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人生、三毛作!

皆さん、おはようございます!
今年も間もなく終わります。あっという間の1年間でしたが、人生の最後のステージをどのように生きていくか、考えない日はありません。自らの経験、能力をどのように生かしていくか、体力、気力とも相談しながらベストを尽くせていければと思います。@松本



人生100年時代を迎え、一つの会社で新卒一括採用から定年退職まで勤め上げても、残りの人生が20~30年ある時代となっています。年金財政が先細る中、仮に定年退職する年齢が65歳から70歳に引き上げられたとしましても、残りの人生を年金生活者として悠々自適な生活を送るには一抹の不安がよぎります。


仮に必要最低限の暮しが出来る位の年金を得たとしても、それだけではなにか寂しい気持ちがします。身体が健康である限り、社会に関わり活きいきとしていたいものです。出来ることなら仕事を通じて糧を得られれば、こんなに幸せなことはないと思います。その為には、その来るべき時に向けて建設的な準備をしておく必要があるでしょう。


高齢者が定年後にリタイアする一番大きな理由が、年収が大きく下がることに起因しているそうです。定年を過ぎると、本人に能力や意欲があっても給与水準が減額となる企業が多く、年金生活の生活水準と仕事を継続した場合の生活水準が変わらないのであれば、引退した方が良いと考える高齢者が多いことが現実のようです。


日本人の寿命が延びるだけならまだしも、2050年には人口が1億人程度に減少する、超高齢化社会を迎えます。人口構成を見ますと、完全に逆ピラミッド型になってしまいます。どれだけ情報技術が進展し、仕事の自動化が進んだとしても、高齢者も社会に参加し続けないと、日本の経済は人手不足で立ち行かなくなってしまうでしょう。


現在は、定年を過ぎると給与水準が大幅に減額となる様ですが、先行きは労働需給の逼迫により、企業も高齢者に対して穿った見方をせず、本人の能力と意欲に見合った報酬を支払うようになると思います。その時を見据えて、いまから能力と意欲が錆びないように磨いておく必要があるというものです。


きっと、高齢者が定年後に働かなく理由の一側面として、新卒一括採用で一つの会社に勤め続けて来た為に、雇用延長後の定年退職を迎えてから新たな職を求めても、待遇をはじめ仕事内容の落差に意気消沈していることも見逃してはならないと思います。そうならない為にも、長い人生のうちに一度や二度の転職経験をしておくべきかもしれません。


いまの日本企業、特に大手企業の人事政策は、待遇も役職も年功序列が根深く残っており、その文化に一度染まってしまいますと、なかなか積極的に職を変えるという機会が巡ってこないのかもしれません。しかし、これからの時代、情報技術革新がピラミッド型の階層組織をフラットな組織に変容して行かざるを得ません。


その様な組織では、年齢、中途社員であるか否かに拘わらず、本当の意味での能力主義を企業は採らざるを得なくなるでしょう。その時に向けて、真の意味での能力や意欲といったものを定期的に棚卸しする必要があるのではないでしょうか。自らの会社を通してそれを見るだけではなく、社会にとってどの様に生かされるかという視点も大切です。


大学を卒業してから80歳近くまで働くとしたら、職業生活は約60年間あることになります。今まででしたら約40年間を一つの会社で働いて引退ですが、約40年経ったところで職を変えようにも、なかなか急には変えられるものではありません。20年を一区切りとして自分の職業生活を見直してみてはいかがでしょうか。


社会に出て最初の20年間は学びの期間だと思います。そこで培った能力を思う存分花開かせるのが次の20年間だでしょう。ちょうど子供たちの学費でお金のかかる時期だと思います。だからこそ、一番能力が生かせるところで仕事をした方が良いと思います。同じ会社の方が遣り甲斐も待遇も一番良いのであれば、その様な選択をすれば良いでしょう。


この最初の20年目で自らが築いてきた礎を踏まえて、次の40年間の展望を見渡す作業をするか否かにより、その後の職業人生への意気込みや歩み方が大きく変わって来ると思います。最後の20年間を満足いく生活を送るために、中盤の20年間で何を為し得て、何を準備するかを充分に考えてみる必要があるでしょう。


最近では定年退職制度を撤廃する会社も増えています。その様な会社に40歳代のうちから転職することもあり得ると思います。また、その時に向けて何か新しい能力を身につけて転身を図ることも可能でしょう。必要なのは、自らの職業人生を建設的かつ計画的に考えることではないでしょうか。企業もその様な自律的な人財を求めることでしょう。


今日もありがとうございます!
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