誰にも聞けない経営財務戦略!

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希望を持つということ!

皆さん、おはようございます!
ビジネスで難しいのは人間関係かもしれません。対外的な取引関係の構築であれば自分を押し殺してでも相手を理解しようとするかもしれませんが、こと社内に目を向けますと慣れも手伝って人間関係がぎくしゃくしがちです。相手の立場に立つことを意識すべきでしょう。



日々の忙しさに感けず、しっかりと希望を持って仕事をすることが年齢を問わず必要だと思います。目的意識を持っていないと、自分に出来ることを計画的に蓄積できないばかりか、自分の行き着く先をイメージできないことから、そこに到達できないのは言うまでもありません。自分に出来ることを振り返りながら、希望に向かい進んでいくことが大切なのです。


希望を実現するために必要な出来ることを増やしていく必要がありますので、定期的に自分に出来ることを棚卸しながら、必要なスキルやノウハウを積み上げていくことが必要になります。その意味では、希望が大きければ大きいほど獲得すべき自分に出来ることを増やす必要がありますので、それだけ自分を大きく成長させていく必要があるというものでしょう。


この将来の希望と出来ることの相関を可視化したものがマンダラートだということが出来ます。メジャーリーガーにまで登り詰めた大谷選手は、子供の時に将来プロ野球選手になるという希望を持ち、それを実現する為に必要な自分に出来るようにすべきことを一表にまとめ
、一つずつ出来ることの数を増やしていったことは有名な話しとして受け止められてます。


自分に出来ることも一つだけではないでしょうから、体系立てて出来ることを整理することが必要だと思います。人間というものは、目的意識という希望を持って日々を送っていますと、自然とその希望が現実のものとして近づいて来るものです。それは希望が仮に潜在意識であっても日々の判断の中で無意識のうちに自分の希望に近づく判断をするからなのです。


それを潜在意識に留めることなく、可視化して顕在意識として持つことの方が希望に近づいていく効果がてき面であることは言うまでもないでしょう。学校での教育カリキュラムの中に自分のキャリアデザインを描き出す時間があっても良いと思います。これまでの教育制度は産業界に有能な人財を輩出することに重きが置かれていましたがこれからは異なります。


自分の人生のレールは自分で敷いていく必要があるからです。良い学校を卒業して一流の企業に勤めることだけが人生ではありません。天賦の才能や個性に気づき、希望を描き出してそれを実現させるプロセスこそが、より良く生きることであり十人十色の人生であるべきです。ところが、いま会社にお勤めの方々を見ていますと目的と目標を混同している様です。


あたかもその会社で仕事をすることが目的化している風潮があります。それは本来自分の人生の目的実現に向けた目標であるべきなのです。目標を目的と履き違えることにより、その会社で行うべき仕事を身に付けることが必然だと捉えられてしまい、それを超えた希望を持たなくなるばかりか、その会社に居ることが自分の存在価値だと勘違いしてしまうのです。


今の若い方々は、そこに気付いていることから、新卒採用の定着率が悪いなどと揶揄されてしまっていますが、自分の人生を目的意識を持って歩むという意味では悪いことではないと思います。むしろ新卒から退職までを一つの会社で過ごしてきた方々が、社会に出てきますとそのギャップに苦しむことになるでしょう。その様な人財を活用する枠組みが必要です。


今日もありがとうございます!
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私の考えるFP&Aのあり方!

皆さん、おはようございます!
二人の子供たちも30代に入り、自分たちの進むべき道を掴みだしたようで安心します。20歳代は誰でもそうかもしれませんが、まだ腹の中の肝が据わっていないため、軽く見えてしまうものでしょう。これからは私も良きライバルとして、頑張って行かねばなりません。



FP&A(=Financial Planning & Analysis)の主な役割は、財務会計や管理会計に関する深い知識を背景に、企業の経営戦略や意思決定について具体的な情報の分析・提示によって支援することにあります。日本では余り知られていませんが海外企業では一般的な役割で、CFOの傘下にある重要な機能として認知されているのです。


FP&Aは、経営戦略の策定や具体的な施策の決定のために、財務や会計の分野から必要な情報を提供し、経営者や事業部門長の意思決定を支援する役割を果たしています。元々はアメリカの企業で始まり、欧米の先進企業には大抵FP&A部門が設けられるようになっています。日本でも大手企業ばかりでなく中小企業でも今後需要の拡大が予想されるでしょう。


FP&Aの主な仕事内容には、一般的に①財務状況を分析し専門家の立場から経営方針をアドバイス、②管理会計の実施と経営のKGIやKPIの分析、③収益モデルや価格設定モデルの構築、④コミュニケーションスキルやITスキルが必要だと言われてます。経営や会計に関する専門家として、企業成長と戦略的意思決定を支援する重要な役割を果たしてます。


専門スキル以前に、経営者や事業責任者とのコミュニケーションスキルが最も重要だと思います。ただ単に経営者や事業責任者と対等に話が出来るに留まらず、その道のプロとして彼等の心理状態や個性を見抜き、より良き精神状態に導くことも必要でしょう。前例のない経営判断の拠り所は、彼等の事業に対する強い意志より導き出していく必要があるからです。


だからFP&Aは、単なる社内のコンサルタントに留まらず、時としてカウンセラーやコーチャーの様な役割を担うことも必要だと思います。これからの時代、経営者や事業責任者は
有能なマネージャーに徹することなく、イノベーターたる必要がありますので、どう事業を改編していくかは、自分自身の企業や事業に対する揺るぎのない熱い意志が必要なのです。


その意味ではFP&Aも単なる社内アドバイザーに留まることなく、自らも事業を立ち上げた経験を持つことによって、経営者や事業責任者の立場に立つことが出来るのではないでしょうか。その上で、専門的ノウハウを持って彼等に語り掛けないと、互いの信頼関係を醸成できないばかりか、本当の意味でのコミュニケーションに長けたアドバイスが出来ません。


それから、財務や会計の切り口から語り掛けても、それは過去の実績であり将来のあるべき企業や事業の姿を表すものではものではないことに留意する必要があります。FP&Aも自ら事業を構想しながら、財務数値に裏付けられたビジネスモデルを描き出し、それをビジネスプランに落とし込んで、経営者や事業責任者に対して語り掛けていく必要があるのです。


そして、あたかも参謀の様に彼等と供に企業や事業をプロデュースしていくことが不可欠です。現在のFP&Aという概念に留まることなく、自分なりに定義づけしながら理想の形にまで昇華させていくことが望まれると思います。その目的は、経営者や事業責任者を支え企業や事業を発展させていくことにあり、プロデューサーシップを発揮する必要があります。


今日もありがとうございます!
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東京都の起業支援!

皆さん、おはようございます!
リクルートでFP&A組織を司る事業統括室長とお会いする機会がありました。一つの道を30年余り歩んでこられ、日本のFP&Aを築き上げてきた草分けとしての存在です。今やその黎明期を終え、本格的に普及することを確信しました。他人事ながら嬉しく思います。



東京都は起業を検討している人とスタートアップ支援事業者をマッチングし事業化を後押しする取組みを始めます。事業案を広く募り、採択したプランには実証や資金調達などにつながる支援メニューを提供するそうです。なぜ、起業者に限定した支援策なのか疑問が残ります。新しいビジネスのアイディアというものは起業者だけに限られるものではありません。


起業者がプレゼン資料などの審査を通過すれば「スタートアップスタジオ」と呼ばれる起業家支援を手掛ける企業をメンターとして、ビジネスモデルの検証や開発、資金調達などの支援が約半年間無料でうけられるそうです。支援は5月に本格開業する都のスタートアップ支援拠点「Tokyo Innovation Base」を中心に提供することになります。


イベントや集合形式の講座なども開催され、企業に関連する人たちの交流を促すそうです。
確かに諸外国に比べ日本の起業者数は少ないことが指摘されてますが、だからといって起業者にばかり焦点を充てず、中小企業の事業再構築にも傾注すべきでしょう。新しい事業によって先行き不透明な社会に光明を充てるなら、別に起業者に限定することもないでしょう。


また、全く初めて起業する人よりも、既に事業経験のある中小経営者の方が経験値も数段に豊富だと思います。私の経験からも、ビジネスプランの良し悪しより、そのビジネスを行いたいと考える人物を充分に見極めることが、新しいビジネスを立ち上げる角度が高まるものと考えます。頭で考えたビジネスというものは、それを実行する段階で頓挫し易いのです。


それより、そのビジネスを思いついた理由がその人の生き様や原体験に基づいていることの方が大切なことを忘れてはなりません。その上で自然体でそのビジネスに取り組む方が、そのビジネスを試行錯誤しながら純心な知見を蓄積しやすいものと思います。一般にスタートアップ支援事業者がプランを検証するといいましても見栄えの良さを鵜呑みにしがちです。


新しいビジネスというものは、決して計画通りに行くものではなく、様々な紆余曲折を迎えることになります。それこそ精神的に落ち込んでしまうものですが、そんな時にも諦めずに事業を進めていける不屈の精神を持つ方というものは、まるで体育会出身者のようなアグレッシブな方ということでなく、そのビジネスを愛して止まない執着心の様なものでしょう。


良くお見受けすのは、事業の中身より先に体制を整えようとする方が非常に多いのです。事業の中身も腹落ちしてないのに形から入ってどうするのか心配になることがあります。その様な方々には率直にその様にお伝えすることにしてます。その上で、どうしてその事業を行うという思いに至ったかを充分にお聞きしながらその方の背景を理解する様にしています。


ビジネスを形にするのはそんなに難しいことではないのですが、そのプロセスの最中に起業者の気持ちが萎えてしまうことだけは予めて避けたいところです。それは中小経営者にも同じ事が言えます。起業者や経営者とお話をしてみれば、その方々が新たなビジネスの立ち上げに向いているのか否かが分かるものです。大切なことは心でビジネスを捉えることです。


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