誰にも聞けない経営財務戦略!

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中小事業者のためのCFO!

皆さん、おはようございます!
先週からの体調不良のせいなのか、昨日は一週間溜まっていた疲れが出てしまい、早々に床に入り朝もゆっくりと起きました。肉体の老化のせいなのか、身体のバランスが整いはじめる過渡期なのか分かりませんが、精神的にはとても安定したスッキリした朝を迎えてます。



中小事業を営む方々と接していますと、自らの個性やアイディア、ノウハウを生かして、本当に様々でユニークな事業を考えつき、営まれているものと楽しくなってきます。ただし、その事業を安定成長軌道に乗せて行くためには、移り変わり行く市場環境や消費者心理、事業を取り巻く利害関係者との紆余曲折を経ながら、事業を洗練させて行く必要があります。


事業運営に傾注しながら、それらまで目配せすることは簡単にできることではありません。事業に取り組んでいる内に、段々とそれに埋没してしまい、自分が事業という空間のどこに位置しているのかが分からなくなってくるものかもしれません。その様になりますと、当初抱いていた事業に対する思いや志といったものまでが、どこかへ忘れ去られてしまいます。


かと言え、未だ事業が安定しない時期から多くのスタッフを抱えて組織固めをする訳にも行かないでしょう。そんなジレンマを感じながら、事業課題に対処して行くためには、やはり同じ志を持つ相棒と一緒に事業にあたれることが望ましいのですが、必ずしもそうとばかりも言っていられないでしょう。その様な孤軍奮闘する事業者の良きパートナーでありたい。


事業を営む方の懐事情もあるでしょうから、フルタイムではなくパートタイムとして、それら事業者に欠けるCFO機能を提供しようというのが私が意図するところです。ただ単に金融機関から事業に必要な資金調達や経理会計業務に留まらず、事業者の方々と目線を合わせた経営の視点から、いかに事業の体を整えながら成長させて行くかを考えるのが役割です。


基本的にコンサルティング的にアドバイスをするのみでは無責任となってしまいますので、事業者と一緒になって責任を持って経営を行っていくことを信条とします。特に事業者の方
々を拝見していますと、営業出身の方や技術出身の方が多いことから、バックオフィス固めの必要性が分からず、折角、事業を営んでいてもザルの網目から水が流れ落ちてる様です。


その様なことがないよう、事業戦略に起点を置きながらバックオフィス全般を管理し、事業を成長させて行くべく導いていくことが大切です。事業判断をする際には、やはりファイナンスやリーガル視点をもって総合的に考えることが必要ですし、それ以前にその判断の拠り所となる事業理念が不可欠となります。それを可視化していくことも重要な役割でしょう。


企業財務・企業会計等や法務などを駆使しながら事業開発を行っていくこと。また、メンタル的な側面から事業者の漠然とした思いや志を可視化しながら事業理念にまで高め、事業ビジョンを掲げながらビジネスモデルにまで落し込んでいくことを専門とする私にとって、情報技術やマーケティングの専門家をディレクションしながら事業を支えることが使命です。


その様な中、パートタイムCFOとして自らの事業効率も考えていかなければなりません。
出来るなら、自分自身が関わる事業エリアを限定することが必要であり、それら事業を連携させて行くことで、新しい事業や商品を創出することが大切だと考えています。それは結果として、その地域経済の活力を高めることやコミュニティを形成することにも繋がります。


今日もありがとうございます!
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百貨店ビジネスとは!

皆さん、おはようございます!
先行き不透明な中を突き進むことは、何かと不安に駆られるものだと思います。しかし、将来に対する希望や夢を持ちながら、それを原動力として前進して行ったらどうでしょうか。不安感と期待感が入り混じった複雑な感じでしょうが、きっと期待感の方が勝るでしょう。



日本百貨店協会によると、2022年の全国百貨店の売上高は4兆9812億円と、バブル絶頂期の売上高が1991年のピークで9兆7130億円の半分程度の水準にまで落ち込んでいるそうです。店舗数では2022年末で158店で20年前と比べて4割近く減っています。ちょうど1990年代にセゾングループに在籍しており、その頃が思い返されます。


現在の西武・そごうはセブン&アイ・ホールディングスの下で、米投資ファンドへの売却時期が2度に渡り延期され、現在は未定とされる始末です。当事の西武百貨店といったら飛ぶ鳥を落とすが如くテレビを見れば必ずの様にセゾングループのコマーシャルが流れない時はない位に一世風靡した勢いを持っていましたが、今はその面影すら残らず没落の一途です。


その当時にセゾングループに在籍をしていた20代に感じてたことは、40代前後の幹部社員にとても自信と勢いがあったことです。他の大手企業に比べまして成長只中にあった同グループは若き社員にどんどんポジションが与えられ、出世も早かったのではないでしょうか
。右肩上がりに成長している時は良いですが、逆回転し始めますとその速度も早まります。


かつて百貨店は「小売の王様」と言われ続けて来ましたが、ショッピングセンターやユニクロなどの価格を抑えた専門チェーンの様な競合に売上を侵食されて続けてきています。また新型コロナ禍の外出自粛によりネット通販が勢いを増したことも大きく百貨店の売上に影響しています。その間に、大手百貨店同士の経営統合による業界再編も随分と進んでいます。


今年3月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比9.8%増えて13ヶ月連続で前年実績を上回っています。コロナ感染拡大前の2019年3月と比べても93%の水準に回復し、インバウンド客が戻って来たことも追い風でしょう。伊勢丹新宿本店の2022年度の売上高は3276億円と、バブル期を超えて過去最高を記録しているのをどう見るか。


同店の戦略は不特定多数の中間層を取り込むより富裕層に的を絞って関係を深める作戦です
。顧客データを分析しニーズを的確に捉え接客や提案により、年間1000万円以上買い物をする顧客への販売が、コロナ前と比べ大きく伸びているそうです。富裕層をもてなすラウンジも拡充する念の入れようです。確かに富裕層相手の商売は売上も読みやすいでしょう。


それに比べて、中間的な価格帯の衣料品は厳しいでしょう。その意味では外商も重要と言えると思います。高島屋の2022年度の外商売上高はコロナ前の2019年度に比べて9%伸びているそうです。外商を通じて住宅のリフォームや金融商品の紹介などにも取り組んでいます。それらは、商売の基本に立ち返りきちんと顧客管理をした成果だと考えらえます。


保守的イメージのある百貨店ですが、歴史的には数々の挑戦で小売業を進化させてきたと言えるでしょう。今から100年以上前に三越が三井呉服店だった時代に、顧客が自由に商品を見て選べる「陳列販売」を広げて来たと言われています。今では当たり前の売り方ですが
、それまでは店員が座ってお客様と商談し、望みの商品が提供される座売りが主流でした。


その様な販売手法の変化一つ取っても、イノベーションとは数々の試行錯誤の結果として今に息づいたものであることを忘れてはなりません。必要なことはお客様と向き合いながら、そのニーズの時代的な変化を見逃さず捉えることでしょう。その時は奇異の目で見られても
、お客様に受け入れられているという信念があれば周囲に惑わされることもないでしょう。


今日もありがとうございます!
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中小経営者の心理!

皆さん、おはようございます!
余資を運用するためにインハウスで機械設備や不動産に投資するリース会社を設立する構想があります。思い切りレバレッジを効かせて、高いリターンを目指したいところですが、そこはインハウスのリース会社ですので、グループにメリットのある形で還元して行きます。



中小経営者に限らず、先行き不透明な時代を生きて行くためには、エネルギーを自らエンジンを回すことに注ぐ必要があると思います。社会や経済が右肩上がりに上がっていく時代なら、その大きな潮流に従って効率良く立ち回っていれば良かったのですが、これからの時代は個々人が主体的に自らの目標を描き出し、それを実現すべく動いて行く必要があります。


先が読み難い時代的背景の中で、自らの目標を描き出していくためには、外発的動機付けではなく、内発的動機付けが大切なことは直観的に理解できることだと思います。それは明晰な頭脳を駆使して論理的に考えることではなく、自分の気持ちに目を向けて、その気持ちに素直に従って行動することでしょう。その為には自分の心がクリアである必要があります。


自分の精神や肉体を開放して、周囲の環境をありのままに捉え受け入れることにより、自分の内面から湧きあがってくる言葉に素直に耳を傾けることが大切なのです。しかしながら、現代社会での人間というものは一般的に自分というものはこういうものだ、こうありたいという鎧を身に纏ってしまっていますので、気が付かないうちに素の心との間に乖離します。


その様な乖離によりフラストレーションが溜まる訳ですが、フラストレーションを溜めたままでは本当に自分が遣りたいことに辿り着くことが出来ません。必要なことは自分の素直な気持ちに触れ続けることであり、それによって本当に自分の遣りたいことを見失うことなく
、自律的に自らの思い、志、意志といったものを持ち続け行動することが可能となります。


勿論、中小経営者が事業を行っていくときも自分に対してニュートラルである必要があります。ただし、その様にして描き出してきた個性に基づく意志に基づいて行動して行くということは、それが本当に正しいのかどうかという恐怖心にも似た不安を抱えることでもあります。右肩上がりの時代には、横並び意識を働かせればその様な気持ちにならないでしょう。


しかし、それは過ぎ去ったメンタル構造であり、これからはそれら心配にも勝る強い意志に裏付けられたワクワク感というモチベーションを持つことが望まれるのであり、その様なモチベーションによって不安感が打ち消されます。これからの時代は、物質文明から精神文明に移行すると言われていますが、自分のメンタルをコントロールする技術が大切なのです。


多くの中小経営者は未だその様な心のあり方に気付いていない様です。これからは、事業の規模よりも質が求められる時代ですので、その事に気付きた経営者にとって事業を再構築することはそんなに難しいことではないと思います。ただし、経営者自らの意志を事業に込め具体的な事業として成功に導いて行くためには、それなりのノウハウが必要なのでしょう。


意志を実現して行くための事業を形づくっていくことは、ビジネスモデルなどのより具体的な落し込みが必要になるからです。意志が大きければ大きいほど、抽象的であれば抽象的であるほど、それを具体的に落し込んでいく労力が大切になります。それを独りで行っていくには時間が掛りますので、それを供に可視化し、支援して行く伴走者が不可欠な所以です。


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