皆さん、おはようございます！
誰にもこれから起きようとしていることは分かりません。最悪のことを想起しながら、これから起こるべきことに備えるしか手立てはないでしょう。節度を持った判断を行いながら、日々、行えることを粛々と手抜かりなくやり遂げることが必要なんだと思います。

世界的な新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に直面し、いままで人類が経験したことのないことが起きようとしています。日本国内に目を向ければ、ついぞ数週間前までは対岸の火事という受け止め方だったものが、いざ感染者が急増しているとみるや、それまでの行動を急に自制する様になっています。これが集団心理というものなのでしょう。

学校関係は３月の上旬より予防のための早い春休みとなり、新年度の再開もゴールデンウイーク明けまで延長するところが大方の様です。その様な中、都会の企業も、危機管理対応の観点から、社員が会社に出社することなく在宅勤務、もしくは自宅待機とするところが増えています。飲食店も、当面の営業を見合わせざるを得なくなっています。

むろん人々が多く集まるイベントなども軒並み開催を見合わせる必要があるでしょう。航空会社に至っては、通常の８０％もの減便を行っており、空港には行き場を失った航空機が駐機場で翼を休めざるを得なくなっており、キャビンアテンダントも一時レイオフすることが余儀なくされています。私たちの生活、経済が一変しようとしています。

海外での状況を参考にすれば、日本国内でもオーバーシュートするであろうことは誰しもが予兆していることではないでしょうか。緊急事態宣言は１ヶ月という短期的な自粛行動により終息に向かわせる期待を持っていますが、これから数日間で、やがてそれが長期的なものである現実に直面せざるを得ない状況をも視野に入れておくべきかもしれません。

その時にこそ、私たち人類の真価が問われるのであり、建設的に生活や経済を守っていかなければなりません。利己的な行動に走らずに、私たちの社会を如何に立て直していくかに英知を結集していく必要があるでしょう。幸いにも、私たちの行動が制約される中で、情報技術革新により外とのコミュニケーションを絶やさない生活に恵まれています。

企業では、既に自宅に居ながらにしてリモートワークで仕事を進めることが出来ます。必要あればネットワークで会議を行うことも出来ます。また、学校関係でも自宅にいる生徒と学校にいる先生をネットワークで結び、オンラインで事業を進める試みも始まっています。更には牙城であったオンライン診療の解禁までもが現実味を帯び始めています。

それらが新型コロナ問題を契機として試みられているのかもしれませんが、それにより今までの私たちのルーチン化した行動を制止させ、新たな行動パターンへと向かわせ、一時的にしろ今までにない行動様式を受け止めざるを得なくなっています。そこで採り入れた生活様式は、新型コロナ終息後も私たちに新たな気付きをもたらすことでしょう。

丁度、戦後築き上げてきた私たちの行動パターンを見直す時期に差し掛かっていると思います。天から与えられたこの機会に、これからの生活や経済をどの様に変えて行くかを考える良い期間だと思います。企業主体の社会の枠組みの歩みが滞っている今こそ、私たち生活者が主体となる社会へと向かわせるべく、各々が自律的に行動していく時でしょう。

今日もありがとうございます！
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