についているのであり、頭で考えるより先に様々な経営の場面において経験して来たことが感覚知として蓄積されている様です。ただの技術や専門性としてだけではなく、多くの人々の関わりの中で人間模様と表裏一体となって刻まれています。
だからか一般的にコーポレートファイナンスの目的は、企業や事業の経済価値を最大限に高めることにあるのですが、それがマネーゲーム化していることに閉口してしまうのであり、それ以前にもっと人類の幸福に資する為にそれが活かされるべきだと考えてしまいます。一企業のエゴではない、社会の公器として織り成されながら、社会の価値を高めるべきです。
最近、心理学や脳科学の知見を借りながら、現在の仕事である地域企業経営者が抱える理想と現実のギャップから生じるモヤモヤ(=暗在的複雑性に基づくフェルトセンス)に着目し
、それを生まれてから現在に至るまでの潜在意識の中に留まる経験を顕在意識として意味づけ(=フェルトシフト)するプロセスを通し内発的動機づけする探求に余念がありません。
それは、地域企業の経営者が自分の内側にある本当に遣りたい事に気づきを得て、自らの人生の目的やその表裏一体の関係にあるビジネスの目的(=パーパス)を明らかにすることであり、そのパーパスを起点にしなければ新たなビジネスのアディアや構想といった創造力が発揮されず、パーパスアライアンスやビジネスプランに落とし込むことが出来ないのです。
私にとってみれば、そのプロセスを扱うこと自体がコーポレートファイナンスから派生的に導き出された、社会の価値を高める為の方法論なのです。言い方を変えれば、私はコーポレートファイナンスを社会や人間に関わらせ動的に捉えるものだと考えているからでしょう。
コーポレートファイナンスという概念をどう社会に息づかせて行くかということなのです。
社会に資する企業や事業の経済価値を高める本質は、それを担う人間に与えられた創造力を源泉としていると言っても過言ではありません。彼ら彼女らがビジネスを通して、自律的かつ自由に何を描き出すかということを追及することこそコーポレートファイナンスの本質だと受け止めています。その様な事に関心を寄せられるのも一重に職人気質だからでしょう。
今日もありがとうございます!