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財務&事業デザイン

皆さん、こんにちは!
中国地方、九州地方の集中豪雨は、今までに見たこともない異常気象ですね。
地球上の自然界のメカニズムが少しずつずれてきているのではないでしょうか。
人間の営みと自然界による相互作用だと思います。


自然や社会の仕組み、人々が暮らしの中で必要とする未だかつてない商品をご提供するという視点が事業を考えるベースにあると思います。
一方、事業を営む側は、自らが持つ有形、無形の事業資源を俯瞰し、
新たな商品を提供する為に何が不足しているかを見極める。


その上で、その事業資源をどの様に紡ぎ合わせ、
お客様からはどの様なメルクマールを持って対価を得るかを考えることが、
事業構造の仕組みづくりです。また、事業を行う為に必要最小限の資金をどの様に事業内を循環させるかとその必要資金の調達方法が考える必要があります。


最近、この様なことを専門で考える人々が現れ、
その様な方々を「財務が分かるビジネスデザイナー」というそうです。
全くの新規事業と思われしきビジネスも
必ず何処かにベンチマークした幾つかの企業があると思います。


最近、新たにビジネスモデルとして地位を得たシェアードビジネスであっても、
例えばカーシェアリングであれば、レンタカーがあります。
物品シェアリングのブックオフもシェアートビジネスに数えられますが、
もともと昔からあった俗にいう古本屋をチェーン展開したものとも言えます。


ビジネスデザインの視点として、
従来からある既存事業に情報技術を活用した予約システムとカードキーによる解錠という新たなエッセンスである資源を付加することにより、
同じ車の時間利用であっても使用する側の商品に対する意味性が異なってきます。


また、ビジネスを表現するには定性的に言語で説明するよりも、
数字を使った方が何かと合理的で便利です。
その意味では、財務の分かるビジネスデザイナーを私なりに異訳しますと財務というコミュニケーションツールを活用してビジネスをデザインする人ということになります。


ただし、事業の表現方法としての財務は、
会計、金融、管理会計をも含む学問体系がありますので、
それらを理解していませんと
適切に事業を表現することが出来ないかもしれません。


いま私が持つ日本で暮らす場合に感じる課題は、
少子高齢化、人口減少問題を背景に
年齢を超えて人々が集いコミュニケーションする機会が大幅に減少しており、
地域の課題を地域住民が解決していける仕組みとしての枠組みがないこと。


また、社会インフラやモノのストックが過剰となっており、
それらの既存の資源をどの様に有効に利活用するかという視点が必要だと思います。
依存の商品としてのモノの概念を利活用するという視点から、
モノのコト化、機能性から意味性へ捉え方を変換するとも言えます。


情報化社会を背景に、
意味概念を転換したビジネスモデルであるシェアードビジネス(正式にはシェアードエコノミーと定義づけられています)が、
新たな事業を考える場合の大きな視座になると感じています。


モノが売れずに海外企業買収も、
一つの成長戦略かもしれませんが、
この様に既存事業をチョッと捻ることにより、
新たなマーケット創造が出来るのではないでしょうか。

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