誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

自律型組織の必要性!

皆さん、おはようございます!
知人に60歳を超え第二の人生を歩む方がいらっしゃいます。人生100年時代の迎え、これまで培って来た経営者の思いや意志を言葉として洗練させるコピーライターの技を軸として、リスキリングしながら企業経営アドバイザーや自律型組織づくりに傾注されています。



これからの社会は「VUCA」「人生100年時代」「第4次産業革命」という言葉に象徴されると思います。VUCAの時代は「未来は現在の延長線上にある」という前提自体が崩れています。これまでの発想が通用しないばかりか、これまでの発想のままでいると今般のコロナ禍の様な不確定な社会問題に対処できず混乱を来すばかりとなってしまうでしょう。


人生100年時代では、学校を卒業したら就職し、定年退職を迎え静かな老後を送るという社会の構造は完全に崩れ、人は少なくとも75~85歳まで働かなければならないと思います。一方、企業の寿命はどんどん短くなり、人は生涯のうちに何度も会社や職種を変えることがあたり前になるでしょう。現在の社会システムを前提にした生活が出来なくなります。


その様な時代は、人はいつまでも勉強を続けて、新しい環境に合せながら常に自分を刷新し続けて行く必要があります。これまでの「教育」「仕事」「引退」という単純な区切りではなく、生涯にわたって学習を繰り返すことのできる「リカレント教育」や「リスキリング」といった社会に移行し、その中で個々人が自分の思いで自律的に働くことが必要でしょう。


既にご存知のとおり第4次産業革命とは、情報技術およびビッグデータ、人工知能やロボットの活用によって、需要、生産、働き方、高齢者の生活などに変化を及ぼす産業革命のことを言います。会社業務の人工知能化やロボット化も雇用面に多大な影響を与えます。マニュアル化が可能な仕事はそれらに代替されますので、人は感覚的創造的仕事にシフトします。


これら社会の枠組みが大きく変化を遂げようとしている中で、従来型の社長を頂点とするピラミッド型階層組織では、時代の流れに付いて行けなくなるものと思います。標準化されたマニュアルに従った仕事の遣り方では、事業を進めて行く中で直面する課題や対処方針をいちいち社長に確認して指示を仰ぐ上位下達型組織運営では時代の流れについていけません。


先行き不透明な時代に社長が全てを判断していては、社長も判断を見誤る可能性もありますし、そんなことをしていては早まる時代のスピードに会社がついてけなくなります。だから
、お客様や取引先などと日常接している担当者がその場で課題に対処していくことが求められるのです。その為には、大きく権限を委譲し、自律的に仕事に取り組むことが必要です。


それでは、どうすれはその様な自律型組織運営が出来るのでしょう。会社の中で仕事をする人が自分の判断で仕事を進められる様にする為には、会社のミッション(理念)とビジョン(方針)を理解した上で、個々人の人生やキャリアの目標とベクトルを同じ方向に向ける必要があります。本来ならそのミッションやビジョンを皆で一緒に創るべきかもしれません。


その様な自律型組織では、社長や担当者といった上下関係は無くなり、役割の違いしかなく社長は会社で働く人々を支援する役割にシフトしていくものと思います。その様な会社組織はフラットなプラットフォーム型組織に移行し、そこで働く人々は自律的に自分の能力を活かし、自由に自分の責任でキャリアデザインをしながら成長していくことになるでしょう。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する