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カスタムメード社会!

皆さん、おはようございます!
情報化社会は個人の欲求の個性化(=パーソナル化)をもたらしています。今までは大衆商品しか選択の余地がありませんでしたが、技術革新とそれに伴なう消費者の意識の変化が私ならではの逸品を現実のものとしています。



先端技術を生かして個人の嗜好や体質に合わせた専用商品を開発する動きが広がってきています。いままでの右肩上がりの社会の前提は、大量生産した商品を不特定多数のお客様に販売するマスマーケティングでした。本来、お客様は自分ならではのオンリーワン商品を望んでいるのに、工業生産では出来ないからと我慢を強いられて来ました。


それが人工知能など先端技術の発展によって、工業生産でもお手頃な価格でカスタマイズ商品を提供できる様になったら、一気に我慢から解き放たれ、多くの生活者がそれを手にする様になると思います。その様なことは理想で現実離れしていると思われて来ましたが、情報技術革新はそれを現実にする夢の様な転換を社会にもたらすようです。


花王は、あぶらとり紙に付着した皮脂中のRNA(=リボ核酸)から、目に見えない肌の状態を分析する技術(=RNA中の遺伝情報から、しわなどの老化や肌疾患のリスクを予測する技術)を開発し、2019年以降、お客様個々人の状況に合わせてカスタムメードで健康的な肌を保つための成分を配合する商品を展開するそうです。


販売価格が気になるところですが、インターネットによる直接販売を想定しているため、百貨店などの売り場に商品を並べる必要がなくなり、流通の仕組みも簡素化されるため、お手頃な価格で提供される様です。化粧品のカスタムメードから始め、将来的には日用品にも広げていく計画だそうです。


消費者の嗜好が多様化する傾向が顕著な化粧品会社から、いよいよビジネスモデルを転換する動きが出て来たことは、頷けるものがあります。化粧品各社は、商品のマーケットランキングで、マスブランド製品よりもお客様のターゲットを絞った新興ブランドの方が上位に入ることに注目し始めています。


特に若年層ほどマスブランド離れが進む傾向にあるようです。そこで化粧品各社は、性別や年齢を絞ったスモールマス商品の開発に注力し、テレビコマーシャルではなくSNSなどのWebを活用した木目細かいマーケティングに力を入れています。このスモールマスを極限まで突き詰めますとカスタムメード商品を提供するという考えになります。


特に女性の化粧品に対する意識は、国内のみならず世界的な欲求だと思います。また、美に対する意識以上に大切なのが「健康」ではないでしょうか。既に、ネスレ日本やスタートアップ企業のドリコスなどが健康サプリメントの分野でカスタムメードで配合するサービスを提供し始めています。


高島屋日本橋店ではジャストフィットするパンプスを提供するサービスを始めたところです。3D計測器や足圧計などのデジタル機器を活用して288種のサイズから最も適する靴を選びだしカスタムメードで製造するそうです。足つぼは身体の神経が集中していると言われますから、これもまた健康の領域になると思います。


その他にも、ZOZOが情報技術を駆使した自動採寸技術によるカスタムメードスーツを手掛けたり、米スティッチフィックスがAI(=人工知能)を活用した衣料品の宅配サービスを始めています。化粧品、健康、靴、衣料などの嗜好性が強い商品について、徐々にこのカスタムメードの考えが浸透しつつあります。


それを実現する為には、やはり情報技術革新によるAIや各種デジタル測定機の出現に依るところが大きいと思います。いまメーカーが持つ生産システム(=体制)でカスタムメードを実行しようとすると、マスマーケット商品よりも製造コストが割高となってしまうと思いますが、AIによる工場生産の自動化によりどこまで低減できるかが鍵です。


完全にカスタマイズする為には、例えば化粧品の場合、いくつかの基礎原料をお客様に販売する形をとり、それら基礎原料の配合するコンパクトな機器をお客様に所有して貰うことなども考えられると思います。メーカーは半製品を提供して、完成品に仕上げるのはお客様側という仕組みです。


この場合でも、メーカーは基礎原料という半製品を生産する為の購買と製造過程においてコストメリットを追求できますので、カスタムメードは大手企業の方が参入しやすいと言えるかもしれません。DIYではありませんが、モノづくりを企業に任せきりにするのではなく、消費者も参加するのがこれからの時代の一つの潮流かもしれません。


今日もありがとうございます!
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