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世界に誇れる美意識を持つ日本!

皆さん、おはようございます!
2019年新年を如何お過ごしでしょうか。一年の計は元旦にありではないですが、今年一年間の日本の経済社会を見渡した時に、やはり工業社会から知識社会への移行が鮮明になり、いままでの延長線上で物事を捉えることが出来なくなると思います。



白夜の続く厳しい自然環境の中にありならがも、明かりを灯した部屋にたたずみ会話をしながら静かに時間を楽しむ長い冬。燦々と輝く太陽の光を目一杯身体に受け止めて、屋外で存分に楽しむ短い夏。そんな自然環境をありのままに受け止めて、順応しながら暮らしを楽しんで行く生活の知恵。


これまで造船業で栄えた国々も、不況により衰退しかけたかに見えましたが、国を挙げて情報産業立国への転換を図り、見事に工業社会から知識社会への転換を図ってきたのが、北欧諸国です。今では、ノキアをはじめ、イケアなどの世界でも名立たる企業を輩出し、IT企業が多いことは意外にも知られていません。


もともと、現状の生活環境を素直に受け止め、少しでも明るくポジティブにより良い暮らしを育んで行こうという国民性と多様な個性を受け入れる国民性が奏功しています。
自分たちの暮しを第一義に考え、行政サービスや経済社会システムを創り上げている人に優しい国々であるということが出来ます。


日本人の誰しもが、この北欧文化を聞いて、なにかスッと身に染みいるものがあるのではないかと思います。日本も、春夏秋冬、四季折々の自然環境をありのままに受け止め、それに順応しながら日々の暮らしを明るく、前向きに生きてきた国民であり、その意味では北欧諸国の人々と親和性があるといっても良いと思います。


特に元禄文化では、その様な環境で育まれて来た日本人の精神的な美意識から、数々の芸術作品が生み出され、いま世界中で注目をあびています。庶民の生活も、日の出とともに起き上がり、日の入りとともに床につく、四季折々の自然の恵みを頂きながら日々の暮らしを育んできた国民性が原点にあると思います。


それが、明治維新以降の150年の間に工業化の道を歩む中で、私たちの暮しも物質的な豊かさを追い求め過ぎた為、企業中心の経済社会システムを積み重ねるに至っています。
一番わかり易いのが、雇用形態と教育制度ではないでしょうか。ある意味、企業に滅私奉公するために必要なゼネラリストを多く輩出する仕組みを確立するに至ってます。


工業立国の重心が欧米諸国や日本から、中国をはじめとするアジア諸国へと移り行く時を同じくして、情報技術革新が興りはじめています。第一次産業革命から数えて200数十年を経過して、いままで常識と思われて来た価値観を根底から覆そうとしています。産業や暮らしの中にAIやIoTなどが入り込みはじめています。


工業化社会の中では、ピラミッド型の階層組織が組織運営に適していましたが、新たな事業を創出していかなければならない時代には、時計の歯車の様に寸分の狂いもなく時を刻むような一糸乱れぬ組織体制では、新しい斬新な考えやアイディアが生まれてこないことは誰しもが気が付いていることです。


そんな時における情報技術の進展であり、私たち個々人は縦割りとなった経済社会システムを越えて、自由に情報を得る手段を手にすることが出来た訳です。工業社会では内向きの労働集約型システムが適していましたが、情報社会では如何に新たな考えやアイディアを創出させられるかという知識集約型システムへ移行することになります。


日本が創造力に溢れる精神的な美意識の高い国に向けて、少しずつ変容しつつある様に思います。その為の礎を築く為には、これからの10年間が大切な期間になると思います。教育制度も今までの知識詰め込み型から自律的に考える力を醸成する型に変わります。
いまの子供たちが社会を担うように成るまでに、まだ時間も掛るでしょう。


企業も、いままでの雇用の考え方を変えて、働き手の自由な創造力に頼る経営に移行する必要があります。これは、イノベーションを求められている企業にとっても必要に迫られていることではないでしょうか。もっと、雇用形態に拘わらず、人財を起用する柔軟な組織運営とすべきでしょう。他社との協業も不可欠だと思います。


情報技術革新に乗り遅れることなく、社会の様々な課題に対応して行くことが、それを現実のものとして行くでしょう。その為には、私たち個々人の自律的な行動力と新たな考えやアイディアといった創造力を高めていくことが大切だと考えます。
その様なエコシステムが育まれれば、持続的な経済発展が可能となるでしょう。


今日もありがとうございます!
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