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皆さん、おはようございます!

先日、大手企業に勤める役員と会食をしました。話の流れで、役員の在任期間である6年で65歳を迎えたら仕事を引退したいとのことです。私は何歳まで働くつもりかと聞かれ、生きている限りはと答えたところ、不思議そうな顔をされたのが非常に印象に残っています。



20代からの知人であるその役員とは、もうかれこれ30年以上にお付き合いということになります。そんなに頻繁にお会いしている訳ではありませんが、共に今日に至るまで相手の軌跡をよく知る仲です。今回お会いして感じたのは、役員というポジションは全責任を一手に引き受ける存在であることから、精神的な重圧からかどこか追い込まれた感じがします。


そんな精神状態でいたら、確かに自分の人生についてオンタイムとオフタイムを明確に分ける必要もあるのでしょう。会社に勤めるうちは役職や報酬を高めるインセンティブが働き、勤め人の立場でいる間に出来る限り老後資金を稼ぎ、会社から離れたら自分の時間を思い切り楽しみたいと言う気持ちが良く分かります。それだけ会社の存在が生き難いのでしょう。


自分の遣りたい事と会社から与えられた役割が一致していれば、こんなに良いことはないのでしょうが、多くの場合は乖離してしまっているから生き難い人生となってしまうのでしょう。そうでなくともコンプライアンス流行の社会の風潮がありますので、役員という立場にもなりますと何時でも責任が付きまとい生きた心地がしないという世間一般なのでしょう。


それに比べて私は忙しいながらも、自由気儘に仕事を行っているものと思います。社会の中での役割を意識することがあっても、会社組織に属している訳ではありませんのでプレッシャーが掛かることもこともありません。強いて言えば、その知人役員は会社組織の責任を引き受けるのと引き換えに、私に比べれば数倍以上も異なる年収を手にしているのでしょう。


考えてもみれば、私は若い頃から会社という枠組みにどこか受け入れられないものを感じていたのかもしれません。金融機関におけるハラスメントまがいの軍隊的マネジメントの中で育ち、その後様々な会社組織を具に見てきましたが、年齢的にもこの知人である役員と同じグループ会社に在籍していた時が、一番、伸び伸びと仕事をさせて貰った様な気がします。


しかし、いま思い返せばそれだけ自由闊達で個性的な会社であるからこそ、マネジメントする立場は一定の成果を上げなければなりませんので、どう取り纏めていくか大変であったことでしょう。それに比べれば、大手化学メーカーでの仕事は、組織の末端に至るまでの業務内容がマニュアル化されている事には、正直に驚かされました。将棋の駒と一緒でしょう。


そんな会社組織に迎合できず、異彩を放ちながら独自のスタイルで仕事を進める私をマネジメントする側は大変だったでしょう。弁護士の言いなりなるのなら経営者はいらないとまで悪態をつく個性を持っていましたから、女子社員からは「職人さん」呼ばわりされる始末です。いま思い返してみたら、それを許すそれなりに懐の深い会社だったのかもしれません。


そんな人生の前半を経て現在の自分がある訳ですが、自分の思いのまま生きる代償として、武士は食わねど高楊枝ではありませんが、生きている限り働き続けたいと考えています。糧を得なければ生活が出来ないというより、何時までも社会との積極的な関わりを持って、溌溂と生きていく選択をしています。その生きがいの一つが勤め人の意識を変えることです。


今日もありがとうございます!

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