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より良い暮らしを創造しよう!

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個性豊かなより良い暮らし!

皆さん、おはようございます!
いよいよ2018年も今日1日を残すのみとなりました。今年を振り返ってみますと、長年築き上げてきた社会の中にも、少しずつではありますが新たな価値観の息吹が芽生えはじめて来た、そんな1年間であったのではないかと思います。



いまの日本にとりまして、人口減少、少子高齢化が今までの右肩上がりを前提に成長し続けると考えられてきた経済神話を見直す契機となっていることは間違いないと思います。今日の社会の仕組みが、未だ大手企業を中心とする規模の経済を追求する構造となっており、その様な経済合理性の中に私たち生活までも組み込まれているところが問題です。


人々の暮らしというものは、効率性の中にも遊び心の様なものがあり、その様な溌剌とした日々の営みを通して、明日に向けた新たな活力が生まれて来るものだと思います。
翻って、企業社会における経済合理性は、私たちの営みそのものでもあるのですが、それが私たちの暮らしから乖離してしまっているところに矛盾があるのでしょう。


経済合理性を突き詰め過ぎますと、合理的でないものを排除する帰来があります。本来、産業とは私たちの暮らしの中にあったはずですが、それがいつの間にか私たちの暮らしを置き去りにして、企業は企業の論理で成長して行くことばかりが目的となってしまっています。それでは一企業市民であるとは言えないと思います。


最近、DIYに関心を持つ人たちが増えています。大工さんや木工職人に頼ることなく、自らの手でものづくりに勤しむことは、人間が本来持って生まれた本能に近いものだと思います。また、その様なDIYに関心を持つ人々が増えることにより、地域ちいきに製材所を再活用したDIY工房が生まれつつあるように感じます。


製材所といえば、産業として経済合理性の波に乗り遅れた衰退産業でもあります。日本の住宅供給が工業化し、大量生産大量消費の波にのまれた時に、日本の小規模製材所は欧米の安定大量供給木材に戦わざるして敗退した歴史があります。しかし、製材所の役割は、もっと地域に根を張った暮しに寄り添ったものであったはずです。


一方、長年同じ会社でサラリーマンを続けている友人と会うと、55歳の役職定年、そして60歳の定年を控えて、人生100年時代に如何に暮していくかが悩ましいようです。まだまだ円熟したバリバリ仕事が出来る世代にも拘わらず、社内の周囲の目がそろそろ引退を控えたロートルとして追いやられることに遣る瀬なさを感じています。


かといって、長年一つの会社に勤め浸り過ぎて来たが故に、人生を三毛作と考え、いままで培った経験を生かして、最終ステージを外部の企業で一花咲かせる意欲までは持ち合わせていないようです。やはり、新卒一括採用というものは、企業が安定成長している時に成立する制度であって、これからの時代にはそぐわないでしょう。


そんな種々の課題を内包する社会ですが、新卒一括採用への問題意識、働き方改革の一環で残業時間短縮、副業解禁など、企業と働き手の関係が明らかに変わりつつあります。
企業も、自らいままで築き上げてきた遣り方では、将来的に存続し得ないことを理解しつつあります。働き手=暮し手が社会の矛盾に気付き始めています。


情報技術革新が世の人々の意識を変え、また企業もこれを機に変革(=イノベーション)を進めて行きたいと考えています。一部の大手企業では、社外実績のあるOBをカムバックさせて要職につけたり、社員をスタートアップ企業に研修名目で修業に出して実際にイノベーションを体験させたりしています。


まだまだ小手先の取り組みだと思います。本当にイノベーションを望むなら、いま在るピラミッド型の階層組織を自らの手で打ち壊し、もっとフラットで社員が自律的に働ける職場環境を整えていくべきでしょう。そして、既存事業の成長ばかりに甘んじることなく、日本国内の社会的な課題に目を向け新たな事業を創出していくべき時です。


その為には、企業もあらゆる意味で人財の多様化を図るべきですし、もっと自由に社会と交わって行くべきだと思います。暮し手も、もっと企業に対し日々の暮らしの課題を伝える必要がありますし、自らの手で暮らしを豊かにすることを考えていくべきでしょう。
その様に考え行動することが社会の活力でありイノベーションです。


今年1年間ブログを綴りながら様々なことを見聞きしてきました。2019年は、より良い豊かな日本を実現していく為に、自ら行動して行かなければなりません。自らが生かされ、社会に必要とされるステージを見い出すことが大切だと思います。
日本人ならではの自然を慈しみ、創造力を発揮できる美しい国を取り戻しましょう。


今年一年間ありがとうございました!
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