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空間の時間貸し!

皆さん、おはようございます!
クルマのみならず空間にもシェアリング(=共有)サービスが広がりつつあります。
提供者側の効率良く運用したいという考えと、使用者側の時間を有効に活用したいという思いが合致しています。これを可能としているのが情報技術なんですね。



不動産大手が、ビルや駐車場、マンションの共用部の空きスペースを短時間から貸し出すシェアサービスに乗り出すそうです。東京建物はスタートアップ企業に出資して、オフィスなどの時間貸しビジネスに参入するそうです。また、野村不動産はマンションの共用部を交流スペースとして外部に貸し出すそうです。


情報技術革新が、新たなビジネスの形としてシェアリングサービスを可能としています。
クルマの世界では、いままでの個々人のステイタスとしてクルマを所有する時代から、MaaS(=モビリティ・アズ・ア・サービス)としてクルマの「移動手段」としての機能に着目した概念にまで広がり、新たな利便性の高いサービスを提供し始めています。


不動産といえば、所有したり、年単位で長期貸出したりする法律に従った事業が中心でしたが、隙間時間をシャアサービスすることにより新たな収益源として活路を見い出そうとする動きが生まれつつあります。人口減少で不動産市場に不透明感がある中で、2020年には市場規模が1兆円を超える予測もあり、不動産シェアの胎動が始まっています。


不動産シェアは、不動産の所有・管理と利用者をネットで結び、短時間から不動産である空間を貸し出すサービスです。従来の不動産賃貸借は数年単位の長期契約が前提となっており、契約も煩雑で、時間単位の利用には向かいないものと考えられてきました。しかし、ライフスタイルも変わり、潜在的な需要が増えて来ていることが背景にあります。


ビジネススタイルは、働き方改革によりリモートワークを採り入れる企業が増え、また必ずしも企業に所属しないで働くフリーランスも増えて来ました。彼らも一時的に仕事をする場所として、シェアオフィスを必要としています。最近では、それら一時的なオフィス利用者を対象としたコワーキングスペースを貸し出す事業者も増加の一途です。


シェアオフィス大手の米ウィワークは、今年の2月に上陸後に都市部の一等地への出店を急ぎ、わずか10ヶ月で全国10ヶ所に拠点を設けるに至り、それを2019年には全国30ヶ所まで拡大する予定です。ただ単に、オフィスを貸し出すだけではなく、様々な経歴を持つ利用者が互いに交わり合う仕組みが随所に散りばめられています。


これからの時代、企業の呪縛から解き放たれた働き手が、思い思いに様々な経験を持つ働き手とコミュニケーションを取ることにより、新たな考えが創出されるようになります。
その様なコミュニケーションの場や空間を意図的に創って行くことにより、日本の社会は新しいステージを迎えることになるのではないでしょうか。


自律的に新たな商品やビジネスが自然と創出される様な社会、そんな自由で建設的にライフスタイルを楽しめる、仕事と生活がシームレスな環境を創って行くべきだと思います。
私生活においても、これから超高齢化社会を迎える日本において、いまの居住空間というのは非常に住み難い様式だと思います。


子供が自立し、夫婦二人の生活に戻った時に、戸建住宅では家が広すぎると思います。例えば駅に近いマンションに移り住むことも考えられますが、シニア世帯にとって風呂や洗濯場は必要ないのではないかと考えてしまいます。老体に鞭を打って毎日風呂掃除をするのも苦痛ですので、一層、マンションに共同浴場があっても良いのではないでしょうか。


マンションに共同のコインランドリーがあればそれで充分だと思います。最近、野村不動産では、来年引き渡す分譲マンションで、建物内の住民用の共用施設を地域の交流スペースとして周辺の住民にも時間貸しをするようです。貸し出した収入は、入居者と地域住民の交流促進などに活用するとのことです。


そんな機能的で外とも開放的なシニア向けマンションで世代を超えて、地域のコミュニティが醸成されたら、そこでも新たなアイディアが育まれ、地域がより良くなっていくものと思います。そんな人間主体の人に優しいコミュニティ社会に日本は向かって行くべきでしょう。人々と環境により織り成される精神的に豊かな社会を目指です。


これらを実現していく為には、Web、電子決済、AIといった情報技術に負うべきところも大きいと思います。その技術により人間の生活が脅かされることにならないかという心配の向きもありますが、技術とは結局は正しい人間性が育まれていてこそ、その進歩に無限の可能性があるというものでしょう。


今日もありがとうございます!
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